西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

恐竜(爬虫類)と哺乳類

2006-07-17 | 色々な仮説や疑問
NHKスペシャル「恐竜と哺乳類」の二回目を見た。中国の遼寧省は1億2千5百万年前の化石の宝庫である。50cm位の進化したやや大きい哺乳類「レペノマムス」が発見されたが、なんと胃袋に恐竜の歯があったのだ。ということは、今まで哺乳類は恐竜の蔭で鼠のように小さくなって夜行性で生延びていたと思われていたが、昼行性となり草食の恐竜の子どもを捕獲して食べていたことが分かった。一方、恐竜も羽毛を持つものが現れた。最大級で肉食のティラノサウルスは足の速い子どもと歯や顎の発達した親が協力して狩をしていたことも分かったようだ。
以上のことも興味深いが、今日、私が最も興味があったのは、被子植物の「アーケフルクトウス」が花をつけ、以後、花の発展が哺乳類の存続・発展を助けたということだ。花が発展するということは、第一に虫を引き寄せ虫の発展につながり、それをえさとする哺乳類に有利に働いた。第二に、花は次に果実となり、それも哺乳類に恵みとなったのだ。今まで「何故、人間は綺麗な花に引き寄せられるのか」という問題に対して、人間に生物進化過程での花に直接引き寄せられた虫のDNAが引き継がれているのでは・・と言って来たが、その追求はおいておいて、今日の話では、虫の繁栄、果実の豊かさを花が保障するのであり、花があると人間にプラスになることにつながることが長い間に、花を見ると無意識に「美しい」と思うようになったのだ、と言う風にも解釈できる。どうでしょうか。
恐竜が結局は絶滅し、哺乳類が生き残ったのは、哺乳類が小型で食料が少なくて良かった事も効いているようだ。大きな人間より小さい人間が「食糧問題」に「貢献」していることになるのかな・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿