西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

床下、天井裏、壁中までも見えるように

2009-08-25 | 住まい・建築と庭
木造住宅でも、床下、天井裏、ましてや壁中まで見える住宅というのは、少ないのでは、と思う。15年前に建てた拙宅でも、それらは見にくいか見えないようになっていた。それもシロアリが秘かに侵入していたのを早くキャッチできなかった一つの理由である。

で、今回の改修では、前にブログに書いたけれど、構造が見えることも重要だが、床下、天井裏、そして壁中をも見えるようにする。

構造が見える木造住宅ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/578eca0e20fa641b66b2003cc6e8536b

壁中を見えるようにするため、壁の下15cm位に板をビスで止めて、見たい時にビスを外せば、壁中の断熱材の状態(結露の有無)やシロアリの有無のチェックが出来るようにするのだ。

とにかく「隔靴掻痒(かっかそうよう、靴を隔てて痒みを掻く)」住宅ではなく、五感で全ての空間がチェックできる「掌中化住宅」が大切だろう。