潮風に誘われて

立ち寄って頂き有難うございます。
趣味や特技、好きな分野のこと、毎日行っていることを綴っています。

可憐な花

2017年03月08日 | 
ヒマラヤユキノシタのピンクの花が咲きました。
寒さに強く。地面を横に這うように伸びる太い根茎から光沢のある
緑色の葉の根本から花茎を長くのばして、その先に淡いピンク色の
花をまとめて咲かせます。



名前のように原産はヒマラヤ地方やアジア東部らしいのですが、日本
には明治初期に園芸用として渡来したようです。

成長は比較的ゆっくりですが、日陰でも環境が合えばあまり手間も
かからず毎年花を楽しませてくれます。

初めてこの植物を見たときにはウチワのような大きい葉にどんな花が
咲くんだろう?・・・
葉と花のギャップに驚きました。

ヒマラヤユキノシタの花言葉の「深い愛情」、「情愛」、「秘めた感情」
の全てが「愛情」に関係した言葉です。
夫婦同士で贈り合うのにも適した花言葉で、また、恋人同士で贈り合う
のにも適した非常に良い花言葉です。

朝顔

2016年07月17日 | 
庭の朝顔が見頃を迎えています。

暑い夏を快適に過ごせると評判の「緑のカーテン」。
朝顔を使った緑のカーテンは初心者でも作りやすく、かわいらしい花を
楽しみながらお部屋の中に涼を運ぶことができます。


毎年ほったらかしなのにいっぱい咲いてくれます




ムサシアブミ

2015年05月01日 | 
友達の家に行くと珍しい鉢植えが目に止まりました。
ムサシアブミ


名前の由来は、筒状のものが馬に乗る時足をかける「アブミ」に
似ていることからムサシアブミと名付けられたそうです。

宮本武蔵の馬の鐙に喩えたもので、この花の毅然とした猛々しさが
武蔵の名に相応しく、素敵な名前だと思います

風変わりなこの姿を真正面から見ると少々不気味です。

サトイモ科テンナンショウ属はとてもグロテスク・・・・・・
しかし不思議な気品があります。


忘れな草

2015年04月21日 | 
梅雨のような毎日でしたが、ようやく春らしい陽気になってきました。

こぼれた種から発芽した忘れな草が庭で咲き誇っています。
青い小さなお花が集まって咲いている姿は可憐です。
こぼれ種から咲いてくれるととっても得した気持ちになります。o(・∇・o)(o・∇・)o ヤッタ!
でも・・・この忘れな草は勢いがすごくて、周囲の植物が飲み込まれそうです。

花言葉:わたしを忘れないで・真実の愛
旅立ちのシーズンでもある3月も終わりましたが、「わたしを忘れないで・・・」
ぴったりの花言葉を持つ、忘れな草です。

中世ドイツの伝説ではドナウ川のほとりに咲くこの花を恋人ベルタのために摘もうと
して川に落ちてしまった騎士ルドルフ。
ルドルフは最後の力を振り絞って”僕のことを忘れないで”と最後の言葉を残して
花を川岸に投げたそうです。

花言葉は、いったいどのように決まるのかしら?と思うことが多いのですが、
この忘れな草だけは、納得がいきますね。
倍賞千恵子/忘れな草をあなたに








ギンギアナム

2015年04月06日 | 
冬の間、室内で過ごしたギンギアナムの花が咲きました。
比較的初心者向きの洋蘭です。

小さい花ですが、多花性のらんの一種です。
ギンギアナムは、とても丈夫で育てやすいのが魅力です。
胡蝶蘭は「すぐダメにする」という方も、このギンギアナムなら、
きっと失敗しないでしょう。


鉢いっぱいに硬い葉が茂り、たくさん花が咲きます。
花期が長いのも嬉しいです。
小さな花は、よく見ると蘭の気品に溢れています。

まだまだ蕾の多いギンギアナム、ゴールデンウィークの頃まできれいに
咲いていてくれることでしょう。





サクラソウ

2015年02月19日 | 
わが家のサクラソウは南側の日当たりのいい場所で、ようやく花が咲き始めています。

勝手に種が落ちていてほっておいても芽が出てお花が咲いて毎年楽しませてくれます。
お花は小さいけれど美しくて清楚なお花なので私の好きなお花の一つです。


こぼれ種でも繁殖力旺盛で、この花で早春の庭先や玄関先がいっぱいのお家も結構見かけ
ますね。
そういえばピンク色のほうが多いです。

園芸店でよく「サクラソウ」として売られている植物の中には西洋サクラソウ「プリムラ」
などが殆どで本種が売られることは少ない・・・・・。
と 書いてありました。

サクラソウという名前は、「我国は 草もさくらを 咲きにけり」と俳人小林一茶の俳句にあるように、
花の形が桜の花に似ているところから由来するそうです。


オーシャンブルー

2014年07月31日 | 
今年も暑中見舞いが届く時季で、趣向を凝らした見舞状が届くと嬉しく元気を
もらっています。


友達の家の軒下にオーシャンブルーが咲いて鮮やかに彩っています。

オーシャンブルーとは、琉球朝顔、西表朝顔とも呼ばれる宿根性の朝顔です。
今頃になって咲き始めたそうです。


色々と調べてみると、短日性なので明るい時間が長いと咲かないそうで、夜が長くなる
10月~初冬頃まで咲き続けるとのことです。
上手く越冬させた株は、翌年の6月頃から咲き始め、初冬頃まで咲き続けるそうです。

1ヶ所から何個もの蕾が付いて何輪もの花が咲いて、凄~く逞しく育っている綺麗な花です。ヽ(^_^;))((^。^;)ノナントー
花持ちも良く、夕方になると薄紫色に色が変わる面白い花です。

種はできなく、延びた蔓から根が出ているので、サツマイモのように植えれば大丈夫かも・・・。
来年は我が家の軒下にも植えてみようかな~




夾竹桃

2014年07月02日 | 
ピンクの夾竹桃を見つけて、匂いを嗅いでみました。

「においがない花」という先入観でちゃんと見ていなかったのは確かでしたが、思いのほか
強い匂いがありました。
ハナニラとか、オシロイバナのようなパウダリーで濃い甘さで、あんまり上品な香りではなく
て、庶民的な感じです。

隣に白の夾竹桃もあったので、再度、吸ってみました。

ハニーグリーンの臭いがします。
緑の葉をむしったようなにおいと、蜂蜜のような金属的なにおいを混ぜた感じでした。

『原爆が落ちて75年間草木も生えない』といわれた被爆地「広島市」にいち早く咲いた花で、
当時復興に懸命の努力をしていた市民に希望と力を与えてくれたという話は有名です。
私もそれはなんとなく知っていました。


子供の頃は仏様の花と思い近づくことさえしませんでしたが、この話を知ってからはこの樹が花
を咲かせている姿が好きになりました。
夾竹桃はとても生命力の強い花です。

女優檀ふみの父親で「最後の無頼派」といわれた檀一雄の命日1月2日は「夾竹桃忌」。
生前、写真で見た宮崎市の「こどもの国」の沿道を彩る夾竹桃並木の美しさに感動、花の季節に
わざわざ見に行ったということで、宮崎では毎年正月、花の時期ではないものの「夾竹桃忌」で
檀一雄をしのぶ会が開かれているそうです。

宮崎交通の青島・内海鉄道を国鉄に売却したとき、岩切章太郎社長は
「こどものくにの駅名を変えないこと」と「夾竹桃の並木を切らないこと」の2つの条件を付け
たそうです。

夾竹桃に寄せる岩切氏の熱い思いが胸を打ちます。

夾竹桃のうた



夏に咲く花夾竹桃  戦争終えたその日から
母と子供の願いを込めて 広島の野に燃えている
空に太陽が輝く限り 告げよう世界に原爆反対を

夏に咲く花夾竹桃 戦争終えたあの日から
若者達の思いに満ちて 長崎の丘に燃えている
空に太陽が輝く限り 告げよう世界に原爆反対を

夏に咲く花夾竹桃 祖国の胸に沖縄を
日本の夜明け告ぐる日を 迎えるために燃えている
空に太陽が輝く限り 告げよう平和と独立を




ノアザミの花ことば

2014年06月14日 | 
6月はアザミの花の季節です。
ノアザミの花が田んぼの岸にひっそりと咲いているのを見つけました。

淡紅色のもの静かな花ですが、どこか俗世間から離れて一人自分の志を守っているような気品を
感じさせてくれます。

アザミといえば針山のようなトゲが印象的です。
美しい花ですがきれいなものにはトゲがあるといわんばかりに守られています。
アザミの花言葉は「触れないで・独立・満足・安心」です。
アザミはスコットランドを救った花だと言う事で、スコットランドの国花とされているそうです。
確か、お金にもアザミが描いてあるとか聞いたことがあります。
「触れないで」という花言葉はそのままですよね。
花に手が触れると痛い思いをするということなんでしょうね。

けれども、このトゲにはギリシャ神話でこの様な言い伝えもあるそうです。
ギリシャ神話では、ヘルメスとニンフの間に生まれた美しい羊飼いの話で登場します。
この羊飼い、凄くもててるのに誰かを愛する事がありませんでした。
それを見たアフロディテは、彼の所に美しいニンフの少女を送りました。
でも一時はお気に入りだったんですが、しばらくすると、ぽいっと彼女を捨ててしまいました。
それに怒ったアフロディテは、羊飼いを盲目にして、羊飼いはショックのあまり河に身を投げて死ん
でしまいました。
そんな彼の死を悲しむ人は大勢いたようで、アザミの花はその時にできたものとされていて、アザミ
の花についている棘は、その羊飼いの悲しみを表しているとの事です。

「独立」という花言葉はギリス北部のスコットランド地方にちなんだものとのことです。
スコットランドはイギリスの一地方ですが、独立国家のようでもあります。

今ブラジルで開催されていますが、ワールドカップのサッカー代表チームはイギリスというチームは
存在しないですよね。

試合の前にはそれぞれの国歌が歌われますが、スコットランドで最も歌われるのが「フラワー・オブ・スコットランド」
このフラワーというのはスコットランドの国花「アザミ」なんだそうです。

13世紀にスコットランドがノルウェーの来襲を受けた時、アザミに助けられたのでスコットランドの人は
アザミを愛しているんだそうです。

夜襲をかけようと城に近づいたノルウェーの兵士がお城の周りに生い茂るアザミのトゲを踏んでしまい、痛さ
に思わず声を上げてしまいました。
その声でスコットランド兵も飛び起きて、夜襲を撃退できたわけですね。
アザミはスコットランドを救った偉大な恩人として国を象徴する花になったそうです。
「満足」「安心」という花言葉もこのエピソードから生まれているそうです。

エピソードによって全く違う印象の花言葉ですが・・・
テーマが攻撃的なところは共通しています。














シャラの花

2014年05月28日 | 
すぐに花を落としてしまうシャラの花、別名「夏椿」は大好きな花の一つです。

梅雨の頃に咲く花と思っていましたが、今日友達の家に行くとこのシャラの花が咲いて
いました。


明るい緑の葉に白い繊細な花びら、木の幹の木肌もとても綺麗です。
木自体が楚々とした美しい木です。

一日だけの生命を精一杯咲き尽くすという、人生のはかなさを咲き誇るその一瞬一瞬が
素晴らしく美しいです。


もとは古代インドの言葉で、シャーラという名の木で、それに、娑羅あるいは沙羅という
漢字を当てたそうです。

お釈迦様が亡くなられた時、その四方を囲んでいた樹木が、それぞれに2本ずつ、対に
なって生えていたことから沙羅双樹と呼ばれるようになったものだそうです。

2本づつ生えていたのでサラソウジュですが、日本では温室がないと育たないため、多くの
寺院ではナツツバキが「仏陀入滅ゆかりの木」として植えられています。

「仏教の三大聖樹」の一つとされているそうです。

かなり仏教に関係の深そうな木ですが、この木の植えられている寺院は数少なく、一般
には簡単に見ることはできません。

沙羅双樹といえば、まず思い出すのは平家物語ですよね。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・」。
お釈迦様が亡くなったとき、その死を悲しんで沙羅双樹は一斉に花を開いたという言い伝えも
あるとか・・・・・・。