北海道新聞2024年10月10日 18:39(10月10日 19:19更新)
室蘭工業大の留学生2人が、19日に室蘭市港の文学館で開催される朗読会に参加する。バングラデシュのノル・イ・アシュラフィさん(30)はアイヌ民族の童話、台湾の許郁雯(いくぶん)さん(23)はアニメ映画を基にした小説を読む。同館の朗読会に留学生が参加するのは初めて。2人は「緊張もするけどワクワクしている」と張り切っている。
同館を運営する室蘭文学館の会は毎年、参加者が気に入った書籍を7分程度の時間で朗読するイベントを開催。同大の国際交流センターで留学生に日本語を教える坂本裕子准教授が、習得した日本語を披露できる機会をつくろうと考えていたところ、市民と留学生の交流を増やしたい同会が提案、参加が実現した。
ノルさんは童話「ハシボソガラスに助けられた男」を読む。カラスのカムイに食料を分けるなどしていた男が、海で凍え死にそうになりカラスに助けられるストーリー。・・・・・