西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

F.さんと久し振りに駄弁る「農耕社会」

2007-11-11 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日、一昨日亡くなった奈良女子大学理学部教授・坂本直樹さんの葬儀に行った。奈良の「セレミューズ秋篠」である。昔、高校2年先輩で東洋大学教授(元・奈良国立文化財研究所勤務)だった古代史の鬼頭清明さんの葬儀も確かここであった。坂本さんの葬儀はシンプルな無宗教式、奈良女子大の久米健次学長、池原健二理学部長の弔辞、喪主の坂本さんの奥さんのご挨拶、そして参列者の献花、会場入り口でのお見送りで、1時間以内で終了した。バックに坂本さんが好きだった「サイモンとガーファンクル」の曲が流されていた。まあ卒業したゼミ生の弔辞はあっても良かったのでは、と一寸思った。
 久し振りに私より一年先に「退官」されたF.先生に会い、帰りに、自動車で高の原まで送ってもらった。久し振り、ということで「イオン」の喫茶店で駄弁った。さる大学に勤めておられるが、植物性蛋白質をとる代表的食べ物は?という質問に「豆腐」や「納豆」などと答えられる学生が皆無で愕然とした、と言われる。「うーん」と私も唸ってしまった。F.さんは、今後、大学を辞めたら農業をしたい、食糧自給率を上げ、地産地消でいくべし、と言う。奈良盆地の南の方に農地も用意しておられるようだ。地球環境のことを考えると「そうだな」と思う。F.さんは、人類は「採取時代」にまで戻れないが「農耕時代」には戻れるのではないか、と言う。久々に「F.節」を聞いた気がした。

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2 コメント

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坂本先生の教え子です (落ちこぼれのゼミ生)
2007-11-11 21:14:23
かなり昔の坂本先生のゼミ生です。突然お邪魔して申し訳ございません。坂本先生のお名前でgoogle検索をしていたら、西村先生のブログに出会いました。
私も、今日の告別式に参列させていただきました。とにかく落ちこぼれでしたが、見捨てずにご指導下さった坂本先生の笑顔が昨日のように思い出されました。
西村先生が書いておられるように「卒業ゼミ生の弔辞」については、私も同感です。優秀な方は大勢いらっしゃるのですから。
同期の皆は関西に居ないので、代表で一人だけでの参列となってしまいましたが、生きていることに対して、改めてじっくりと考える一日になりました。
突然のコメント参加をどうぞお許しください。
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そうでしたか (ichiro)
2007-11-12 06:49:23
こういう交流もいいものですね。
mixiにも女子大コミュがあるので訪問してみてください。時々覗いてください。奈良女ネタもありますよ。
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