赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『5分で本を語れ』ネットギャリー

2023-08-29 09:03:44 | その他

9月の末に発売予定のビブリオバトルを題材にした作品、『5分で本を語れ チームでビブリオバトル』が、ネットギャリーにでています。

レビューも書いてもらえました。たいへんありがたく勇気づけられました。

https://www.netgalley.jp/catalog/book/300158 ←ぜひ、見てね

また、この本、表紙の絵も気にいっています。浮雲宇一さんは、どんな絵を描いてもうまいですよね。今回もキャラのイメージもばっちり。

また、帯もカッコいい。

本の未来をかけた戦いって……オーバーだけど、たしかに登場人物のひとりにいわせています。

それを、帯につかってもらえるとは思いませんでした。

読書を盛り上げたい、という意味で書いたわけです。本屋が減っていくのは、とてもさびしいから。

今回、ビブリオバトルのメルマガで、本の紹介も書かせていただけることになりました。うれしい!

長くかかった作品だけど、あきらめないでよかったです。

家が近所だった粕谷亮美さんから紹介されたビブリオバトル、いろんな巡り合わせで、こんな風に本を書かせていただかせて、なんか、人生っておもしろいって感じているこの頃です。

発売は9月末ですが、偕成社のホームページにも載っています。

5分で本を語れ | 偕成社 | 児童書出版社 (kaiseisha.co.jp)

 

 

 


『タイムマシンに乗れないぼくら』

2023-08-27 12:11:10 | その他

おもしろい本を読みました。この夏、一番の収穫かも。

短編集です。静によりそって元気つけるような作品ばかり。

寺地はるなは、児童文学と読みごごちが似ている気がします。だから、気になって読んでしまいます。

この本は、たくさんの中学で入試にでたということで話題になっているみたい。

三年くらい前からでしょうか。

入試に使われたというのが、作品の価値のひとつになって、宣伝するようになっていますね。本の価値を示すのも、いろいろ変遷していくんですね。

受験をする子が、本を読むからというのも、あるのかな?

 

さて、今日は、朝から施設の母のところにいきました。94才の母は、元気ですが、なんかかたよったボケかたをしています。

とにかく、「盗られた、盗られた」と、大騒ぎ。

いっしょに探すとあるのだけど、視界にはいらないと、即、盗られたとわたしにメールがきます。助けてと。

そうなると、わたしが行くまでメールが続きます。

メールができるって、まだ、ボケてないっていわれるけど、ちがいます。

四六時中、わたしのスマホには、母からのメールが。

助けてメールが、どこにいっても、ついてきます。

施設では、ところかまわず親戚に電話して、施設の悪口をいってしまう人もいるといっていました。

高齢化とケータイ、そのうち、ひとつの社会問題になるかも……。


夏のお出かけ

2023-08-25 09:33:18 | その他

もう、2023年の夏も終わりです。なんか、そうなるとどこか行きたくなり、娘と相談して目黒雅叙園の百段階段、企画展 和のあかり×百鬼夜行展にいってきました。

螺鈿のど派手なエレベーターをのっていくと、入り口にはたくさんの風鈴。

そこをぬけていくと、お目当ての百段階段です。

百段といいつつ、正確には99段です。

各部屋にあかりの趣向がこらしてあって、それはそれは、きれい。

ちょっとぞくっとする演出もありました。

青いあかりがなんとも妖しげ。異世界を思わせてちょっと不気味な空間に。

会場は、外国の方が多かったです。アジア系の方が。

ちゃんと浴衣をきて、歩かれている人も。なんだか、日本人より、日本ぽい人もいたりして…。

東京の雰囲気もどんどん変わっていっている気がします。


森絵都 新刊 『獣の夜』

2023-08-22 15:50:18 | その他

今日はひざしがないぶん、楽と思いきや、湿気が重たい……。

さて、

発売してすぐに重版がかかったとうわさの『獣の夜』を読みました。

森絵都さんの発想の飛ばし方がすごい。わたしも物語を書いているので、たいてい、こんな感じになっていくだろうって予想をするのですが、その予想をうわまわるラストがありました。おかしなことが起こるのですが、起こるわけないのですが、森絵都の筆にかかると、楽しく、うまくまるめこまれて、読み終わって爽快な気分になれるのです。

それと、なんか自由だなって思いました。

子どもの本って、もしかしたら、見えないバリアみたいのに包まれているのかも。ハッピーエンドにしよう、子どもを元気づけようっと。

そういうのもいきすぎると、首をしめるのかもしれません。

 

そして、少しさかのぼって、日曜日、神戸遥真さんの文学学校の講義は聞き応えありました。

プロ意識の高さに脱帽です。

作家の五年生存率は、5%だとか。

厳しい現実をしっかり伝えてくれました。少しおじけずいちゃった人もいたみたいだけど。

そのあたり、むずかしいですよね。わたしも講演で、事実をいうか、オブラートに包んで言うか、希望をいうか、迷います。

でも、筆で生きていくと決めてがんばっている神戸遥真さんは、かっこよかったです。

そして、第51期日本児童文学学校もあと一回。早いものですね。

ついこの間、始まったと思ったのに。9月にはいったらすぐに、最優秀作品、優秀作品の選考にはいります。

選考はいつだって、緊張するなー。


明日は日本児童文学学校

2023-08-19 06:56:34 | その他

お盆あけ、のんびりしていましたが、時間はたっていきます。

夏もあと少し。

明日は、第51期日本児童文学学校の第5回目です。あと二回で51期も終わりと思うと、早いですね。

明日の講師は神戸遥真さん

わたしからすると、若い作家さん、新進気鋭といいましょうか。文章はうまい方ですよね。児童文学にぴったりの文章をかかれます。

会ったことがないので、どんな話をされるのか楽しみです。

そのあと、9月1日〆切りで、51期の方の提出作品の選考にかかります。こん期はうまい方が多いので、選考もむずかしそう。

10枚って枚数がむずかしいですよね。ふつうに書くと、短編のつもりでも20枚くらいになってしまいますから。

 

7月に風邪でねていたので、体力がおちました。夕方、散歩にいくようにしています。

武蔵国分寺公園 ノウゼンカズラがとてもきれい。

今年は暑いせいか、一段と花が多いです。

このノウゼンカズラの棚は、夕暮れになるとライトアップされるんですよ。

南国っぽい花だから、暑い夏、元気なのかもしれません。