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千歳のアイヌ文化伝承へ エカシとフチから聞き取り 市と協会が新事業「後世の財産に」

2023-07-05 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年7月4日 22:17

ヒエやイナキビを植えた畑の前に立つ千歳アイヌ協会の中村吉雄会長(右)
 【千歳】市と千歳アイヌ協会は7月から、千歳のアイヌ民族の間に昔から伝わる風習や言い伝え、出来事をエカシ(長老)とフチ(おばあさん)から聞き取り、記録する事業を始める。古くから地域に伝わるアイヌ文化を知る人が少なくなる中、貴重な財産を後世に語り継いでいくため。このほか祭具に使うミズキの木の植林なども始め、地元のアイヌ文化の継承・保存に力を入れる。
 聞き取りは国のアイヌ政策推進交付金などを活用する。事業費を盛り込んだ市の補正予算案が可決した後、市が同協会に委託する。
 本年度は4人のエカシとフチを対象に同協会会員がインタビューし、その様子を映像で記録、編集する。同協会の中村吉雄会長は「昔の家族の話や生活ぶり、しきたりなどを聞きたい」としている。アイヌ民族の風習は地域によっても異なるといい、デジタル媒体で残し、市と同協会の内部資料として保存する。
・・・・・
(工藤さえら)
※「マレク」の「ク」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/872716/
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