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伝統文化、どう継承 コロンビア先住民族、アイヌ民族と交流

2015-06-01 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/31 07:00、05/31 16:02 更新

チコロナイの苗畑で活動について貝沢さん(右)から説明を受けるホセさん(中央)と柴田さん
 【平取】南米コロンビアで内戦被害からの復興に取り組む先住民族アワの指導者ホセ・メロ・チンガルさん(59)が30日、日高管内平取町を訪問し、民族文化の伝承を進めているアイヌの人々と交流した。
 アワ民族が暮らすコロンビア南部の山間部は1990年代後半から、政府軍や民兵、反政府ゲリラなどの内戦の最前線になった。多くの犠牲者を出し、難民化した人も多いという。ホセさんは2012年の内戦沈静化後、地域の再建に向け、民族の歴史と文化の継承や、犠牲者を悼み遺族を癒やす「記憶の家」建設などを進めている。
 北海道入りは、23日の広島市を皮切りに6都市で活動への支援を訴える日本訪問の一環。現地で取材を重ねてきたフォトジャーナリスト柴田大輔さん(34)が企画した。
 平取町では、アイヌ民族が伝統的に活用してきた樹木の植林に取り組む NPO法人 チコロナイ理事長の貝沢耕一さん(69)を訪ね、生活が近代化する中、伝統文化をどう継承するかについて意見交換。ホセさんは「新しいものを拒否するのではなく、古いものの価値を見直し、暮らしの中に生かしていくことが大切だ」と話した。また有用樹種の種子を集めて育てる苗畑を見学し、二風谷の博物館や資料館も訪れた。
 31日は胆振管内白老町の アイヌ民族博物館 などを見学、6月1日、2日は札幌市内で講演、3日は交流会を予定している。詳しくは「コロンビア・先住民族の声を聞く札幌の会」の西さん(電)080・5587・8905へ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0139747-s.html?df=1

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南米少数民族がアイヌ文化博物館見学

2015-06-01 | アイヌ民族関連
読売新聞  2015年05月31日

アイヌの生活用具などについて説明を受けるホセさん(30日、二風谷アイヌ文化博物館で)
 来日中の南米コロンビアの少数先住民族アワのリーダー、ホセ・メロ・チンガルさん(59)が30日、平取町を訪れ、町立二風谷アイヌ文化博物館などを見学した。ホセさんは民族の文化や紛争被害の記録などを集めた「歴史記憶の家」建設に向けた活動をしているという。
 来日中の南米コロンビアの少数先住民族アワのリーダー、ホセ・メロ・チンガルさん(59)が30日、平取町を訪れ、町立二風谷アイヌ文化博物館などを見学した。ホセさんは民族の文化や紛争被害の記録などを集めた「歴史記憶の家」建設に向けた活動をしているという。
 日本の民間団体などの招きで20日に来日、6月半ばまで全国を回る予定だ。同博物館ではアイヌ語について質問を繰り返し、「どうやって民族の心を伝えていくか方法を探っており、民族の言葉は重要だ」と話した。アワはコロンビア西部からエクアドルの山岳地帯に暮らす人口3万人ほどの少数民族。
 ホセさんの講演会は6月1日午後4時から札幌市豊平区の北海学園大で、2日午後6時半から北海道大の学術交流会館でそれぞれ開かれる。参加無料、事前申し込み不要。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150531-OYTNT50020.html

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