赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

こどものとも「くもにアイロン」おおぎやなぎちか

2019-03-29 08:45:24 | その他

子どもの幼稚園のころ、こどものとも がとても楽しみでした。

それはそのままあこがれに。

おおぎやなぎちかさんがそのこどものともの絵本をだされました。

絵はなんと世界的アニメーター 山村浩二さんです。

空にアイロンがとんで、いろんなものをぺったんこ

この発想が楽しい!! 気持ちいい、想像力が膨らむ絵本です。

絵もむずかしそうなのに、うまく書いていますよね。ぺったんこにされたものたちの表情がすごくいいんです。

絵本の楽しさがぎゅっとつまった一冊です。

 

さて、3月も終わり。1月からあっという間でした。

ラジオに出たり、一日講座の準備をしたり。バタバタして、忙しそうです。

そんな中、作品もちょびちょび書いていて、形になりそうなものもあります。

まずはひとつ、日本児童文学5-6月号に書かせてもらいました。

短編です。短いのですが、わたしなりに手応えがあるものが書けました。

5月になったら、どうか、見てみてください。

明日から、気晴らしに関西旅行。サクラを見てきます!


俳句をかじって

2019-03-27 08:45:36 | その他

おおぎやなぎちかさんに俳句をおしえてもらっています。

カワセミ句会。 

2月の会のとき、俳句界という雑誌の編集長さんが取材にきて、会のことをのせてくれました。

とてもいい、思い出にのこる会でした。おおぎやなぎさんの配慮のいきとどいた、会運営でとても楽しくやれています。

雑誌のページはこちら

あいからわず、写真がへたですみません。(^^;)

みなさんとてもいい顔をしていますよ。若手の参加者もいて、会をはなやかにしてくれています。

俳句はいつもわからなく、散文のくせもぬけません。

けど、票がはいってもはいらなくても、次はいつかなっと終わるといつも思います。

 

春になり、桜が咲き始めました。うちの近くは2分咲きくらいでしょうか。

さて、うちの庭の春の球根が目をだして、クラックス、水仙と咲いているのですが、そんな中、ひときわ目をひいているのが、このろくろ首葉ボタン。どこまでねじれていくのでしょうか?そろそろ限界かな?

根性あるなっと毎日ながめています。

 


第2回全国中学ビブリオバトル決勝大会

2019-03-25 11:38:27 | その他

よみうり大手町ホールという新しい、きれいなホールで行われた、中学校決勝大会を見てきました。

 

これがすごくよかった。無料でほんとーに楽しめました。

バトラーたちは中学生。制服すがたがういういしい。

地方からきた人もいました。どの方もうまい。もう、勝ち負けじゃないよ。ほんと!

決勝の前にゲストのトークセッションがおこなわれたのですが、森絵都さんは、三年前、高校生大会で決勝戦に残った紹介本を全部、買ったとか。その気持ちわかる。生の声の一生懸命なプレゼン、心をうごかします。

また、もうひとりのゲスト、深水黎一郎さんのトークもとてもよかったです。『さいごのトリック』が高校生大会チャンプ本になり、作家冥利につきるといっていました。

また、第一回芸人ビブリオバトルでチャンプ本を獲得した 小野島徹さんは、ビブリオバトルを披露。『六枚のとんかつ』という本を、レビューにめちゃくちゃひどいことを書かれていたから読んだといって、独特の紹介を。芸人さんらしくて、おもしろくて、決勝前の場をなごましてくれました。

最後、グランドチャンプ本になったのは、横田育夢くんが発表した『昆虫はすごい』

きめぜりふは「昆虫はきらいでも、昆虫の生態まではきらいにならないでください」というものでした。AKBかな? 聞いたことあるよね。

また、準チャンプ本は、佐藤桃花さんの発表した『神様の裏の顔』 芸人さんが書いたといいますが、一読目では最後がよくわからなかった。二度読んで、わかったと話されました。伏線、伏線、伏線、と伏線がはってあると、二度目に読むとわかるとか。

わたしが読みたくなった本は加納彩瑛さんの発表した『生きるぼくら』です。

帰り道、用事があって、さっさと帰ってきてしまいました。ゆっくり話たかったのだけど、あいさつもせず、失礼してしまった人も。ほんと、あわただしくてすみません。

でも、来年も都合がついたら、ぜひ、見に行こうと思いました。

 

 


子どもの本の日フェスティバル

2019-03-23 09:49:56 | その他

今日と明日、JBBYのイベントがあります。角野栄子さんをはじめ、たくさんの有名作家さんが集います。

無料のイベントも多数。

このチラシは、水曜日のBe読書会で濱野京子さんにもらいました。この読書会、『グレックのダメ日記』や『ワンダー』の訳をされた中井はるのさんも見学にいらっしゃいました。若い方も増えそうで、ますます活気ある会に。

水曜日の課題図書は、話題作『むこう岸』安田夏菜 です。

今回もいろんな意見がでました。いろんな感想をいいたくなる本ほど、よみごたえのあるいい本です。

読書会、おもしろかった~~。次はひこ・田中さんの作品だそうです。

明日はビブリオバトル、中学生決勝大会を見に行きます。

 

 


新刊『ポーン・ロボット』森川成美・著

2019-03-21 16:28:07 | その他

森川さんが新刊をだしました。『ポーン・ロボット』SF児童小説です。

森川さんは「なみきビブリオバトルシリーズ」をいっしょに書いたときから、理系が好きだといって、感情論でなく、理屈で物事を考えることが多いなっと思ってました。とても、しっかりされています。

その理系の部分をフル活用して、よみごたえのあるSF作品を書き上げられました。

主人公のクラスメイトが、ある日とつぜん、いなくなってしまう。

そして、次には自分の家も消えてしまうのです。あとかたもなく。妹は助かったけど、両親とは連絡がとれません。

前触れもなく、いきなりそうなってしまったというところが、余計にこわい。

それからはもう、ハラハラ、ドキドキ、どうなるんだろうとストーリー展開の巧みさにぐいぐいとひっぱられていきます。

こうなるのかなっと予想しても、うれしいくらい、うまくはずして、ふーん、こうだったのかと考えさせるラストまでもっていってくれます。

ポーンというのは、チェスでいう一番、したっぱの駒。前にひとつだけしかすすめない、将棋でいえば「ふ」の役割です。

もっともっと説明したのですが、せっかく謎を多くして、ひきこむようにして作品をつくっているのでネタバレはしないことに。

でもひとつだけ。

これは遠い未来ではなさそう。すぐそこに待っている危険のようで、そういう意味でもぞくっとしてしまう。SFでも、荒唐無稽でなく、ある種の真実を秘めた作品になっています。そこがすごい。

ロボット技術はどんどんすすんでいきます。

AIの進歩はぼんやりしている私には、こわいくらい早いです。

このあと、どんな世界になるのか・・・。とめられない進歩、発展の先にどんな未来があるのでしょうか。

ぜひぜひ、手にとって読んでみてください。