”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2012年06月25日 20時46分29秒 | Weblog

6月25日(月)雨のち曇

今日からはまた梅雨空が続くようです。あとどのくらい続くのかわかりませんが、早く抜け出して真夏の太陽を浴びたいものです。もっとも暑くなれば暑いと言って、また勝手を言うことになるのでしょうけど、別に暑い夏が嫌いと言う訳ではありません。いやむしろ夏は好きな季節なのです。

ところで今日は別にこれと言った話もないので、レスビアンの元祖サッフォーの話をすることにしましょう。レスビアンとは元々「レスポス島生まれの女」と言う意味だったそうです。レスポス島はエーゲ海に浮かぶギリシャ領の小さな島ですが、今から約2500年前古代ギリシャ文明の影響を受けたオリーブとブドウの良く実る平和な美しい島だったと言われています。サッフォーは詩人として有名ですが、彼女は若い頃一度結婚し、娘を生んでいるが、中年になると今で言う私塾のようなものを開きます。自宅に若い娘を大勢集めて、歌や舞踏や音楽や詩を教えるのです。彼女は大勢の乙女たちに囲まれ、終日竪琴を掻き鳴らしたり、詩を作ったりして過ごしていました。サッフォーの愛した乙女達の名前はたくさん彼女の詩の中に残っているのですが、この乙女達は、島の若い青年達に恋をすると、女教師の熱烈な胸の想いには応えてくれなかったようです。従ってサッフォーはしょっちゅう失恋していなければならなかったようです。
それほどレスビアン・ラブ一筋に生きて来た彼女が生涯の最後に男に恋をしてしまうのですから不思議なものです。相手はレスポス島の若い船乗りの美青年パオンと言いますが、パオンは同性愛の女流詩人などに興味がある訳でもなく、さっさとレスポス島を船出してしまいます。サッフォーはシチリア島までパオンを追って行くつもりだったのですが、航海の途中、イオニア海のレウカス島まで来て、さすがに自分の愚かしさに気がつきます。彼女は55才、相手は20才そこそこなのですからどう考えてみたところで不幸な結果に終わるに決まっています。結局サッフォーは悩み、絶望して、レウカス等のアポロンの神殿のある断崖から、イオニア海の紺碧の海に身を投げて、悲劇的な最後をとげたのです。

男と女とは摩訶不思議なものですから、いろいろ状況によっていろいろ変わるのでしょうけど、まぁあまり考え過ぎずにあるがままが一番のような気がします。
それではまた。

コメント
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