西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

米山俊直先生のこと

2006-10-05 | 諸先生・諸先輩・同輩・諸後輩の思い出
『毎日』なら版で故・米山俊直先生の蔵書8千冊が県立図書情報館に寄贈されることになった、とあった。先生は3月9日に75歳で亡くなられた。初めて知った。
米山先生は、奈良県都祁村のご出身、文化人類学者、奈良盆地を背景にか、「小盆地宇宙論」を言っておられたようだ。京大教授のあと、大手前大学の学長もされていた。私が、奈良女子大学生活環境学部長をしていた時、学部として初めて「外部評価」を受けることになり、「外部評価委員会」の委員長に大手前大学学長(女子大だったのを共学にされた学長)をされていた米山先生にお願いすることになり、評議員の清水哲郎先生(現・副学長)とお願いに大手前大学まで出かけたことを思い出す。生活環境学部(旧家政学部)は、生活に総合的に取り組む学部であり、委員長に文化人類学者の米山先生が良いと思ったからである。快く引き受けていただき、無事、国立大学法人化直前の2004年2月に外部評価書も出せた。一寸ピリッとしたところもあるが、別に「共学に」といった「驚愕」すべき提起もなく、愛情にも満ちた評価であったと思う。やはり奈良のご出身、奈良女子大学を気にかけて頂いていたな、と今思う。ご冥福を祈りたい。

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