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【網走市】あれ?冬の川はなぜ凍らないのか知ってる?

2025-01-18 | アイヌ民族関連

あっきトラベルライター(北見市・網走市・網走郡・斜里郡)

1/17(金) 18:01

冬の北海道、あたり一面が雪に覆われる厳寒の季節。

気温が氷点下に下がる日もある中、多くの湖や池は分厚い氷に閉ざされます。

しかし川を見てみると、流れる水は凍ることなくせせらぎを続けていますが、よくよく考えると不思議な現象。なぜ川の水は冬でも凍らないのかなと思ったことありませんか?そこで今回はオホーツク管内の川の写真と共に旅しながら見比べてみたいと思います。

そもそも川が凍りにくい理由ってなんだろう?

川が凍らない理由の一つは、やはり川の流れの速さです。水が流れることで、表面の水が冷えても常に新しい水が入れ替わるため、氷ができにくいのです。特に川の水が速い流れほど、結氷(結氷)する可能性が低くなります。

もちろん川の深さも関係してきます。

深い川は水の流れが複雑で、表面だけが冷えても底から暖かい水が循環してくるため、完全に凍ることは稀です。このような水温の循環は「対流」と呼ばれ、川全体の水温が均一に近い状態を保つ役割を果たします。また、川の流れには摩擦熱も関係してきます。

川底や岸に接する水が流れる際に生じる摩擦によって、わずかではありますが熱が発生するため、この熱が結氷を防ぐ一因となっています。

春先になると、よく川岸が溶けている状態を見ると思いますが、この摩擦熱が起きているため凍りにくいのではないかと思います。

こうしてみると川は調べれば調べるほど奥が深いですね。

水の性質について

(引用元:文部科学省)

よし!オホーツク管内・網走近辺の川をちらっと覗いてみよう

北海道の網走川では、寒さが最も厳しい1月でも川面が凍ることはほとんどありません。

ですがこの時期網走湖ではワカサギ釣りが盛んになるので、網走湖は一面凍っています!この日は白鳥もまったりと日光浴していました。

網走湖と網走川の境目は、こんな感じに見事に凍ってる部分と川が分かれていました。

普段はあまり気に止めてなかったですが、こうして見ると面白い光景ですね。

網走市のように漁業が盛んな地域では、川が凍らないおかげで冬でもワカサギ釣りが楽しむことができたりと、地元や近郊の人たちの冬期間の行楽として観光資源にもなっていますね。

さぁ場所が変わりまして、網走郡卯原内サンゴ草群落地のそばにある越歳(コシトシ)川はほぼ凍っています。

さらに場所が変わりまして、大空町道道嘉多山美幌線にひっそりとある「サラカオーマキキン 川」変わった名前で面白いですよね。

アイヌ語でサル・カ・オマ・キキン(葦原・の上を・入っていく・キキン川)という意味らしいです。

この川は細くて浅そうなのに先程の卯原内の川と違いあまり凍っていません。

不思議ですね、こうしていろんな川を見てみると川が浅いから凍りにくいのか?

いや、深いから凍るのかな?と見比べると色んな発見があり楽しくなります。

そしてこちらの川には野生の動物の足跡が沢山!動物たちも川が低いことがわかっているのかもしれませんね。

川が凍りにくい現象は、私たちに自然界の複雑さを教えてくれます。

普段何気なく存在している川も、詳しく調べてみると驚くべき科学が隠れていました。この冬、凍らない川の流れを時々ドライブや散歩をしながら探してみると、見慣れた景色も色々な発見があり意外とおもしろいかもしれません。

次は清里・斜里方面の川を見てみたいと思っているので、どんな川に会えるか今から楽しみです!

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cf82e2327bf841bd4cac67feeb9afa84283ece3c


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