西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

映画「ローマの休日」より気づいたこと

2011-05-24 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日は、映画「ローマの休日」の裏話をしたが、探し出したそのビデオを見だして気づいたことを書く。

(1)カラーの時代に入っていたのに白黒である。理由は、ウイリアム・ワイラー監督が全編ローマでのロケで撮るということとの引き換え(かかる費用を考えて)だったからのようだ。

(2)現地ロケで、ワンカット、ワンショット撮るのに時間がかかっている。編集で撮った順を入れ替えている証拠が明白に分かる例がある。

・アン王女(オードリー・ヘップバーン)が、コンドッティ通りの美容院で髪をショートカットにして、スペイン階段でアイスクリームを食べ、ジョー・ブラッドリー(グレゴリー・ペック)に会ってローマを回る相談をする場面・・・アン王女がアイスクリームを食べ始めるのは、午後2時40分過ぎ(以下、時間は背景に写っている時計台の時計による)なのにジョーが話しかけているのは午後5時5分ほど前、この間2時間以上経っている。話がまとまって両者立ち上がる場面は、少し時間が戻っている。
中々面白い「発見」があるものだ。

ビデオテープを持っている方は、是非一度見て下さいね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿