西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

近鉄電車(4)急行の止まる駅

2005-07-13 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
現在、近鉄電車で京都から奈良に行くとすると、急行の止まる駅は、東寺、竹田、丹波橋、桃山御陵前、大久保、新田辺、新祝園、高の原、大和西大寺、新大宮そして奈良である。ところで、私が奈良に京都から通いだした1974年頃に急行が止まった駅は、東寺、丹波橋、桃山御陵前、大久保、新田辺、高の原、西大寺そして奈良であった。これらから、1974年以後、現在までに急行が止まるようになった駅は、竹田、新祝園、新大宮であることがわかる。竹田は、その後建設された京都地下鉄との乗換駅で急行が止まるのはうなずかれる。「竹田の子守唄」の地区にある。新大宮は、旧市内から奈良市役所が移ってきた地区であり、他の事務所も増えたので通勤客乗降駅として奈良の隣の駅だが急行が止まっても当然だろう。問題は、最近決まった新祝園駅である。確かにJRとの乗り換駅なのは有利な条件だが、乗降客が近鉄急行が止まる駅の条件に少し満たなかったようだ。この新祝園駅は、精華町の町役場がある駅であり、関西学研都市への主な出入り口とみなされていた。しかし、学研都市には大阪から通ってくる人も多く、この地域の住宅に住む人たちも大阪に通勤している場合が多い。そこで、新祝園に出るよりも学園前に出たほうが便利なのである。それを、無理にバス路線も学園前につながずに新祝園につなぐなどの意図的努力をしてようやく急行が止まるようになったのである。

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