西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

内藤 廣さんの超高層批判

2007-06-03 | 住まい・建築と庭
今日たまたま平凡社新書で『地域再生 まちづくりの知恵 古都・鎌倉からの発信』(福澤健次著2007年3月発行、福澤さんは1941年生で私と同年、東大建築卒)をパラパラと見ていたら、次のような引用にぶつかった。(同上書52頁)「建築家・東大教授の内藤 廣は、2004年に起きた六本木ヒルズ自動回転ドアの幼児死亡事故の後、新聞紙上で「よそゆき超高層は不要」と題した論説を寄せ、東京で現在進行している超高層主体の都市再生に疑問を投げかけている。「超高層ばかり目立つ現在の都市再生はゆがんでいる。東京が成熟した街になる可能性、街の発酵して行くプロセスを破壊している。生活者の立場から超高層による開発に対抗し、低層に暮らす利点を強化するビジョンの構築が急務だ」」全く賛成である。私も同趣旨の論説を書いたことがある。何度か引用している。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/58eff9c143f6a537d183ec2bb56e6c1c
で、内藤さんって誰だったっけ、と改めて調べてみた。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4%E5%BB%A3
そうか、と思った。元々早稲田の吉阪先生の薫陶を受けておられる。建築作品として三重県の「海の博物館」で木造のユニークなデザインをしておられ、私も建築学会の折に見に行って感心したことがある。更にさかのぼって、東京の「岩崎ちひろ美術館」には、今は三児の母になっている私の娘が小学生の頃、今から30年近く前に連れて行ったことがある。(後で調べると、内藤さんが設計したのは2002年で改築のものかな・・。)
一度会って議論してみたい人だな、と思った。
(写真は、内藤 廣さん)

聞き捨てならない年金問題

2007-06-03 | 時論、雑感
今朝、NHK「日曜討論」で初めて知ったことだが、5000万件に及ぶ宙に浮いた年金掛け金問題で、自民党の丹羽さん(総務会長、元厚生大臣)と民主党の菅さん(副代表、元厚生大臣)の発言で明らかになった一つに、1年以内に精査するために当の「年金掛け金」を使うということがある。何たること、と思う。不始末の責任処理を、謝るべき相手の金を使ってやるというのだ。こういうことは、あってはならないことだ。菅さんの発言から何年か前から、年金関係の「事務的予算」に積み立てられている「年金掛け金」が法律で決めて使われているというのだ。それも今年は総額2千億円に上がるという。その分、国民の年金は減らされるのではないか。
こういうことは知らなかった。年金の掛け金を積み立てている国民はこぞって怒らなければなるまい。こういう法律は廃棄すべきではないだろうか。

近所の色々な店々

2007-06-03 | 地域居住学
私の家から歩いて20分の店は、最近出来たイオン高の原SC、前からある近商(高の原)、アルプラザ(山田川)、万代(兜台)であろうか。今日は、昼食を食べに近鉄・新祝園駅前に出来、最近オープンしたSC「せいかガーデンシティ」に、家内の自動車で行った。一階にキー店舗の「京都生協」の食料品店がある。二階に100円ショップの「ダイソー」も入っている。で、私たちは一階の飲食店コーナーに行った。私はSNS友人のとりさん紹介のラーメン「凡蔵屋」のラーメンを食べた。580円、京都の伏見発祥、あっさりした味、やわらかい麺が特徴か。餃子やよその店のたこ焼も取り合わせて食べた。食後に外から入る喫茶店に行って珈琲を飲んだ。セルフサービスで210円である。家内は京都コープに入って、奈良コープとも一味違う商品構成、と言っていた。まあ、ここしばらくは色々選んでいけるが、その後どうなるだろうか。(写真は、「山城のタマちゃん的ウェブログ」より引用)

NHK短歌とNHK俳句

2007-06-03 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
別に私はNHKの「回し者」ではないが、日曜の朝、思いつくと「NHK短歌とNHK俳句」の番組を見る。「教育テレビ」7時半から8時半までの1時間だ。今日は短歌は栗木京子さん担当、ゲストは新井 満さんだった。新井さんは60歳で去年、電通を定年退職、年金生活者だ、と笑って言っていた。最近、石川啄木の歌にメロディーを付け、NHKラジオ深夜便のテーマソングの一つになっている。私も啄木は分かりやすく好きな歌人の一人だ。俳句は長谷川 櫂さん担当、本は読んだことがあったが見たのは初めて、「切れ」の話しを聞いていて中々「切れ味」のある俳人と思った。(写真は、長谷川 櫂さん)