赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

麻生かづこさん『泳ぐ!』

2020-11-29 16:46:14 | その他

今年もあとわずか。ここにきて、新刊がたくさん出版されています。

児文協の麻生かづこさんも、新刊をだされました。

泳げないでかなづちっていわれるぼく。他の運動はできるのに、なんで泳ぎだけだめなんだろう。

そのぼくが、スイミングスクールにいったり、友だちに教えてもらったりしながら、25メートル泳いで、大会に出るまでの話。

ストーリーはとてもストレートなのですが、明るいキャラクターと友だちとのからみが心地よく、うまくまとまっています。

水泳のシーンが丁寧に書いてあるのも印象的でした。

明るい表紙もいいですね。

 

さて、コロナですが、今日はこわごわデパートへ。お歳暮を贈りに。

ついでに、本屋に寄ってきました。くまざわ書店。大きな規模なのですが、絵本の売り場がひろがり、文庫本の売り場もひろがり、図鑑の売り場も広がり、その分、単行本の売り場はせまくなっていました。

でも、しかたないですよね。本、高いもの。1800円とかしたら、なかなか買わないから。

この頃、他の本屋さんでもこんな風に単行本の売り場が減っていってますよね。

文庫は増えてます。ツバサ、ミライ文庫の他にも、新しい文庫が参入してきてるみたい。

ま、たくさんの本から選べるから、子どもにとってはいいよね。

ただ、もう少し、本屋さんに単行本も置いてほしいな。

これから、クリスマスシーズンだし。

おとうさん、おかあさん方、クリスマスに、おもちゃとともに、一冊、本もプレゼントしてあげてください。

子どもの頃、読んでおもしろかった本は、ずっとずっと覚えているから。


ビブリオバトル、行ってきました!

2020-11-25 09:08:46 | その他

国分寺ブックタウンプロジェクト主催のビブリオバトルに行って来ました。

23日、本多公民館ホール。粕谷さんが司会です。

11時からは、小学生、中学生の部。なんと、すてきな三人の小学生が参加!

会場にいったら、森川成美さんも来てくれて、なんか、再開に感激!

小学生、ビブリオトークがよかったんですよ。質問も的確ではきはきしていて、すごい。

発表が終わると、すぐに、手をあげて、ビブリオバトルをもりあげていました。

紹介された本は、『サムくんとかいぶつ』『銭天堂10巻』『ウォーリアーズⅠ』

『サムくんとかいぶつ』はおかあさんの本棚にあった本だそうです。ちょっと前の本ですよね。ネットでしらべたら、とっくに絶版。こういう本が紹介されるって、いいですよね~~。わたしはこの本に一票

ちなみに、チャンプ本は猫の冒険ファンタジー小説、『ウォーリアーズ』。猫の名前など詳しく話してくれて、魅力的なトークでした。

そして、何より、三人がとても仲よしなのが、よかったです。

また、挑戦してください。(写真は許可をとってのせています)

午後は用があって、西武線に乗りました。そしたら、なんと、ドラえもんのパッケージ

 ドアがしまるとドラえもんの顔に。

中もあちこち、ドラえもん

 

例の映画の宣伝なのでしょうね。今だけなのか、ずっと走るのか・・・・。

こんなに宣伝されたら、ヒットするよね。広告費、かけています。

小さな出版社の本とかたちうちできないですよ。そういうところに、ぴりっといい本があるんだけどね。


『妖怪の子預かります』

2020-11-23 10:06:43 | その他

廣嶋玲子の大躍進がとまりません。すごいです。

銭天堂シリーズはもはや、ベストセラー。そのほかのシリーズものきなみヒット。

それがおもしろい。子どもに人気なのがよくわかります。

新しいシリーズがならんでいたから、読んで見ました。

これは、大人の文庫で人気シリーズなのを児童書用にことばをけずったそうです。あとがきには、執筆の呼吸 壱の型 百枚削りとありました。たくさんの人気シリーズ、これだけよくこなせます。ほんと、作家になるために生まれてきた人、なんでしょうね。

この『妖怪の子、預かります』もとてもおもしろかったです。まず、人間が妖怪の子をあずかるという設定だけでも楽しめます。

ストーリーも個性豊かな妖怪がでてくるし、しんみりする場面もあるし。

きっと児童書でも人気になると思います。

紅葉の季節。井の頭公園に行ってきました。

これがきれい。

入り口

池にうつる紅葉

池にうつる紅葉 その ②

吉祥寺から、井の頭公園をとおり、風の散歩道を歩いて、三鷹に行くコースがわたしのお気に入りです。


国分寺で講演会

2020-11-20 13:36:44 | その他

やけに暖かく、空気がなまぬるい今日です。

また、コロナが増えてきて、不安・・・。どうなるのでしょう。これから。

さて、そんな中ですが、国分寺では、いろいと児童文学関係のイベントがあります。

まず、22日の日曜日

いとうひろしさんが並木公民館にきます。

https://library.kokubunji.ed.jp/opw/OPW/OPWNEWS.CSP?PID=OPWAPINEWS&DB=LIB&MODE=1&CLASS=10000&IDNO=100509

いとうさんの作品、好きなものがたくさんあります。

 とか  とか、おさるのシリーズとか、プンナちゃんとか

ただ、日曜日、行けるかな。

なんだかんだ、バタバタしています。

23日 月曜日は、粕谷さんのビブリオバトル。11時から、13時から、15時から。

わたしは11時に見に行くつもり。ひさびさ生ビブリオバトルが聞けます。

ブックタウンプロジェクトが主催だそうです。

そのあと、国分寺では、12月13日には紙芝居の講演会もあります。やべみつのりさん。な、なんとカラテカの矢部さんのおとうさんとか。

紙芝居の絵コンテも描くんだって。これもおもしろそう。これも並木公民館。

並木公民館が遠いから行きにくいんですよね。ちょっと。行きたい人はバスの時間をチェックしてくださいね。

都立図書館がイベントしてくれたら、近くで行きやすいんだけどな。

 


おおぎやなぎちか新刊『ジャンプして、雪をつかめ』

2020-11-19 09:54:21 | その他

秋なのにあたたかいです。こうなると、何をきていいか、困ります。

また、庭の雑草も元気。ぬいてもぬいても、あとから、あとから。そして、腰がいたい・・・。

さて、おおぎやなぎさんが、また、新刊をだされました。

北国の物語。おおぎやなぎさんは、今、東京在住ですが、東北人の気質をもった方です。

地方から出てこられて、東京にするりとなじむ方もいますが、おおぎやなぎさんは、なじみながらも、北国の雰囲気を身にまとっています。その方が、北国を書かれました。とてもリアルでおもしろかったです。

離婚して、ママのふるさとの青森にきた唯志。東京と環境の異なる雪国の生活にとまどいながら、なじんでいくさまが描かれています。

とにかくリアル。雪だるまのつくりかたひとつにしても、これは雪のふる地方にすんでいないと書けないなっと思ってしまいます。

東京だと、そんな大きな雪だるま、できないものね。

ポットン トイレのことなども、書かれていて、いや、なつかしい・・・(笑い)昭和生まれ、そういう時もありました。

でも、つらさでも、うれしさでも、書きすぎない、しぜんたいのところがいいですね。そういう押さえたところも、東北人なのかなーー。

長く東京の郊外みたいなところにいると、ふるさとがある人がうらやましくなります。

その人の芯になっているから。

雪がつまっている景色が見えてくるような作品、みなさん、手にとってください。