西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

分析的科学から総合的学問へ

2011-11-16 | 文化論、科学・技術論
最近、健康問題に関心の一つがあり、地域SNSけいはんなの日記で、安保 徹さん(新潟大教授、東北大医学部出身、1947年生まれ)が最近『学士会会報』に書かれた「エネルギー生成系で知る病気の成り立ち」を詳しく紹介したのだが、まあ、そこでは西洋医学の問題も浮き彫りになっている。

西洋医学は、他の西洋科学と同じく分析的である。そのため、それらの分析的追求の網の目にかからないニッチな(隙間にある)知見は「飛ばされる」おそれがある。

私は、分析的(西洋)科学は、科学として尊重すると共に、そこに留まらないで総合的な(東洋的とも言うべき)学問が見直され威力を発揮する時代になりつつあるのではないか、と思っている。

医学だけでなく、農学、林学、建築学などもそうではなかろうか。

一寸オーバーかな。