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ウポポイ 9日から白老町民内覧会*地元歓迎「開業へ道筋」

2020-06-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/03 05:00

9日から町民向けの内覧会が実施されるアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」
 【白老】新型コロナウイルスの影響で開業が延期された白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」について、9日から町民向けの内覧会を実施すると国が発表し、町内では「開業への道筋が示された」と喜びの声が上がった。
 内覧会はウポポイを運営するアイヌ民族文化財団と協力し、町が主催する。町によると開催期間は9日から14日までの6日間。国立アイヌ民族博物館や屋外でのアイヌ古式舞踊、プロジェクションマッピングなどを無料で公開する。同財団の職員がガイドを務める。感染予防のため、平日は1組50人で6回、休日は1組300人で3回、1組当たり3時間程度とする予定。希望する町民は事前申し込みが必要。8日から受け付けを開始する。
 2日の会見で赤羽一嘉国土交通相は「開業したあかつきには、地元白老町の皆さまには『アンバサダー』になった気持ちで活動していただきたい」と呼びかけた。一方で、正式な開業日については明言を避けた。
 これを受けて、戸田安彦町長は「多くの町民が参加し、ウポポイに愛着を持って来町者をおもてなしするきっかけになれば」とのコメントを発表した。
 町民も内覧会を開業への一歩ととらえる。白老アイヌ協会の山丸和幸理事長は「待ちに待っていた。新型コロナを乗り越えて開業するため、準備を整えてほしい」と話した。
 町内在住の自営業永楽和嘉さん(33)は「施設の中が気になっていたので、子どもを連れてぜひ参加したい」と喜ぶ。一方で「開業すると町外からも多くの人が来るので、感染対策はしっかりしてほしい」と注文を付けた。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/426845
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