潮風に誘われて

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長船刀剣の里

2012年05月04日 | 観光地
昨日、近くを通る機会があったので「備前長船刀剣の里」に行ってきました。



岡山県長船町は刀作りに必要な良質な原料や燃料が入手しやすく、又、交通の
便も良かったことから古くから刀剣作りが盛んな地だったようだ
備前刀を中心としたコレクションを主に刀剣を専門に展示する博物館です。



訪れる人はさほど多くないのですが、老若男女・国籍問わず。
色々な言語が飛交っていました。
日本刀の美しさは世界共通なのでしょうね。(@_@;)



刀剣の世界展示室では、長船の刀づくり発祥の歴史や刀のもとになる鉄に
ついて、あるいは刀ができるまでの全工程などを実物やパネル、それに映像
などで紹介していて、日本刀のすべてが分るようになっていました。



体験コーナーでは、日本刀の重さを実感しようというのがあり主人が挑戦。
見た目よりも重たくて、これを振り回していたなんて・・・。
上段の構えをするだけで一苦労という感じだそうす。



1階、2階の展示室では「龍の系譜」と題した展示がされていました。

チケットを購入。
大人500円がシルバーカードで400円。



刀身彫刻、拵、鐔、目貫、小柄、笄、兜、前立、面頬、鞍、馬面など総数127点、
至上最大級の日本刀にまつわる龍の展示です。

撮影禁止なので写真は撮れませんでしたが、驚かされたのはその美しさです。
柄の部分は錆が出ていますが刀身のその綺麗さといったら、現代作のものと勘違い
するほどです。
知識はなくても一振り一振り刃紋が違うのは直ぐ解るのですが、特徴的な形のもの
以外はあまり違いが判りません。

しかし、なんとも言えない美しさは感じますね。

職人さんの工房があって、それぞれの工程の作業をしています。



とっても若い人達が真剣なまなざしで作業を行っているのを見ると日本もまだまだ
捨てたものじゃないなぁと思います。
こうやって伝統が次に時代に受け継がれていくんですね。



時代を思い浮かべながらの鑑賞は為になり、有意義な時間でした 。