赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

王子散歩

2011-03-31 09:29:46 | 日記
昨日は、晴天の中、会報部のみんなで王子に集まりました。飛鳥山公園でお花見の予定。
わたしは、王子は初めてで、とても楽しみに行きました。
けど、まだ、つぼみ見という感じになってしまいました。ただ、まぶしくあったかな春のひざしに、歩いているうちにすこしずつつぼみがふくらんで、なんと咲いていったではないですか!
写真は、満開のヒガンザクラです。

飛鳥山公園には、博物館もありました。その中のひとつ、渋沢栄一記念館に入りました。日本の銀行制度の基礎を築いた人で、ものすごい業績をあげられている方でした。
晩年は飛鳥山に住んでいたらしく、そのお住まいの晩香蘆(ばんこくろ)青淵文庫(せいえんぶんこ)も見てきました。残念ながら、中には入れません。
写真は、青淵文庫です。ステンドグラスの窓が素敵な建物です。



お昼を食べた後は、落語、『王子の狐』の舞台、王子稲荷神社に行きました。
ここがよかった☆
奥のほうに、持ち上げると願いがかなるという重たい石が祭られているところがありました。わたしがしようとすると、「腰を気をつけて」とみんなが心配してくれます。
そのせいでしょうか? 一センチくらいしか持ち上げられませんでした。
軽いと感じると、願いがかない、重たい時は、努力が足りないそうです。
どうも、まだまだ努力不足みたい。



震災後、初めて、都区内に行ったことになります。
花粉も舞っていたので、行くまでは、ためらいがありました。
こういう時ほど普通にしていようよというTさんの呼びかけで集まったのですが、春を感じることもできたし、いい仲間とたくさん話もできて、気持ちが明るくなれました。

司書教諭さん

2011-03-30 08:10:29 | 日記
昨日は、国分寺☆小の司書さんとお話しをしました。
とても熱心で本が大好きな司書さんでした。
子どもたちがどんな様子で本を読んでいるのか、どんな本が好まれているか、今の学校の様子などを聞いてきました。

☆小は小規模校なので、そんなにたくさんの図書予算がでない。そうなると、教科書に関連したような本をそろえることになる。けど、子どもたちや先生方のリクエストも優先したい・・・・・並べられている本をみながら、そんな話を聞きました。

今は、本はたくさん出回っています。ただ、その中でどれを選べばいいのか、子どもたちはあまりわかっていない様子だともおっしゃられてました。だから、子どもにあった本をすすめる大人が必要だと。

たとえば、メディアでとりあげれると、その関連の本は、すごく借りたがるそうです。
借り暮らしのアリエッティの時は、『床下の小人たち』がでたし、ダイブ、カラフル、獣の奏者、どれも映画になると、わっと出る。読書力がなくて、読みきれなくても、いちおう、借りていくんだそうです。

その反対に、司書さんがどんなにおもしろいと思った本でも、棚においておくだけでは、だれも借りていかない。それがもったいないとのこと。
本のおもしろさを橋渡しする大人の存在の必要性が伝わってきました。

『おもしろい本を読んでくれた先生は、忘れないものなのよ』
先生が授業の中で読み聞かせしてくれると、教室中でお話しを共有できるともいってました。そのクラスは、本ずきになるとも。

あと、以前にもまして本の装丁が大事ともいってました。
かわいくないと、手にとらないそうです。装丁が好みだと、内容にかかわらず、借りていくらしいです。

予算の中でかぎられた本しか買えなくてという棚をみせてもらいました。とてもよく整理されていて、本への愛着が感じられました。
ぞくぞく村、モンスターホテルなど、鬼の先生方の本はどれもぼろぼろ。子どもたちに愛されたいるのがよく伝わってきました。
けど、ももたろう印の本は、ちょっと見当たらなく、それが残念
もっと、がんばらなくっちゃね☆

小学校の玄関、あんずの木の満開の花が、春のひざしをあびていました。


西沢杏子さん、詩集

2011-03-26 07:50:55 | 日記
同じ国分寺の詩人で児童文学作家の西沢杏子さんが、新しい詩集をだしました。
『虫や草やあなたやわたしやむしゃくしゃや』てらいんく
なんて、楽しいタイトルでしょう。
表紙の絵もステキです。



西沢さんの詩は、自由でおしつけがなくて、それでいて、あったかい。
少女のおもかげと、哲学者の英知をもっている不思議な方です。
それでなにより、虫を愛しています。ホームページも楽しいですよ。

なにをかくそう拙著『おまじないのてがみ』に出てくる、ステキなおばあちゃんは、西沢さんがモデル。おばあちゃん・・・なんて似合わない若々しさですが、西沢さんが、お孫さんのお話しをする時に、思いつきました。虫が好きな西沢さん、お話しの中では、植物をあいするおばあちゃんにしたけれど。

東京は、計画停電に左右されていますが、そろそろ、停電にもなれてきました。
節電した薄暗いコンビニもなかなかいいなって思います。
ただ、信号がついていないのは、こわい。
いつ、渡ろうか……、うろうろしてしまいます。
こんなに電気にたよっていたんですね。なくなって、わかることっていろいろあります。

ももたろう34号

2011-03-25 07:23:59 | 日記
ももたろう34号ができあがり、サンタポストさんが届けてくれました。
きれいなももの花のような色の表紙で、ちょっと薄め。
わたしはあいかわらず休会中ですが、みなさんがんばって書いています。

毎回春、秋に定期的にきちんと出るので、ももたろうは、わたしにとって、季節の節目。ももたろうができたら、春だっと思ってきました。今年も、そういう風におもってうれしく手にとりました。



とにかく今、ももたろうはのりにのっています。
まず、三木聖子さんがジュニア冒険小説大賞を授賞し、今月末、初出版。
月野あかりさんは、シナリオのほうで活躍しています。
山本悦子さんはかわらず絶好調。
他の方も 意欲的に書いています。ぜひ、手にとってください。

でも、まあ、さびしいこともあります。
きびだんごコーナーを読むと、山田理加子さんが今回で卒業。
山田さんは著作もたくさんあり、明るくて、躍動的な山田さんらしいファンタジーは、ももたろうをいつも盛りたててきてくれました。

子どもも同じくらいの年なので、いろんなことで、話しを聞いてもらってきました。
けど、休会中のわたしは、山田さんの気持ちもよくわかります。
同じくらいの年齢だから、体調、気力など、前と同じというわけにはいかないのもわかります。
山田さんが、これからも、自分らしく作品を書き続けてくれるとうれしいなっと思いました。

4月号

2011-03-22 10:06:45 | 日記
震災で気持ちはそれどころではない感じだけれども、3月は卒業、入学、入園の時期です。こどもにとっては、一生に一度の大切な節目。
入園、入学、また、進級に思いをよせている子もたくさんいると思います。

わたしも今年は、月間絵本で4月号を書きました。
『しゅっぱつ! たっくんでんしゃ』
10月にできあがってはいましたが、実際に園でくばられるのは、4月に進級した年長さんたちにです。
鈴木出版がホームページですてきな紹介文をかいてくれました。



たくさんの子が、希望をもって幼稚園に入学し、また、進級すると思います。
そんな子たちが喜んでくれたらうれしいです。
また、すずき出版の絵本は本屋さんにはおいてありませんが、個人で年間購読することもできます。よかったら、申し込んでみてください。