西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

フランダース地方訪問(2)ブルージュ(運河の歴史都市)

2011-11-03 | 訪問場所・調査地
アントワープの次にブルージュに行った。現在、人口12万人の運河に○く囲まれた可愛い歴史都市である。

昼食を皆で、このブルージュで食べた。もちろん、「地」のビールも飲んでみた。

食べたのは、フランドル風シチューのワーテルゾイである。4人掛けだったので、1組の夫婦と一緒だった。聞くと、「旦那」は58歳、定年2年前、今年は夏休みを取らなかったので、「秋休み」で「奥さん」と来たらしい。「ワーテルゾイ」はゲントが発祥のようだが、鶏肉が入り(魚系統もあるようだ)、ジャガイモ、人参も入っていたが、やはり味はやや「塩辛かった」。ビールは、味が変わっていて良かった。

食後、歩いて町を見て回った。今回の旅行には、解説員S.さんがついていた。在ベルギー22年のベテラン、よく調べていると思った。36人に「聞き取りイヤホン」を配って、自分は送信用マイクで喋っていた。参加者36人もいると、列も乱れ長くなるので、これは便利と思った。但し、4日間ほど使うと電池がちょっと心もとなく最後の頃は近くに行って「生」で聞いていた。

カリヨンの音色が響く「マルクト(市場)広場」、鐘楼というのはギルド「市民」などが資金を供出して作ったもので、教会の塔の鐘と趣旨が違うようだ。それらの「高さ」などを競っていたようだが、さすが北海に面する「商工業」都市である。

聖母教会はレンガの塔があって、122㍍、アントワープの聖母大聖堂より1㍍低いようだ。

途中で、運河クルーズをした。約30分、ぐるりと回った。日本語の解説テープが回っていた。この運河は、別の日に行ったゲントにつながっているようだ。運河から周りの建物や通り過ぎる橋などを見ていると、時代が中世に戻る感じがした。殆どが石造りなので、外観は、ほとんど変わっていない印象だ。よく見ると、現代風に改装しているのもあるのだが・・・。

上がって最後に愛の湖公園、ベギン会修道院庭園を見た。1時間半かけてブリュッセルにバスで戻った。高速道路は、無料のようだった。何処にも「関所」はなかった。