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豊漁と安全祈る 千歳でアイヌの伝統儀式

2015-09-09 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2015年 9/7)
伝統的な漁法でサケを捕獲
 川を上ってくるサケを迎えるアイヌの伝統儀式「アシリチェプノミ」が6日、千歳川の長沼用水取水口(千歳市蘭越)で行われた。
 千歳アイヌ協会(中村吉雄会長)が主催。丸木舟に乗り、木の柄にかぎの付いた「マレク」で突く昔ながらの漁法でサケを捕って火の神「アペフチカムイ」に供える儀式。毎年、会員のほかにも多くの地域住民や見物人が訪れる。
 川の一部を網で仕切った中に儀式用のサケを放ち、丸木舟に乗った会員らがマレクで狙う。見物人らが固唾をのんで見守る中、何度か突き入れられたマレクがついにサケを捕らえると、川岸に歓声が響いた。
 川岸に儀式を行ういろりが準備され、伝統衣装に身を包んだ会員と、山口幸太郎市長ら来賓が参列。祭司を務めた中村会長がアイヌ語で祈りをささげ、いろりに酒などを供えて今年の豊漁と安全を祈った。
 儀式の後はアイヌ料理の試食会や、千歳アイヌ文化伝承保存会と静内民族文化保存会によるアイヌの座り歌(ウポポ)、輪踊り(ホリッパ)、子供を対象としたマレク漁体験なども行われた。
http://www.tomamin.co.jp/20150929797
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