西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

漢字

2006-10-20 | 言語・字・言語遊戯
昨日、奈良女に非常勤で行った時、非常勤講師室で、漢字の「遊び」カードをコピーしていた先生を見かけたので話しをした。正倉院文書の研究をしておられる先生で、国語の教科教育法の非常勤のようだ。そこで色々と漢字の話になった。「臭」という字は、「自(これは鼻という意味)」の下に「大」となっているが、元々は「大」ではなく鼻の効く「犬」であった。こうしてこそ意味が分かる。当用漢字として省略である。中国の漢字省略はもっとひどすぎるのでは、となった。確かに10数億人に教育しないといけないので、ある程度簡略化もやむをえないが、「電」が雨冠を取った下だけ、新幹線の「幹」が「干」では省略しすぎ、元々漢字は意味を表す表意文字ではないか、との話になった。台湾は、昔の漢字を使っている。
今日の朝、テレビを見ていたら韓国で、中国との貿易も増えてきたこともあり、漢字ブームと言う。中国では店の名も漢字だから大体想像できたが、韓国に行った時にはハングル文字ばかりで困った。韓国では、是非、省略しすぎの中国風にならないように、と思う。見ていたら、どうもそうではないらしいのでほっとした。

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