西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

首都圏JRで架線切れ18万5千人に影響

2007-06-22 | 時論、雑感
又、事故だ。今回のJR事故は熱のため8時前に架線が切れて電流が流れなくなり電車がストップし、復旧は、長引いて13時過ぎになった。5時間もかかったのだ。では、何故、架線が切れたのか。電車の架線には電流が流れているが、所々に変電所があり、そこで変電された電流が流れるのだ。だから隣り合った二つの変電所の近くで架線はダブルになる。このダブル区間に、パンタグラフを架線につけた電車が止まると、ダブル架線の電圧の高い方から低い方へ一時に大量の電気が流れ、架線が過熱で溶けて切れるのだ。本来、その区間には電車を止めていけないように指導されているが、何らかの理由でその停車禁止区間に電車が止まったのだ。これで影響を蒙ったのは18万5千人と言う。
JRは、一般に管理が行き届いていることで定評があった。(でも、尼崎事故は、本当にいただけない!) 特に新幹線は1964年に走り始めて以来、40年以上、重大な人身事故を起こしていない。これは、深夜過ぎ新幹線が運行を止めている時間帯に全線にわたって生身の人間センサーでチェック、管理しているためだ。安全に万全を期すため、この丁寧な管理システムを更に在来線にまで及ぼして、管理にお金と人手を注ぎ込む必要があると言えよう。

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2 コメント

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18万・・・です (narawao)
2007-06-23 12:01:16
先生、10万人足りません(^^)
幸い我が家は主人も含め、この被害にはあいませんでしたが、いつ同類のトラブルに巻き込まれるやら。
超ハイテクが単純ローテク(人的)ミスでボロボロに。
都会の便利さは、一度なにかあると、対象人数が多すぎてたちまち大混乱。「天国と地獄」が紙一重で存在します。
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訂正しときます (ichiro)
2007-06-23 12:11:27
テレビの音声を聞きながら書いたが・・、一寸少ないなあ、と思っていた。訂正しときます。
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