西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

結婚披露宴スピーチ、2000年卒、2002年修了の高岸亜衣子さん

2006-05-21 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日、奈良女子大学・住環境専攻を2000年卒、2002年修了の高岸亜衣子さんの結婚式が奈良であったので参加し、披露宴でスピーチした。05年11月19日に前田真子さんの時以来である。(ブログ05年11月19日参照)本人と相手の峯 繁治さん(鍼灸師)にも同意していただいたので本名で書いておく。奈良女卒業生も10人ほど来ていて久しぶりの交流になった。皆、私の「洒落」を期待している雰囲気だったが割と真面目に話した積りだが・・。少し長いが読んでいただくと幸いである。

結婚披露宴スピーチ
○ 高岸亜衣子さん(2006年5月21日 於:ヒルトップテラス奈良)
峯 繁治さん、亜衣子さん、ご結婚おめでとうございます。ご親族の皆様にもお祝い申しあげます。結婚式および披露宴にお招き頂き有難うございます。私は亜衣子さんが奈良女子大学の4回生および大学院修士課程の時の指導教官を勤めました。
今日は、亜衣子さんの奈良女子大学時代を思い出しながら、人生の先輩として今後のことについても一言述べたいと思います。四つのことを言います。最初の二つは亜衣子さんの学生時代と現在の仕事のこと、後の二つはお二人の現在と将来のことです。
まず亜衣子さんのこと。亜衣子さんは、奈良女子大学の卒業設計では、春日井の国道に面する建物や駐車場の設計でしたが、駐車場のロットに番号をつけて建物から見えるようにし、番号あわせのビンゴを楽しむという仕掛けを考えましたがユニークでしたね。大学院の修士論文では研究室で取り組んでいたテーマの一つ「戸建て住宅地」の問題に取り組み、見事書き上げましたね。その成果は本の一部に使わせてもらっています。(その本『これからの郊外戸建て住宅地』(前田真子さんと私の共著、せせらぎ出版)を持ってきましたので一部差し上げます。)学生時代は、アイデアもあり同時に着実に進んできたと思います。結婚後も、何事につけそのようであるだろうと想像し期待しています。
次に、現在の仕事、コンサルタントについてお話します。亜衣子さんが春日井発祥の玉野総合コンサルタントに勤めているからです。これは何かと言うと、根気の要る「コン」、次に創造的に越したことはないけれど、要領よくやる必要があるので猿真似でもよいの「サル」そしてお金が「タント」儲かるという意味です。まあ、これは洒落で言っているのですが、長い間には、ある意味で「軽いのりも必要」ということです。
では、お二人の結婚と今後のことについて。まず結婚式は、日柄と場所を選ぶと言いますが、今日5月21日は24節気の一つ小満(小さく満つる)で万物が成長してくる良い季節になった初っ端なのです。おめでたいと思います。次に場所ですが「ヒルトップテラス奈良」ですよね。お二人の馴れ初めが奈良なので、当然、奈良なのですが、それが「ヒルトップテラス」とは「丘の上の高台」という意味ですね。お二人の元々の名前(姓)が峯さんと高岸さん、全く名前どおりの場所をスタートラインに設定したお二人の「謎かけ」を解いた積もりですが、如何でしょうか。良いスタートを共に喜びたいと思います。
最後に、今後のことですが、是非幸せになってほしい、と思うのですが、英語で幸福は、happiness と言いますね。これはhappen  happening と通じていると思います。どういうことかと言うと、何度も起こること、例えば美味しい食べ物を何度も食べることは、快楽ではありますが、幸福とは言わないと思います。幸福とは、happen 一度だけ起こることの中にあると思います。この結婚式も、将来の例えば一人目の子供が生まれることも、銀婚式も あるいは金婚式も一度しか起こりません。そう言えば、これからのお二人の毎日毎日も一度しか起こりません。是非そういう毎日を幸福とかみしめて、そして毎年着実に進級し(鍼灸師)て、幸せになってほしいと願って、私のお祝いの言葉といたします。
(写真は「人前結婚式」の行われた「チャペル」)


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2 コメント

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高岸さんの結婚式 (高木 文華)
2006-05-31 05:49:28
西村先生へ

奈良女子大で高岸さんの同級生だった高木です。先生が覚えてらっしゃるといいなぁと思いながら書いています。今回は友人の高岸さんの結婚式に残念ながら出席することができず、落ち込んでいたのですが、先生の暖かでユーモアの溢れるスピーチをこうしてWebで読むことができて、心が明るくなりました!!

現在私はロンドンの設計事務所で建築保存のプロジェクトに関わっています。とういうわけで、先生のブログの「ロンドンの思い出」のセクションを特に楽しんで読ませていただいています。またアップデートのほう、よろしくお願いしますね。

これからも先生のますますの活躍を期待しています。
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うろ覚えかな (ichiro)
2006-06-01 06:10:10
コメントありがとう。名前が優雅だったので覚えているよ。でもうろ覚えかな。一寸研究室のこととか(保存だったら増井ゼミ?)、卒業研究のことなど言ってもらうと更に鮮明になると思います。ロンドンのどの辺りにいるのですか。ロンドンの建物の保存をやっているのですか。別の地方もですか。もしこのコメント欄に書くと長くなるのならメールに書いてください。アドレスは『第生会報』を見るか、友人に聞いてください。ロンドンは、もう一度住んで見たいと家内と話していますが、今は一寸無理ですが、放っておくとドンドンと年齢が進んで、又無理になるので、どこでけじめをつけるかですね。ロンドンの思い出記事は60コンテンツ位になっていますが100位にはなるでしょうね。では又。
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