赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『サイアク!』花田鳩子 PHP出版

2017-02-27 07:09:15 | その他
お友だちの花田さんが新刊をだされました。『サイアク!』小三の女の子が主人公のお話です。
クラス替えになり、仲良しとはなれてしまったなつみちゃん。はなれてもみきちゃんと友だちだって思ってたのに・・・・・・。
 
クラス替えと女子の気持ちをうまくつまんで書かれていて、読後感もとてもいい。花田さんはオタク?って思うほど、動物が好き。そんな花田さんらしさもちゃんとつまっていて、子どもにすすめたい作品になっています。学校の先生も太鼓判をおしそうな作品で、きっと推薦とかたくさんとるでしょう。わたしは、花田さんの人を見つめるまなざしに、「うん、これだ!」って思いました。

ところで、サイアクといえば、わたしは、鼻水、目のかゆみなど花粉で今はサイアクです。そんな花粉が飛び散る中、義父の施設さがしに昨日も車でまわりました。介護使節は確実に増えていますね。今、中央線沿線は、次々に建っています。なので選択肢は多いのですが、実際どこがいいかとなると、いろいろ考えてしまうのも事実。

まあ、でも、先週はひとつ、うれしいニュースがありました。これをはずみに、他のものもうまくいけばいいなーー!

クリスマスローズが咲く季節です。  

小学校で

2017-02-24 09:04:48 | その他
昨日は、国分寺の小学校で、委員会があり、地域の大人として、出席してきました。
授業も見せてもらいました。
体育でタグサッカーというのをやっていて、こういうのがあるのか!と、知らなかったことにまず、びっくり。腰につけたハチマキをとるのがタックルだそうで、子どもが楽しめるようによく考えられています。今の体育って、ほんと、能力別だったり、ていねいに教えてもらったりと、運動神経の優劣とはず、楽しめそうでうらやましいな!昔は体育の時間、いやだったなって、とべなかった跳び箱をちらっと思いだしたり。

また、英語の授業のネィティブの先生の発音にも、驚かされました。あまりに発音がよくて、聞き取れなかったほど。子どもたちのほうがずっとよくできます。(^_^;)

そして、給食。

大人気だという揚げぎょうざをごちそうになりました。人気のわけがわかります。ごはんはクッパだそうで、これも自然な牛肉の出汁で、すごくおいしかった。この学校では、鍋パーティーもするということで、さそってもらえたので、行ってみようと思います。それにしても私たちの時代の給食とちがいすぎて、とまどってしまいます。同年代の人たちとの話では、昔の給食のことでもりあがりました。あまりおいしくなかったことも、話題になると、笑えます。

大人たちのやさしい手をたくさんかけられた今の小学生。どんな世代になるのでしょう。


入り口には、子どもたちが生けたお花も。




奈良まほろば館で

2017-02-21 08:05:14 | その他
東京には地方のアンテナショップがたくさんあり、とても人気。わたしもいくつか行ったことがあります。
そんななかでも、奈良まほろば館はさまざまなイベントをされていて、とくにお得で遊べるアンテナショップだと話題に。

その奈良まほろば館で、イベントをすると、児文協会員のすずき大和さんが連絡をくれました。
絵本『天の原 ふりさけみれば』を出版されたすずきさん。絵本にこめた思いや、制作秘話、取材秘話を話してくれるそうです。
すてきな表紙です。

三月五日日曜日 13:30~
詳しくは奈良まほろば館ホームページ、講座の情報を見てください。

1.日  時:平成29年3月5日(日) 13:30~15:00
2.演  題:「阿倍仲麻呂の生涯を描く──絵本『天の原ふりさけみれば』ができるまで」
 『天の原ふりさけみれば 日本と中国を結んだ遣唐使・阿倍仲麻呂』の著者すずき大和先生が、絵本の創作秘話をやさしく語ります。資料や取材から想像した玄宗皇帝との絆や人物造形の秘密など、絵本の制作過程を知る貴重な機会です。
3.講  師:すずき 大和 氏(漫画家・絵本作家)
わたしはこの日は行けるかどうか、わからないのですが、一度、奈良まほろば館に行きたくなりました。とくに映画『キミの名は』で人気になっているという組紐の講座などは興味がわきました。

さて、昨日はあたたかくて春のきざし。

クリスマスローズのつぼみもふくらんでいます。


座・高円寺

2017-02-20 09:12:23 | その他
高円寺の演芸まつり。寄席・四派の会に行ってきました。これが楽しかった。高円寺とう土地柄が落語家さんたちが自由ではしゃいでいて、いつもの倍、楽しい噺が聞けました。(*^_^*)


これがおこなわれたのが座・高円寺
この地下で落語家さんのてぬぐい展がやっていました。

わたしが応援している白鳥のてぬぐいもありました。

てぬぐいの下に、小さな色紙がかざってあります。これがどなたも字がうまく味があります。落語家って器用な方が多いのですね。
これは、笑点の司会をやっている昇太の色紙。クラゲのようにっていいなーー。


落語家さんのまくらの中で、今前座が高齢化しているという話題がでました。昔は真打ちになると、一人前だということで、結婚というのが普通だったのですが、今は真打ちになる頃、還暦だって人もいるとか。
三五才、四〇才から落語をめざす人もいるそうです。

教えるほうも、教えにくいとか。18才とかの若造に小言をいうのと、自分よりも年上の人にいうのとは、やはりやりにくさが違いますよね。
ま、そのくらい落語家をめざす人が増えているんだとか。どうしてでしょうね。師弟制度が魅力なんでしょうか?

話題はかわって、縁あって、今度、また小学校でお話をします。
板橋区富士見台小学校の六年生のみなさん。
よろしくお願いします。
ひとつのご縁からひろがって、こうやって声をかけてもらうのは、なんとも不思議でうれしいです!


訃報、佐藤さとるさん ご冥福をお祈りします。

2017-02-18 07:30:07 | その他
昨日のニュース、驚きました。佐藤さとるさんが、なくなられていたのですね。
なにか、心の一部分がそぎおとされていくような、そんな気持ちです。

佐藤さんに最初にお会いしたのは、鬼ヶ島通信の忘年会でした。寡黙な方なのか、ほとんど話さない方で、となりにすわられた河原潤子さんは緊張して、壇上にあげられたお雛様のようにかたまってらっしゃいました。

ただ、鬼ヶ島通信の編集の方々は、佐藤さとるさんは、やさしい方だ、博学だと口をそろえておっしゃっていました。
昔は編集者は原稿をとりに行く仕事もあったそうで、佐藤さんの担当、「佐藤番」たちが佐藤さんの家で順番を待ったとか。そういう中から「鬼ヶ島通信」のメンバーも知り合ったそうです。
末吉先生も、折々、いろんなことを佐藤さとるさんに相談されていたとか。

いつも遠くからあこがれて見ていただけの佐藤さとるさんでしたが、それでも心のよりどころになっていました。児童文学、とくに戦後、日本のファンタジーを牽引されてきた、中心的な存在でした。

昨日は児童文学者協会にいましたが、松谷さん、今江さん、古田さん、など、児童文学界のスターともいえる巨星が次々にいなくなってしまい、さびしい話されている方がいました。
ご冥福をお祈りしています。