今回はイシダイの竿の話です。
全国でイシダイを追いかけている人は相当おられるでしょうが、竿の穂先だけが中通しになっているというような竿を持っておられる方は、5人とおられないのではないでしょうか?。
一般的な中通しの竿は、上物にも多く市販されておりますが、穂先だけが中通しというのは市販されておりません。
私も1本だけもっております。大変重宝して使っています。私が以前、四国の牟岐
大島の磯に上がったときに、朝の一投目に穂先を絡ませて折ってしまったのです。皆さん同じだと思うのですが、磯に上がって第一投目を投げる時は気持ちがはやってよく失敗するのです。
この日も同じでした。お天気も良く、イシダイ場に着きピトンも打っての釣り開始、大失敗でした。すぐにシカケをはずして予備の竿を出しての第2投目、はやる気持ちを抑えて目的のポイントへエイッと行くはずが、なぜかまたも穂先に絡んでボキッ、連続して2本も朝一で折ってしまった。
がっくりして、その日のウニを50個撒き餌にして帰りました
忘れられない悔しい思いでですが、今はこの中通しの穂先があるので、穂先に糸が絡んで竿をたたんで帰るというようなことは無くなりました。
この穂先は特許の物で勝手にだれでも作るわけにはいきません。この穂先を作ったのは、現在、全日本磯釣連盟の大阪支部顧問の松永氏が試行錯誤して作られたもので、彼にお願いしなくてはできません。
彼はイシダイだけでなくクエもこの竿で狙っておられます。そのうちにどこかのメーカーが市販してくれるのかも。しかし今は彼に頼まなければできません。
写真は穂先の口と先端です。興味ある方は私に連絡してください。
彼にお伝えします。