西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

人間のこの世への匂いづけ=刻印、マーキング

2009-08-07 | 私の考え出した言葉
空間への匂いづけ=刻印という話をしていたら、「それってマーキングのことですね?」と学生(院生)から言われた。「横文字」では、そうかな、と思う。

人と空間(環境)との「つながり」を意識的に強めるもの、強めることが匂いづけなのである。

匂いづけの事例(アトランダム):○神社仏閣を建てる(東大寺=聖武天皇、新薬師寺=光明皇后、談山神社=藤原鎌足、日光東照宮=徳川家康・・・)、○有名建築を設計し残す=有名建築家、○銅像、像を建てる、○墓碑銘を書く、○著書、記録を残す、○記念植樹をする、○記念写真、肖像写真を飾る、○マイ・チェアや、○マイ・ベンチを置く、○スナックへのボトルキープをする、○落書きする、○土産の展示をする、○建築、共用空間づくりへの参加、

逆傾向=削印:新権力者は旧権力者の跡を消そうとする、新入居者は旧入居者の跡を消そうとする、・・・

法則・・・匂いづけした空間には特別の「引力」が働く。