西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

世界遺産、世界史との繋がり

2011-08-15 | 歴史とのつながり、歴史の面白さ
テレビの録画した「世界遺産 1万年の叙事詩」の最後の2本を見た、19世紀と20世紀である。

世界遺産は1960年ごろ、古代エジプトのアルシンベル神殿がナイル川のアスワンハイダムによって湖底に沈んでしまう状況から始まった。

それは、エジプト住民のためばかりでなく世界の人々と「繋がっている」ことによって正に世界遺産となったのだ。

現在、900余りの世界遺産を逍遥し、相互の繋がりを広く深く追求することによって初めて世界史が成り立つと言えるかもしれない。

ところで、このシリーズは、正岡正剛さん(編集工学者)とタレントの華恵さん(東京芸大学生)が案内役だ。正岡さんが理論的に「編集し」説明、華恵さんが感心し突っ込んでいる。

彼女は、「ハーフ」である。自分で母親はアメリカ人、しかし「純粋な」アメリカ人というのはいなくて、殆どヨーロッパから渡って来た人である。母親は彼女に、「私はゲルマン系よ」と言ったらしい。

長い目では、こういう風に皆「世界人」になっていくのであろう。