赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

第47期 児童文学学校 終わりました

2019-09-30 09:16:21 | その他

昨日は児童文学学校、いとうみくさんと小峰書店 編集者の山岸さんをむかえました。

最終日にふさわしい、ぴりっとした講義で、とても盛り上がりました。

いとうさんの「明日全部消すことになってもいいから、今日も書け」というのがとても心に響きました。今日、書いたところがたとえよくなくて、明日消すことになっても、今日の分は書きなさいということ。その消さなければならない文をかいたことも、次にすすむ力なんだよといわれていました。

あと、わかりやすかったのは、イケメンの書き方。

編集者の山岸さんの説明も、よかったです。聞いている人の目もぱっちり、真剣。ねむそうな人なんていませんでした。

詳しい内容は、もったいないので、ここには書きません。やっぱ、聞きにきた人たちだけが得る知識もないとね。

また、だれかにたよってうまくなろうとしないで、ちゃんと自分の足で立って書きなさいともいわれました。

これは同感です!

創作は教わってうまくなるものではありません。講義でえることもヒントだけ。

そこからなにをつかんで、どう生かしていくかはその人しだい。

そういうと厳しいですけどね。

じゃ、文学学校なんていらないじゃないかって思うかもしれませんが、それはまた、ちがいます。

同じ目的の仲間とここでしかできない本への情熱を話せるのは至福の時間です。

それを書くためのエネルギーにして、孤独な書くことのアクセントにしていけます。

 

最後は47期の終了式。

最優秀賞、優秀賞を発表。そのご、スタッフごとに感想をいって、飲み会へ。

みんなとてもいい顔で飲んでいました。

もう、これで最後だと思うとさびしいという声があちこちから聞こえてきました。来年も来たいという声も多く、うれしいかぎりです。

今年が初めての部長の大役でしたが、スタッフがほんとうによく動いてくれて、受講生にもめぐまれて、幸運だったと思っています。それに講師のラインナップも多彩で、聞き応えがありました。

これからは、来年の児童文学学校にむけての準備がはじまります。

その前に秋の一日講座もあります。こちらもぜっさん申し込み受付中。

jibunkyo.main.jp/index.php/course/archives/43

問い合わせて申し込んでください。


蓼内明子さん新刊『きつねの時間』

2019-09-25 07:59:18 | その他

蓼内明子さんが新刊をだされました。

あざやかで、かわいい表紙。とても目につきます。

その表紙にふさわしい、女の子のいろんな気持ちがぎゅっとつまって、重層的にふくらみのある佳品でした。

おもしろく、また、じーんとしました。

出だし、小六のふみちゃんは、孝太郎くんに好きだといわれます。でも、あんまりいきなりな出来事に、いい友だちだった孝太郎くんをきらいだって思ってしまいます。

このあたり、女子のうれしいけど、とまどって、めいわくなような気までなってしまう微妙な気持ち、よく伝わってきます。

幼稚園の延長保育で、おかあさんを待つ気持ちも思いだして、ていねいに美しく描いています。

また、いいなって思うのは、絵描きのおかあさんのキャラクター。ちょっと雑で料理もへたで、でも愛すべきキャラクターです。

インドカレーをつくる場面もでてくるのですが、このとおりにつくりたくなりました。でも、スパイスがたくさんいるので、あきらめました。うーん。でも、おいしいてづくりカレーが食べたくなる、そんな作品です。

ぜひ、秋の読書の一冊に手にとってくだい。

 


第69期 創作教室が終わりました

2019-09-23 07:52:24 | その他

21日土曜日、創作教室に講師としていってきました。

神楽坂、赤城神社はお祭りで、大勢の人が訪れていました。

最後の創作教室とあって、意欲作が集まりました。かなりの量です。わたしもエネルギーをつかいました。でも、家に帰ると、あれでよかったのかと、自分に問い返しました。講師をしたあとはいつも少しだけ不安になります。というのも、創作は人それぞれ。明確な答えはありません。

おしえることなんて、ほんのわずかなのに、ずいぶんしゃべってきたなっと思ってしまうからかもしれません。

あれはわたしの個人的な感想で、正解ではないというのを心にとめてください。

受講生の書きたいという気持ちをたくさんあびて、刺激も沢山受けました。みなさん、きらきらして、わたしからみてまぶしいです。やさしい受講生がいて、相手を思いやる、合評をされていたことが心に残りました。とても気持ちのいい69期だったと思います

きっと、この中から、明日の児童文学界をささえる作家がでてくれると信じています。

花束、ありがとうございました!

昨日、お墓参りも終わったので、今日はちょっと休憩。

『記憶にございません』を見に行こうかな。

 

 


教科書に紹介されて

2019-09-18 09:32:13 | その他

先日、娘の友だちで教師をしている人が、「赤羽さんの書いた本、次の教科書で紹介されてましたね」といわれました。

わぁ、と思いました。そうなんです。小さく紹介してもらえました。

本文が掲載されたわけではありません。本の紹介です。

来年からの五年生の教科書

小さく紹介されています。↑画像はビブリオバトルでお世話になっている粕谷さんからお借りしました。

む、む、となりは、岡田淳さんのロングセラー、『二分間の冒険』ではないですか!

大好きな本です。うれしい偶然です。

その効果で重版出来してもらえました。教科書って影響力があるんですね。

ありがたいことです。

また、この関連でビブリオバトルの楽しい企画を粕谷さんが考えてくれています。国分寺でやる予定。

ひさびさ、並木ビブリオの四人がそろいます。

並木ビブリオメンバーは、その後、それぞれが、すごい活躍されていますよ。

告知できるようになりましたら、したいと思っています。


産経新聞書評『アネモネの姉妹 リコリスの兄弟』

2019-09-16 09:48:22 | その他

産経新聞に書評をかきました。

今、人気急上昇中の古内一絵さんの新刊です。

 

書評は以下の産経のサイトで読めます。なぜかリンクをうまくはれないので、下記をさがしてください。

https://www.sankei.com/life/news/190915/lif1909150018-n1.html

兄弟への思い、いろいろあります。年をとってもひきずります。

うちの場合、母が兄が心底好きで! でも、そういうの、多いみたいですね。

そんなこんな、私だけではないって思えて、心が整理できる作品です。

 

今回、とても驚いたのは、産経の書評欄、産経書房というページなのですが、マツコ・デラックスさんが書評を書いてました。

マツコさんが書いたのは、『新宿二丁目』という本です。そして、書評、うまいです。

さすが元編集者。含蓄ある言葉がならびます。しゃべりだけじゃなく、こういう方も才能あるのね。

 

話は変わって、

昨日の注目はマラソンレース。100メートルも走れないけど、見るのは好きなわたしはテレビにかじりつきました。

応援したのは、設楽選手。けど、失速。ガックシ。

しかし、そのあと、白熱したレースが。はらはら、どきどき。すごいかけひき。だれもが勝ちたいレース。

すごい迫力でした。

夫は、休日出勤をしたのですが、マラソン見たさに神田駅のそばにいったそうです。

そして↓

最初、だれだかわからなかったけど、うでの時計やら靴やらで、どうやら、一位になった前田選手のようです。

わたしはテレビ観戦でしたが、デットヒートに胸があつくなりました。

沿道、観客は多かったようですが、オリンピック、チケットが当たらなかったので、マラソンは見に行くつもりでいます。