潮風に誘われて

立ち寄って頂き有難うございます。
趣味や特技、好きな分野のこと、毎日行っていることを綴っています。

アジサイ寺

2015年06月14日 | 観光地
この季節ならではの美しいアジサイに会うために備前市大内にある、
大滝山西法院へ行ってきました。
岡山方面から、国道2号線大内の信号を左折し山の方に向かって
進みます。
道は細いですが、随所に対向車をかわすスペースがあります。

この寺は、奈良時代、鑑真和上によって開山されたと伝えられています。
盛時には、33房を数えたといわれますが、その後、戦乱に巻き込まれたり、
火災などで消失し、現在は、西法院、実相院、福寿院の3院が残っている
そうです。

西法院は 福生寺の子院のひとつで山陽花の寺二十四か寺第十四番と
なっていてアジサイ寺として有名だそうです。

アジサイロードを歩きました。
山やお寺の周辺に、3万本のアジサイが植えられていて、圧巻でした。


本格的な夏が訪れる前に、この季節ならではの美しいアジサイに会うために
大滝山に行かれることをお勧めします。





醍醐桜

2015年04月08日 | 観光地
雨が上がるという天気予報を信じて朝6時から主人の友達夫婦、主人と4人で
落合町にある醍醐桜を見に行って来ました。


醍醐桜の看板がたくさんあるので行き先は分かりやすいですが、醍醐桜は
山の上にあるため道のりは狭い道を長い時間走らないといけません。

曲がりくねった坂道を上ると、近くの駐車場はすでに満車に近い状態でした。

のどかな山里の丘の上を見ると、そこに空に向かってそびえ立つ1本の雄大な
巨樹が目に迫ってきます。
それが岡山県指定天然記念物の「醍醐桜」です。

品種は、ヒガンザクラの一種アズマヒガンだそうです。

伝説によれば、1332年、後醍醐天皇が隠岐に流される際、このサクラを見て
美しさを賞賛し、この名がついたと言われています。
推定樹齢千年とされる老木ですが、毎年春になると、新しい枝葉を大空に広げ、
薄いピンク色の花が巨樹を染め上げるとのことです。

樹高約18メートル、目通り周囲7.1メートル、枝張りは四方に約20メートルで、
桜では県下一の巨木といわれ、新日本名木百選にも選ばれた見事な巨木です。


残念なことに今年の花付きは例年の半分以下とのことで花が少なめでしたが、
長い年月の風雪や試練に耐え、凛としてたたずむ姿からは、迫力とともに癒やし
さえ感じさせられました。



しだれ桜

2015年03月30日 | 観光地
岡山・丸山にある臨済宗・妙心寺派の禅寺「曹源寺」のしだれ桜を見に行って来ました。
元禄11年、池田家第2代藩主・池田綱政が高祖父である恒興と父・光政の菩提を弔うために
創建した寺だそうです。
白壁の浴室を横に見ながら入園料100円納めて庭を進むと「方丈」の奥に池泉回遊式庭園が
目の前に広がります。
「後楽園」を作った津田永忠が造園したそうです。

奥のしだれ桜がちょうど見ごろを迎え、風情のある庭に池の映り込みが良い雰囲気を醸して
いました。

曹源寺はとても趣のあるお寺でしっとりとした雰囲気を味わうことができました。

平日に関わらず、写真を撮りに来ている人は多かったです。




深山公園

2015年03月11日 | 観光地
今年一番の寒さで冬再来かと疑いたくなる一日でした。

毎年たくさん飛来してくる玉野市深山公園の赤松池の越冬鳥たちに会いに
行って来ました。

どれがどれだか全然わかりませんが、赤松池にいるカモの種類は7種類くらい
で、渡り鳥のヒドリガモやオナガガモ、コガモがユーラシア大陸北部などから
飛来してるんだそうです。
多い時には800羽程度の大所帯になるとか・・・・

来園者からパンなどの餌をもらう為、ピーピーと鳴いて大変賑やかです。

ここのカモたちは「エサがもらえる・・・」っと思って 近くまでヒョコヒョコと
来てくれるのでとてもかわいいです。

春の訪れとともにカモ達はそろそろ北へ帰る時季が近いようです。
また冬には元気に戻ってきて欲しいです。




神崎緑地公園

2015年02月21日 | 観光地
風もなく暖かい春を思わす今日、神崎緑地公園へ主人と立ち寄って来ました。

駐車場から梅園へのんびりと歩いてゆく道の両側にはいろんな種類の梅が
植えられていて、あたりには、ほんのりと、いいかおりが漂っていました。

紅梅は満開、白梅は三分咲き、枝垂れ梅は蕾でしたが、菜の花も咲いていて
春が来たようです。

のんびりと散策するのもこれからの季節いいですね。

広場に植えられた梅の木は一体何本あるのかな??(20種類、500本らしいです!!)

毎年、梅の開花にあわせて太伯振興梅まつりが行われています。

今年は2月22日(日)~3月8日(日)で期間中には和太鼓や吹奏楽の演奏、
屋台村での展示即売、梅ジュースのお接待などが行われるそうです。  

コスモス畑

2014年09月30日 | 観光地
今年も コスモス の季節になりました。
岡東浄化センターのコスモス畑まで行って来ました。

平日は一般開放をしてあり、あまり広くはないですが、それでも3000㎡
くらいの広さに3万本のコスモスが植えてあるそうです。

車から降りると着ぐるみのわこさんが出迎えてくれました。


畑の中まで入れる道があり、コスモス畑を見渡せる小さな高台が作って
あります。

ツマグロヒョウモンがあちこちでお食事中でした。

花の水やりには、下水処理した水が使われているそうです。
花の香りは楽しめますが、いやな臭いは全くありません。
コスモスシーズン、お近くにお出かけの際は立ち寄って損なしですよ。

近くにはサッカーのファジアーノ岡山のグランドが出来ているので、
割と場所はわかりやすいかも・・・。








牛窓散策

2014年09月14日 | 観光地
日本のエーゲ海とも呼ばれ瀬戸内海に面した牛窓は古代と現代、西洋と東洋の文化が
融合した港町です。

ブログ友達のUPで八朔雛祭りが開かれていることを知り牛窓に出かけました。


八朔(旧暦8月1日)に、子どもの健やかな成長を願ってひな人形を飾る風習にちなみ、
民家や店舗など、今年は約36カ所に御殿びなや7段飾りなどを展示してあります。
飾られたお雛様はいいお顔で皆様をお迎えしています。

ひな飾り見学可能なお宅の軒先には赤い小旗がかかってて、MAPと同じ番号が書いた
紙がつけてあります。


八朔ひな飾りは、戦後になって途絶えていましたが、住民グループ
「牛窓しおまち唐琴通りの保存と活性化プロジェクト」が2010年に復活させたそうです。

ししこまとよばれる米粉で海産物や野菜の飾り物を作ったお供えも珍しい風習です。

唐琴通りは格子窓のある家、白壁の土蔵、大きな井戸や焼板の塀、造り酒屋の豪商家など、
今も残る生きた歴史に、往時の繁栄の面影がしのばれました。

異国風の衣装を身にまとい異国風の楽器の音にあわせて踊られる日本の伝統芸能のひとつの
唐子人形も並んでいましたよ。







倉敷

2014年07月07日 | 観光地
町内のお祭りが予定よりも早く終わって、ぽっかりと空いてしまった6日。

やっぱり走らにゃ~いけんでしょう、という事で倉敷の美観地区まで行って来ました。

倉敷美観地区にある大原美術館は昭和5年に造られた日本最初の私立西洋美術館です。
蔦の絡まった門を入ると、ギリシャ風の建物とロダンの彫刻が私達を迎えてくれます。


美術館の中に入れば、エル・グレコ、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノアール、セガンティーニ、
モディリアーニ、ロートレックなど学生時代に美術の教科書で見た覚えのある絵の本物がずらり
と並んでいます。
現在、日本の美術館にあることは奇跡であるとさえ言われているエル・グレコ 「受胎告知」 を
じっくりと鑑賞しました。
何度も来館し、鑑賞していますが本物の凄さに感動します。

大原美術館の中庭の「モネの睡蓮の池」では睡蓮の花が見頃を迎えています。

名画「睡蓮」と移植された「睡蓮」との物語を想像すると、モネがジヴェルニーのアトリエの
日本庭園で、あたかも描き上げて場面に立合っているかのような錯覚に陥りました。

大原美術館を出た後、かつて運河として使われていた倉敷川に沿って白壁の土蔵が建ち並ぶ美しい
景観に、「アート」「雑貨」「カフェ」「和菓子」といった女性好みなキーワードがぎゅっと詰ま
った人気の美観地区を散策して来ました。


津山までドライブ

2014年06月26日 | 観光地
先日の新聞の地方版に津山市にある衆楽園のスイレンが見ごろになっている、「早朝に花が開く
ので午前中の鑑賞がお薦め・・・・」と出ていたので主人と行って来ました。
初めての訪問です

なにより嬉しい事は入園料は無料だし、駐車場は公園入り口前に10台ほど置くことが出来ます。

衆楽園は津山城の北側に位置しており、庭園は南北に長い敷地で、大半を池が占めています。
別邸跡の古い建物群はなく、それらを再現した余芳閣・迎賓館・風月軒・清涼軒ほかが建っています。


南北に細長い池一面を覆いつくすスイレンの葉、そして純白の可憐な花が咲いています。


ピンクのスイレンの花は少なく、迎賓館前の北の池に咲いています。

美しい植物以外にも池の錦鯉や白鷺にも出会えます。


庭園は京都の仙洞御所によく似ており、島の配置や水面に映る島影の美しさ、四季折々の樹木の枝ぶり
にも、洗練された美を感じることができました。

市街地の中にありながら園外の喧騒とは離れた幽玄な世界を醸し出しています。

衆楽園のスイレンは、8月頃までは咲いているそうです。







備前福岡散策

2014年05月19日 | 観光地
日曜日のお昼から、一度訪れてみたいと思っていたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公である
黒田官兵衛のゆかりのお寺という妙興寺へ行って来ました。

黒田官兵衛ののぼりがあちこちに見られました。


この地の国主であった赤松則興の息子、権大僧都日伝上人によって、応永10年に則興の追善供養
のために開かれたのが、日蓮宗のお寺、妙興寺です。


妙興寺は宇喜多直家の父である興家や、黒田官兵衛の曽祖父高政や祖父の重隆の墓があることで
知られています。

黒田家は近江の国で、戦国時代の.鎌倉.室町と、六代に渡り勢力を張り続けていたが、
六代のときに軍令違反で厳しく批判され、現在の滋賀県長浜市におられなくなり、官兵衛の
曽祖父.祖父.は一族を引き連れて、備前福岡に移住したとのことです。


大河ドラマでは、黒田重隆を演じるのは竜雷太、職隆は柴田恭兵、孝高は岡田准一ですよね。

慶長5年に官兵衛の子長政が筑前に任じられ、その居城を博多の西に築いたとき、備前福岡を偲び
福岡城を名づけたそうです。
筑前の新たな城地に「福岡」と名付けるほど大切なところだったのですね。

興家は、中国地方を代表する謀将と言われた宇喜多直家の父、豊臣政権下における五大老の
一人であった秀家の祖父です。
砥石城主であった父・能家が、同僚であった島村盛実によって攻め殺された後は、子の直家と
共に流浪の生活を送りました。
やがて福岡の豪商の庇護を受け、故郷に戻れましたが、興家自身は不遇のうちに病死してしまいます。
法名は露月光珍だそうです。


備前福岡は、中世に備前随一として栄えた町だそうですが、当時の福岡の繁栄を今の時代に想像
することはできませんが、わずかに「七小路」「七井戸」と語り伝えられたものに、その昔整然
と区割された町であったことをしのばせるものがあります。

仲崎邸住宅
駐車場横の仲崎邸は明治時代末期から大正時代に10年余りの歳月をかけて建てられた大地主の邸宅で
当時の最高級の材木を用いて造られた格調の高い県内屈指の建造物です。
近年空き家になっていたのを地域住民が中心となって地域活性化の拠点として再生し、公開、活用
しています。
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七つ井戸
村人にとっては、情報交換、社交の場として楽しいところでしたが、打ち抜き井戸や水道の普及
などで次第に使われなくなり、現在、七つ井戸のうち四つの井戸が昔の姿のまま残っています。

備前福岡の市
山陽道と吉井川が交わる福岡の町は、物資の集散地として大変賑わっていたそうです。
鎌倉時代の一遍上人も、この辺りにやってきたようです。
当時は月に3日だけ市が立ち、その間は賑やかでも、市がないときは普通の農村のようでした。

一文字造剣之地碑
福岡一文字派は鎌倉時代初期から中期にかけて一時代を築いた備前刀の一派で、多くの国宝級の刀を世に
送り出しました。そして、福岡一文字派の作風は、のちの日本刀の原型となったようです。

現在の福岡は田園に囲まれた小さな集落ですが、南北に二本、東西に四本、その間を結ぶ狭い道路も
碁盤の目のように整備されています。
農村にしてはあまりにも趣のある白壁や格子窓が残る家並みの町作りです。
ここに訪れて耳を澄ましてみると、あたかも往時の賑わいが聞こえてくるような、そんな気がする町でした。