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リオ・デ・ジャネイロ、山海に挟まれたカリオカの景観群

2014-07-30 | 先住民族関連
ZAKZAK-2014.07.25
 W杯ブラジル大会は、ドイツの優勝で幕を閉じました。残念ながら開催国のブラジルは準々決勝でエースのネイマールが負傷するというアクシデントもあり、準決勝でドイツに大敗しました。
 そこで今回はサッカー王国ブラジルの再起を祈念してブラジルの世界遺産「リオ・デ・ジャネイロ、山海に挟まれたカリオカの景観群」をご紹介します。
 リオ・デ・ジャネイロはW杯の決勝戦が行われたマラカナン・スタジアムで有名です。世界三大美港の一つで、天然の良港グアナバラ湾と湾岸のすぐそばまで迫っているいくつもの丘、そしてその間を埋めるような高層ビル群が並ぶ、自然と都会が共存している美しい街です。
 「Rio de Janeiro」とはポルトガル語で「1月の川」という意味ですが、これは1502年、ポルトガル人探検家がこの地グアナバラ湾に到達したのが1月で、この湾を大きな川と勘違いしたことから命名されました。
 また、この街やこの街で生まれ育った人のことを「カリオカ」と呼びます。これは当時のポルトガル人が皆、白壁の家を建て、それらの「白い家」を先住民トゥピ族の言葉で「カリオカ」と呼んだことが由来です。
 リオといえばやはりサンバのカーニバルが有名です。「カリオカ」たちには「リオを見て生き永らえよ」という言葉もあって、このカーニバルを見ていると生きることの素晴らしさを感じさせてくれます。
 観光では市街を見下ろす標高710メートルのコルコバードの丘に立つキリスト像や「砂糖のパン」という意味の「ポン・デ・アスーカル」頂上からの眺めは見逃せません。
 また、ブラジルは南米で唯一のポルトガル領だった国です。そのポルトガル統治時代の面影を残すセントロ地区のサン・ベント修道院やサン・ホセ教会などを巡ると歴史を感じることもできます。
 目の保養をしながらのんびり過ごすのであれば、カリオカたちにも人気のイパネマ・レブロン海岸、コパカバーナ海岸がお薦めです。ヤシの実を割ったジュースやマテ・コン・リモという名物のドリンクを飲みながら、太陽の楽園を満喫できます。
 「サンパウロの人は仕事で忙しく、リオの人は遊びで忙しい」と言われますが、この陽気で楽天的な人たちに囲まれているとカーニバルを見ずとも生きる活力が湧いてきます。
 ■黒田尚嗣(くろだ・なおつぐ) 慶應義塾大学経済学部卒。現在、クラブツーリズム(株)テーマ旅行部顧問として旅の文化カレッジ「世界遺産講座」を担当し、旅について熱く語る。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140725/dms1407250830008-n1.htm
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