赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

漫画『重版出来』

2014-01-29 08:30:56 | 日記
この頃、漫画ばかり読んでいます。『進撃の巨人』もかじる程度ですが読んだし、そのほか、ちらほら。
話題の漫画に共通するところは、勢いと迫力だと思いました。
そして、これも話題の漫画『重版出来』を読みました。これは、「じゅうはんしゅったい」と読みます。

わたしは本を書いているのに、出来をよめなくて、「重版でき」はありますか?と聞いて、まちがいをなおされました。時間の埋め合わせにちょっと読んでみようと思ったのですが、三軒くらい本屋で売り切れといわれると、どんなにおもしろいかと思って期待値があたって、アマゾンの中古で買いました。

でも、読む前の期待値が、あまり高いとダメですね。わたしは『働きマン』のほうが業界ものとして良くできたいたと思います。
出版界の内側を知るにはいい漫画。
バブルは遠のいたんだと、今の出版の大変さを読み取りました。営業と編集で駆け引きがあるとは聞いていましたが、あれほどとは。部数を決める会議、あれ、いやですよね。気が弱い作家がその会議の内容を聞いたら、そく、書けなくなりそう。ちなみに、わたしなんて、気が弱い作家の代表です。(ええ、その性格で??と思った方が数名いそうですが、なまいきで頑固すが、気は弱いです)

また、「描く側の苦しみは、読者の喜びと正比例するんだ」なんていう編集長の力強いセリフ。活字になってこんなに、いいタイミングで書かれてしまうと、「これ、真理?」と思ってしまいます。
でも、わたしも「うまくいった」って自分で思っても、コケてることはよくあるし、もう読みたくないほど直した作品が「おもしろい」っていわれることもあるし……。

いい人しかでてこないところや、主人公があまりにもまっすぐな、がんばりキャラなところが気になります。それに感情移入できるかといえば、わたしは疑問符かな。
働きマンは、恋と仕事の間でゆれる所がよかったし、いやなやつもでてきて、リアリティありました。
ただ、まだ、二巻までなので、これから小熊ちゃんも成長するところが読みどころなのでしょう。

さて、個人的なことですが、明日、人間ドッグをします。予定をいれてから、なにもこんなに寒い時を選ばなくてもと後悔しましたが、今日の午後から、おかゆしか食べれなくて、明日の朝も何にも食べられない。
こんな時にかぎって、なぜか、トップスのものすごくおいしいチョコレートケーキをもらってくる家族がいて……。
ああ、食べれないって、残酷(>_<)。

たこあげ大会

2014-01-28 08:00:35 | 日記
日曜日、武蔵国分寺公園で凧揚げ大会があると、友人がさそってくれるのでいってきました。この友人は、わたしが次の「おはなしの種」をさがしているというと、地域の子どもイベント情報をいろいろ教えてくれます。

でも、ビニールでつくる凧はあまり高くあがらず、走り回ってやっとあがるくらいでした。


熱心なのが、母親よりも父親が多いのが、発見でした。
凧揚げだけでなく、公園には多くの親子がいて、サッカーや野球を熱心に指導している父親を何人も見ました。これが本格的。ここから第二のイチローやホンダが生まれるのでしょうか?

公園の日当たりのいいところで、梅が咲いていました。
でも、花粉もたくさん飛んでいました。


Sunny 松本大洋

2014-01-25 19:21:41 | 日記
ドラマ「明日ママがいない」が話題になっています。児童養護施設の描き方が過激だとか、主人公のポストという名前がどうだとか。

そんな話題を家でしていたら、娘が松本大洋の漫画『Sunny』がいいと教えてくれました。
これも児童養護施設を舞台にしたもので、漫画です。作者の松本大洋自身、子どもの頃、そういう施設にいたことがあるとか。渾身の作だと、アマゾンでは話題になっていました。
作者が経験者のせいか、全体的にウソのないような、描き方です。子どもたちが秘めた淋しさも、それをあえて強調するのでなく、さりげなく盛り込んでいます。
「かあちゃんに会うの、こわいねん。会ったら、別れなきゃなんねえだろ」
「会いたいのに、会いたくないねん」
そんな会話……。


そして、松本大洋の絵がまた、アートっぽくて、雰囲気をだしています。第一巻目のこの子は、ホワイトと呼ばれていますが、なにも見ていないような、遠くを見ているような、不思議な表情をしています。鼻をたらしていたり、よだれまで書いたり、きれいな絵ではないのですが迫力があり、カラーページなどはいつまでもながめていたくなります。

ただ、はっきりしたストーリーがなく、どちらかといえば感じとる部分が多い作品なので、好き嫌いはあるかも。舞台はきっと昭和の時代なのでしょうか。どこかのんびりとしています。

児童文学がかく養護施設の話は、なんていってもイギリスの『トレーシービーカー物語』がおすすめ。
からっと明るく、とてつもなく元気でワイルドなトレーシーが、魅力いっぱい。

今、テレビは視聴率競争が激化しているように思えます。
低迷したら即、打ち切りとか話題になるし、視聴率がいいと蝶よ花よと持ち上げられて。
作り手は大変なプレッシャーを受けるでしょうね。
そこまででもありませんが、本の世界も似たような所もあるかもしれません。
児童書は、まだ、ちょっとあったかさも残っているかな? 残っていてほしいな。

お話の種・感想の種

2014-01-23 08:00:02 | 日記
読売新聞に創作短編を載せてもらいましたが、新聞って反応がやはり大きい。いろいろ友だちから連絡がありました。ずっと仲良かった人たちとまた、ひさしぶりに会おうなんてことになって、時間をとれるかなと心配しながらも、うれしくなっています。わたしたちの年代は新聞はまだまだ大きな影響をもってるんですね。

また、キャリア授業をした江古田小から授業の感想を送ってもらいました。本当に、お気遣いありがとう。

この絵は、わたしが授業で「作家はいつもお話の種を見つけようとさがしているんだよ」「みんなの心の中にも、いろんな種がつまってるんだよ」と話したことから、すぐに担任の先生がこの表紙をつくってくれました。そのセンス、すごいですね。
ふたばのひとつに、それぞれの人の将来の夢がかかれています。
読んでいるだけで、ファイトっといいたくなって、自分もがんばろうと思います。

中には、書くのがむずかしかった子もいるでしょう。協力しれくれた六年生、本当にありがとう。

そうそう、江古田小の驚いたことは、セコムがしっかりされていて、いきなり入れないことでした。先生も安全にすごく気をつかっていて、開かれた学校にするのはなかなかむずかしそうです。

東京の小学校のため、校庭も大きくはなかったけれど、感想の中のみんなの夢はすごく大きいです。
夢の種がどんどん育って、自分なりの花をつけてくれればいいと思います。
゜・*:.。.☆Happy♪ヽ(*´∀`*)ノ☆.。Happy.:*・゜

読売新聞・読み切り創作

2014-01-19 09:50:15 | 日記
昨日、読売新聞のライブラリーのページに読み切り創作として、わたしの書いた『黒ネコのお皿』が掲載されました。絵は、ささめやゆきさん。白黒ファックスで見ていましたが、色がついて、かわいさ倍増。せっかくなので、うちにかざることにしました!

みなさんにも見てほしいのですが、電子版の関係からアップはできません。図書館にも新聞は保管してあるので、読売新聞:1月18日土曜日 夕刊 10ページをよろしく。

毎日、寒いです。筋肉が少ないわたしは、毎日、手足が冷たいので、寒さにまけずウオーキングしています。
寒い中にも、木々のつぼみがふくらんでいます。
そして、かすかに花粉もとびだしています。
毎年、花粉の飛び出す時期が早まっているような。首都圏の花粉は確実に増えているような気がします。

そんな寒い時ですが、プランターの水仙が花をつけました。