青ギス、青タナゴ、青ウナギ…おいらも真っ青!
釣友が和歌山・日高川河口で「青ギス」を釣ったとの話。よく聞いたら 「食べてしまった」とのこと。証拠写真もなく、これじゃお話しになり ませんよね。
また先日、東北岩手の釣友からのメールで、青いウミタナゴが釣れ た、と。別種のアオタナゴではなくれっきとした「ウミタナゴ」だとの こと。“青光り”の証拠写真に驚きました。棲んでいる環境やエサによって色が変わるのかしら…。
青、青、青、青に因んだ魚話がたてつづけ。
そんな折、旧知の雑魚寝館、館主亀井哲夫さんから、「鰻談・アオウ ナギを喰らう」の小冊子を戴きました。「くちぼそ」というウナギの存 在は聞いたことがありますが、アオウナギ、というウナギのことは知りませんでした。その後、福井県の三方五湖に今も数は少ないが生息し、 湖畔の料理店で味わえるとか、実際に電話で確かめましたが、なかなか 試食の機会がありません。
この魚、絶品のお味の為に、最近、ひそかなブームをまねき、ファン 層は徐々に拡大中とか。通の間では“アオ”でつうじるそうです。
とまれ、それからというもの、まだ見ぬアオウナギが夜な夜な現れ て、無数に群泳するファンタジックな総天然色の夢を見ること1回や2回ではありません。
青、といえば世の中お先真っ暗で、おいらも“真っ 青”だけど、え~い、一丁、お味絶品とやらの“青うなぎのフルコー ス”でも食って、元気つけよか!
(八木禧昌・イラストも)