西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

イエロストーン公園へ狼を放つ

2009-08-16 | 色々な仮説や疑問
昨日、衛星テレビだったかBshiを見ていたら、イエロストーン公園の狼が絶滅してから、鹿などが爆発的に増加し、元々の生態系が崩れてきたのに対して、カナダから狼を人為的に導入して元々の生態系に戻るかどうか観察調査しているらしい。

日本でも、日本狼が明治に絶滅してから山間部では野生の鹿や猪が猛烈に増えて里の農業や山の林業にも影響を与えている。

前に日本でも狼を復活させたらどうか、鹿や猪などを食べてくれるが殆ど「里」には影響ない、と東北大出身の先生が『学士会会報』で論じていた。私が紹介したことがある。狼は日本では肉食系動物の「頂点」にいたのだ。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/602c238c428d62ac90eabe82886fd594

まあ熊は、「準頂点」にいて、ようやく保護の機運も出てきている。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/c637eaabffbb3a565f01a6120db6126d

まあ日本は、人口が「密集」しているからイエロストーン公園のようには直ぐに実験できないかもしれない。今はイエロストーン公園の実験に注目だ。
イエロストーン公園とオオカミ:http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0409/wolf.html

日米の対等関係と自衛隊問題

2009-08-16 | 時論、雑感
今度の衆議院選挙の外交問題で日米関係はどうなるのか、も問われるだろう。
自公は、日米同盟強化と言っているが、今までのように日米安保条約に基づく「対米従属」の継続と言ってよい。

民主は、文字面では「日米対等関係」の構築、と言っている。日米安保条約は認めるが、地位協定(米軍人の日本での犯罪捜査や裁判など)で日本主体などの方向のようだ。連立予定の社民との関係もあるだろう。

共産は、元々「対米従属」の安保条約廃棄、「日米友好条約」締結の方向だ。1960年の「安保闘争」に一学生として参加した私としては、一番分かりやすい。ただ、現実が大きくなっているから、過渡期がどうなるか、心配だ。

ところで、関連で自衛隊は、1950年の朝鮮戦争に関連して、警察予備隊、保安隊を経由して出来たものだが、これもアメリカの指示(押し付けとも言える)による。けっして日本が主体的につくったものとはいえない。だから、民主が「日米対等関係」というならば、この問題も今後どうしていくのか、きっちりさせる必要があるだろう。

久しぶりに色々の党のマニフェストを検討している。