西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

フランダース地方訪問(3)ゲント(バーフ教会の「聖なる子羊」)

2011-11-04 | 訪問場所・調査地
最後の日の午前、ブリュッセルからバスでゲントに行った。ゲントはアントワープやブリュージュより近い、人口25万人位で、ブリュッセル、アントワープに次ぐ都市人口のようだ。(実は、ゲントという都市名は都市計画の祖の一人ぱパトリック・ゲデスの『進化する都市』ー小生達が翻訳、鹿島出版会刊行ーに出てきていたことから知った)

解説員の正○地さんは、自分はブリュッセルの次にこのゲントが好き、と言っていた。確かにこじんまりし、歴史と文化を感じさせる町である。

先ず我々が行ったのは聖バーフ教会にある「聖なる子羊」の絵(ファン・アイク兄弟作と言う)である。この絵は、キリスト教の教えをきっちり描きこんでいるものであり、とりわけ初めての「油絵」であることでも知られている。

解説員の解説は、微にいり細をうがったものだった。描かれた植物も数百に及ぶということだ。

他に市庁舎も見たが、16世紀の建造だがゴシック様式とルネッサンス様式の合体のようだ。私は「東大寺三月堂のようですね」と言っておいた。

数時間の早足見学だったが、次回は、ゆっくり泊まって見てみたい。