北海道新聞 06/01 17:00
2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が1日公表された。各都道府県の名所がずらりと並ぶとともに、大会理念の一つである復興五輪や各地の伝統文化の発信につながるポイントも組み込まれた。大会組織委員会は「日本各地の魅力あふれる場所を訪問するルート」と強調し、来年に迫った五輪開幕への機運の盛り上がりを期待する。
スタートは来年3月26日で、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県楢葉町、広野町のサッカー施設「Jヴィレッジ」から。福島、宮城、岩手の東北3県は東日本大震災で津波被害を受けた沿岸部を通過する。熊本県では、熊本地震で大きな被害が出た益城町などがルートに含まれた。
リレーに併せて各日のゴール地点ではセレモニーが開催され、自治体は地域の特色のアピールも狙う。道内では胆振管内白老町に来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を通り、徳島県では阿波おどりの本場、徳島市でのセレモニーが予定されている。
スポーツに関わる場所が多く組み込まれたことも目を引く。広島県は1964年東京五輪で最終ランナーを務めた故坂井義則氏の出身地、三次市をスタート地点に選んだ。大阪府はラグビーの聖地で今年のワールドカップ(W杯)会場にもなる花園ラグビー場を通り、関東圏に入るリレーの終盤では茨城県鹿嶋市など五輪会場の近くをランナーが駆け抜ける。
厳島神社のある宮島(広島県廿日市市)や韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)といった多くの世界遺産に加え、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋、錦帯橋(山口県岩国市)など風光明媚(めいび)なスポットもルート入り。島根県の隠岐諸島や新潟県の佐渡島、長崎県の五島列島といった離島も含め、聖火が日本列島を巡る。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/311003
2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が1日公表された。各都道府県の名所がずらりと並ぶとともに、大会理念の一つである復興五輪や各地の伝統文化の発信につながるポイントも組み込まれた。大会組織委員会は「日本各地の魅力あふれる場所を訪問するルート」と強調し、来年に迫った五輪開幕への機運の盛り上がりを期待する。
スタートは来年3月26日で、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県楢葉町、広野町のサッカー施設「Jヴィレッジ」から。福島、宮城、岩手の東北3県は東日本大震災で津波被害を受けた沿岸部を通過する。熊本県では、熊本地震で大きな被害が出た益城町などがルートに含まれた。
リレーに併せて各日のゴール地点ではセレモニーが開催され、自治体は地域の特色のアピールも狙う。道内では胆振管内白老町に来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を通り、徳島県では阿波おどりの本場、徳島市でのセレモニーが予定されている。
スポーツに関わる場所が多く組み込まれたことも目を引く。広島県は1964年東京五輪で最終ランナーを務めた故坂井義則氏の出身地、三次市をスタート地点に選んだ。大阪府はラグビーの聖地で今年のワールドカップ(W杯)会場にもなる花園ラグビー場を通り、関東圏に入るリレーの終盤では茨城県鹿嶋市など五輪会場の近くをランナーが駆け抜ける。
厳島神社のある宮島(広島県廿日市市)や韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)といった多くの世界遺産に加え、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋、錦帯橋(山口県岩国市)など風光明媚(めいび)なスポットもルート入り。島根県の隠岐諸島や新潟県の佐渡島、長崎県の五島列島といった離島も含め、聖火が日本列島を巡る。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/311003