赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

トリ年、最後

2017-12-27 14:15:57 | その他
今年も最後の最後になり、やることが山もりであたふたしています。
昨日の午後、母のケアマネージャから電話がありました。いくら母に電話しても出ないというのです。
母は耳が遠いし、昼寝してしまうと、5,6時間、電話には気がつきません。

だけど、心配だからかけつけました。ドキドキしましたが、ただ、寝ているだけでほっとしました。
少し風邪をひいてしまったようです。
それで、今日は姉とバトンタッチしてもどってきました。

こういう、突然の母の呼び出しが今年はとても多かったです。幻聴が聞こえて、物が盗まれたと訴える母。そろそろひとり暮らしはむずかしそうで、心配だし、心が痛みます。けど、がんこになった母は、絶対に今の住まいを動かないといいます。母のところにかようのも、もう、一五年くらいかな。往復二時間半。来年はもっと多くなるでしょう。

介護や家のことで、とても時間がとられて、自分の時間がなくて、いろいろ思ったようにすすまなくて、悲しくなることもあるのですが、来年は楽しい年にしたいです。
だって、犬年はわたしの年。いろいろ楽しみたいです。
母のこともやりますが、わたしも自分の時間をじょうずにつかって、いろいろチャレンジしたい。旅行もしたい。
創作からはなれたことで、趣味も見つけたい。いろいろ思います。

今、最後のつめをしていますが、ビブリオバトルのアンソロジーは、イラストの黒須さんも編集のSさんもがんばってくれてるので、来年、二月か三月にでるようです。それから、ほんとうにあったこわい話のアンソロジーも、同じ頃になりそうで楽しみです。
また、産経新聞の書評も、今、書いています。今度はあの人気作家の新作短編集です。『落語ねこ』も、予定ではでることになっています。(また、最後の作業にはかかっていませんが)

ということで、今年のブログはこれで終わり。
時々でも訪れて読んでくださったみなさん、ほんとうにありがとうございます。

よいお年を。







『たくさんのサンタ』牧野節子

2017-12-24 06:34:34 | その他
イブです。早いです。11月、12月と飛ぶように日にちがすぎていきます。

ケーキもチキンも用意してない!と思っていたら、プレゼントのようにかわいい絵本が届きました。

『たくさんのサンタ』写真絵本です。

ユニークなブタくんやうさぎくん、パンダくんの粘土の人形が
ストーリーをすすめていきます。この粘土をつくったのは、淀縄雅之さん。
その自由な感性で、他の人はまねできない、愛らしい粘土人形ができあがり、そのあってのストーリーだと思いました。

淀縄雅之さんを応援するたくさんの人の気持ちで、この本はできたのでしょう。
とても意味ある、絵本ですし、なにより楽しい。本屋さんでは売ってないようなので、問い合わせてください。

作者の牧野節子さんのブログ。ひさびさ訪れましたが、お笑い好きで明るい牧野さんの世界はとても楽しいです。牧野さん、感性が若いって思っちゃいます。いろんな大学で講師として若者とつきあっているからかな。いいえ、もともとの牧野さんの持ち味かもしれませんね。

ぜひ、牧野さんのブログも見てみてください。『たくさんのサンタ』のことも書いてあります!

話題は変わって、
年末にむかって、いろんなものが高い。食料の話です。レタスもサケも、去年より倍くらい高い感じ。

そんな中、新しいおいしさを見つけました。
雪見だいふく プリン味。いろんな味があるなか、これはおすすめです。テレビをみながら、ちょっと口にいれるのにぴったり。



『満月の娘たち』安東みきえ

2017-12-21 06:37:04 | その他
お友だちの安東みきえさんが、また新刊をだされました。
『満月の娘たち』講談社です。


これは、母と娘の関係にフォーカスをあてて書いています。
帯は梨木香歩さんで、「まるで神話のようだ」とあります。それにうなずけます。ファンタジーのような少し不思議な世界も書ける安東さんならではの言葉選びやいいまわしが、そのような世界観をかもしだしています
「子守歌をいつやめたらいいのか、つなぐ手をいつ離したらいいのか、それがわからないっていうの」
ひとつあげればこういうところ。それが随所にでてきます。

幼いとき、世の中の悪から必死で娘を守ろうとする母親。でも、娘が大きくなると、そういう母娘関係を変えていかなければなりません。愛情が強すぎる故、それがうまくいかないこと、きっとおきていると思います。
あんなにかわいかったのにって親は思うでしょう。その思い出からはなれられなくなってしまうのですね。

このように作品は、娘側、一方通行ではなく、母の思いも感じられます。いとうみくさんが『カーネェション』で母娘関係をかき、あの作品もぐっときましたが、これはまた、ちがう視点の物語です。

ラスト近くの繭さんに向ける美月ちゃんのおかあさんの言葉には、心をつかまれました。
言葉ってこんな力ももっているのですね。

わたしは母の介護にかよっていて、いろんな思いにかられる時があります。この作品は、こじれた思いを照らしてくれる光のようだと思いました。

安東さんは、数々の単行本をだされている実力がある作家なので意外ですが、この作品は初めての長編小説だそうです。連作短編が多かったのですね。

寒い寒い今年の冬。
心の奥をゆさぶってくれる、安東さんの作品、手にとってみたらどうでしょう。
安東さんは、12月絵本もだされましたが、それはまた、あとで紹介します。

丸の内 クリスマスツリー

2017-12-18 17:47:05 | その他
15日、丸の内のクリスマスツリーを見てきました。
丸ビル内のツリー  

そばにあった、ショーウィンドウもクリスマスモードです。


東京駅横、キッテ 色が変わるツリーです。
  

三菱一号館美術館のそば
丸いマリのような形がかわいい。わたしの一押しです。


丸の内のイルミネーション


年の暮れはもうすぐですね。まだまだやりのこしたことはいっぱいですが。

昨日、日曜日は友だちのクリスマスコンサートを見てきました。還暦すぎからはじめたオペラシンガーズで生き生きしていました。みんなでクリスマス女子会(?)もしました。

今週は会報部の忘年会があります。とても寒いですが、風邪をひかないで、暮れまでなんとか走り続けたいです


行って来ました!

2017-12-17 06:19:50 | その他
野間児童文芸賞・贈呈式に行って来ました。

とても華やかで盛大な会でした。
選考委員のあさのあつこさんは、満場一致でこれしかないということで、すんなり決まったと絶賛されました。

山本さんのスピーチも、満員の会場に臆することなく、堂々たるもので、「わたしやったのよ!」とうれしさ全快でした。また、同人の仲間への感謝を伝えてきました。





会場は、角野栄子さんを始め、鬼の先生方や選考委員の先生方、人気作家のいとうみくさん、村上しいこさん、吉野万理子さんなどもいらしていました。仲間のももたろうの方々もうれしそうでした。

わたしは、顔見知りの先生方から「赤羽もがんばりなさい」とはげましてもらいました。なかなか年上になると、こういう機会もないので、結構、うれしかったです。

鬼の先生と知り合ったことから、いろんなお祝い会に出席する機会がありました。この頃は去年の小学館文学賞や今回の野間賞やと同年代の方のお祝い会に出ることが多いですね。そのうち、年下の方のお祝い会に行くのでしょう。ただの主婦だったわたしが、こんなにいろんなお祝い会に出られるのも、書いていたからだなっと、なにか感慨深く思いながら帰りました。

会場の帝国ホテル。わたしはOLの時、帝国ホテルの近くで働いていたのですが、ほんと、変わっていました。ただ、土地勘だけはのこっていて、有楽町だなって思いました。


東京駅も御幸通りが整備されて、とてもきれいでした。明日、その写真はアップします。