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五輪披露のアイヌ舞踊活用 道協会が事業計画 再構成し文化発信

2022-05-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/30 00:44
 北海道アイヌ協会は29日、定例総会を札幌市内で開き、昨年の東京五輪マラソン・競歩の札幌開催に合わせて披露した舞踊を再構成し、今後の文化発信に活用することを盛り込んだ本年度の事業計画を決めた。
 東京五輪の札幌会場で披露した舞踊は、道内各地に伝わる15の古式舞踊で構成。公演時間が約40分あるため、新たに時間を短縮したものを作り、各地域の保存会などと連携して道内外のイベントで発信していく方針だ。
 大川勝理事長はあいさつで、昨年3月に日本テレビが情報番組でアイヌ民族への差別表現を放送したことに触れ、「再発防止の取り組み状況についてテレビ局に継続して報告を求めている」と説明。その上で「正しい歴史の理解が相互理解につながる。学校教育の推進も国や道に引き続き働きかけていく」と強調した。
 役員改選も行われ、大川理事長を再任した。任期は2年。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/687040
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