(毎日新聞 2010年6月3日 地方版)
豪州の先住民、アボリジニの独特の美術「アボリジニアート」を日本に紹介しているアートコーディネーター、内田真弓さん(43)が2日、苅田町立南原小で講演した。
内田さんは豪州へ日本語教師として出向いた20代の時にアボリジニと出会った。メルボルンに住み交流を深め、時折帰国して美術展や講演でアボリジニを紹介している。
講演は異文化を知る総合学習の授業で、5年生78人が聴講した。内田さんは、現在も狩りで生活するアボリジニがいることを伝え、「水道もない、電気もない砂漠の中で、水がわく所やごちそうであるトカゲやみつアリの居場所について、深い知識を持って生きている」と紹介。さらに「世界は広い。興味を広く持って未来を作って」と呼び掛けた。
小田本春菜さん(10)は「ハチミツより甘いというみつアリに興味を持ちました。豪州に行きたくなりました」と感想を語った。
内田さんは5、6日午後2時、九州国立博物館(太宰府市)で開催中のアボリジニアート展でも講演する。定員先着各70人。豪州総領事館092・734・5055。【降旗英峰】
〔京築版〕
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100603ddlk40040345000c.html
豪州の先住民、アボリジニの独特の美術「アボリジニアート」を日本に紹介しているアートコーディネーター、内田真弓さん(43)が2日、苅田町立南原小で講演した。
内田さんは豪州へ日本語教師として出向いた20代の時にアボリジニと出会った。メルボルンに住み交流を深め、時折帰国して美術展や講演でアボリジニを紹介している。
講演は異文化を知る総合学習の授業で、5年生78人が聴講した。内田さんは、現在も狩りで生活するアボリジニがいることを伝え、「水道もない、電気もない砂漠の中で、水がわく所やごちそうであるトカゲやみつアリの居場所について、深い知識を持って生きている」と紹介。さらに「世界は広い。興味を広く持って未来を作って」と呼び掛けた。
小田本春菜さん(10)は「ハチミツより甘いというみつアリに興味を持ちました。豪州に行きたくなりました」と感想を語った。
内田さんは5、6日午後2時、九州国立博物館(太宰府市)で開催中のアボリジニアート展でも講演する。定員先着各70人。豪州総領事館092・734・5055。【降旗英峰】
〔京築版〕
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100603ddlk40040345000c.html