(北海道新聞 12/22 10:00)
【平取】道アイヌ協会平取支部(木村英彦支部長)は19日、アイヌ民族伝統の丸木舟「チプ」1隻を新しく造るため、町内岩知志の国有林でカツラの木1本を伐採した。
カツラは樹齢約300年で、直径1・2メートル、高さ20メートル。日高北部森林管理署から払い下げを受けた。伝統技術の伝承のため、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の助成を受けて実施。平取での新造船は2年ぶりとなる。
支部の会員ら9人が参加。伐採前には、木村支部長が「けが無く作業を終えられるようお守りください」とアイヌ語で山の神に祈りをささげ、二風谷の工芸家尾崎剛さんがチェーンソーで15分ほどかけて切り倒した。
今後、二風谷の作業場で、尾崎さんが講師となって支部の若手を中心に来年2月中旬までにチプを完成させ、8月の舟下ろしの儀式チプサンケで、進水させる予定。(成田智加)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/339326.html
【平取】道アイヌ協会平取支部(木村英彦支部長)は19日、アイヌ民族伝統の丸木舟「チプ」1隻を新しく造るため、町内岩知志の国有林でカツラの木1本を伐採した。
カツラは樹齢約300年で、直径1・2メートル、高さ20メートル。日高北部森林管理署から払い下げを受けた。伝統技術の伝承のため、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の助成を受けて実施。平取での新造船は2年ぶりとなる。
支部の会員ら9人が参加。伐採前には、木村支部長が「けが無く作業を終えられるようお守りください」とアイヌ語で山の神に祈りをささげ、二風谷の工芸家尾崎剛さんがチェーンソーで15分ほどかけて切り倒した。
今後、二風谷の作業場で、尾崎さんが講師となって支部の若手を中心に来年2月中旬までにチプを完成させ、8月の舟下ろしの儀式チプサンケで、進水させる予定。(成田智加)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/339326.html