西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

旅行論

2007-06-04 | 地域居住学
代替セラピー論における五感論の講義3回は無事終了、で、最後に五感をフルに使う行動として三つ上げておいた。一つは、観光(旅行)であり、ご観光=五感行と言っておいた。国の光を見、それぞれの国の音を音楽や自然音を含めて聞き、美味しい地のものを食べ、匂いを楽しみ、物に触ってみること全てを体験して「ご観光」と言える、と言っておいた。さらに、それらの歴史を学べば最高である。観光の他に五感をフルに使う後の二つは、家事であり、物づくり(住宅・町づくり)であるのではないか。
観光、旅行については、全くのフリーになったら行きたい所は山ほどある。
過去の調査研究の地、水俣地域や伊根、十津川、香里、千里等である。出来れば西山卯三先生の旅の軌跡も調べてみたい。又、一般に紀行として著名な所も行ってみたい。国内では、奥の細道、東海道膝栗毛、四国八十八ヶ所、西行の旅、司馬遼太郎の旅等であり、海外ではシルクロード、ガラパゴス(ダ・ウィーン)、グランドツアー(イギリス)、イタリア紀行(ゲーテ)、米欧回覧記(岩倉具視等)、アメリカのフリーダム・トレイル(ボストン)の旅等である。健康に留意し、体調を整え、是非行ってみたい。皆さんもどうぞ。

今年ブログに載せた俳句と短歌

2007-06-04 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
中間まとめ 市路

手すり木を握りて去る日に戻りけり
摩天楼 花の香りも 知らざりき
母の日や海辺歩みつ梅含む 
抱きつきしブナ温かき芦生(あしゅう)かな  
由良川や若狭の鯖に芦生(あしゅう)ブナ
芦生森緑の空気分け入れり
ハイハイの先新緑萌えはじむ
みどりの日抹茶氷を味わえり 
大空に超高層が突き刺さり赤き血潮の吹き出でており
舵取りを怠り家事が「火事」となり  
名庭(めいてい)に酩酊(めいてい)するや花の宴
行く道や旅人一人春の朝
蘇州運河 部屋の天井に なりにけり
瞬点の吾が宇宙を想う時心頭(こころあたま)の広々とする
「終点」へ吾が人生想う時悟りきれずにじたばたとする
隠居まだ 花の迎える 山路かな
思い出す桜の下や金次郎 
芦生(あしゅう)ブナ若狭の鯖に舌鼓(したつづみ) 
仲や良し 向こう三軒 両隣 心通わせ まちづくりする
町衆に 力の源 貰いける 家造る人 まち造る人
世代前 ニュータウンの 核家族 今老夫婦にて 孫を待つなり
苦も楽も 涙も笑いも 皆ありて 出来上がりゆく コーポラティブのまち
いにしえの 奈良・長安の まち行き来 思い起こしつ 今また盛ん
壊されし 震災のまち なお癒えず 年あらたまる毎 心痛めり
この道や一路平安春の朝
啓蟄や書棚のファーブルひょいと取り 
アスファルト切れ目~の芽吹きかな
フィガロ聞きよしやるぞと春の朝
今年又An die Freuide暮ゆかん
友禅を流して寒し浅野川
紅梅と 白梅塀越し 挨拶し

奈良にこだわる河瀬直美さんをみて

2007-06-04 | 地域居住学
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/545b5dee3a22894c9e72b7f17638ef60
今朝、NHKTVでカンヌ映画祭で受賞した映画監督・河瀬直美さん(38)のインタビューを見た。NHK奈良放送局のスタジオで受け答えしているのもそうだが、河瀬さんは故郷の奈良にこだわっている。映画のスタッフ等は東京で用意するが、舞台は今まで奈良にしてきたようだ。「私が最もよく知っている所だから・・」と言う。
その伝だと、誰でも「出て行く東京、大阪など」より生まれ育った故郷のほうが良く知っていると言えるかもしれない。そういう舞台で働き、生活できるならば、それに越したことはことはない、とも言えよう。そういう地域開発が理想か。
私自身は、金沢で18歳まで、京都で学生6年、社会人は豊田で4年、京都で4年、奈良で31年、高槻で3年目だ。住んだ所は、金沢18年、豊田4年、京都市(宇治含む、断続的に6+4+20=30年)、現在地(けいはんな地域)13年目である。金沢が故郷であるのは、はっきりしているが、現在住む「けいはんな市」(と我々が呼ぶ)を第二の故郷としていきたい。奈良や京都も横目でみながら・・。