北海道新聞 (01/16 07:01、01/16 12:10 更新)
政府は、道内初の国立博物館として2020年に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化博物館(仮称)の設立準備室を、4月に文化庁内に設置する方針を固めた。準備室の道内事務所も15年度に札幌市内に開設する方向だ。博物館の設計や展示資料収集などの作業が本格化するのに合わせ、体制を整備する。政府関係者が15日、明らかにした。
同博物館は、政府が開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の中核施設。準備室は、近くまとめる博物館の基本計画を踏まえ、15年度に着手する建物の設計のほか、展示資料の収集、省庁間の調整を担当する。準備室の職員の規模などは今後検討する。
道内事務所には職員1人が常駐する予定。アイヌ民族の生活用具や和人が描いたアイヌ民族に関する絵画など、想定される展示資料の収集が主な業務となる。関連資料を所蔵する道内外、海外の施設との連携も進める。
また、象徴空間の整備に向け、国土交通省もアイヌ政策担当のポストを4月に新設する方針を決めた。北海道局に本省企画官級の象徴空間推進企画官、開発局に局長付で開発局部長・次長級のアイヌ施策監理官を各1人配置する。開発局にアイヌ政策専門のポストを置くのは初めて。象徴空間のうち、国立の民族共生公園(仮称)や全国の大学が保管するアイヌ民族の遺骨の集約施設の整備などを担当する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/586236.html
政府は、道内初の国立博物館として2020年に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化博物館(仮称)の設立準備室を、4月に文化庁内に設置する方針を固めた。準備室の道内事務所も15年度に札幌市内に開設する方向だ。博物館の設計や展示資料収集などの作業が本格化するのに合わせ、体制を整備する。政府関係者が15日、明らかにした。
同博物館は、政府が開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の中核施設。準備室は、近くまとめる博物館の基本計画を踏まえ、15年度に着手する建物の設計のほか、展示資料の収集、省庁間の調整を担当する。準備室の職員の規模などは今後検討する。
道内事務所には職員1人が常駐する予定。アイヌ民族の生活用具や和人が描いたアイヌ民族に関する絵画など、想定される展示資料の収集が主な業務となる。関連資料を所蔵する道内外、海外の施設との連携も進める。
また、象徴空間の整備に向け、国土交通省もアイヌ政策担当のポストを4月に新設する方針を決めた。北海道局に本省企画官級の象徴空間推進企画官、開発局に局長付で開発局部長・次長級のアイヌ施策監理官を各1人配置する。開発局にアイヌ政策専門のポストを置くのは初めて。象徴空間のうち、国立の民族共生公園(仮称)や全国の大学が保管するアイヌ民族の遺骨の集約施設の整備などを担当する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/586236.html