昨年はコロナ禍のなか規模を縮小して行われたようですが、浅草橋の吉徳さんは感染予防の観点から本店内にて羽子板市風のアレンジで販売をされていました。今年は久しぶりに観音様の境内に露店を出され、拙作の人形も並べていただいております。今戸人形の発生や発展の歴史は観音様の境内を抜きにはありえなかったことで、今戸人形ゆかりの地というならば観音様と三社さまといっても過言ではありません。昔の姿の今戸人形をめざして作っているので、観音様のお膝元に並べていただけることは、人形のアイデンティティにもつながることで、こんなにありがたいことはありません。一年の〆でもあり、いちばん大切に支度準備をして臨みたいところです。
ただし、現実には準備をはじめる前に締切つきの他への制作が山積して羽子板市向けの支度がなかなか早めにできない歯痒さがあり、今回も万全とはいえませんでした。張り切って準備していた
ものは並んだものより多くもっとたくさんあったものの、時間切れで日の目に出せませんでした。
毎年悩むことですが、準備の時間をより確保して臨みたいところです。
昨日2日目18日(土)に干支ものを近隣のお店へお持ちし、材料を手に入れる道すがら、吉徳さんの露店をお邪魔しました。TVへのご出演されている、林直輝さんが店番をされています。林さんは今戸人形にもお詳しい方なのでお客様へ拙作の人形についての謂れとか呪いとかご説明だいただけますし、大船に乗せてもらっている心持ちです。
ひな壇の後にいらっしゃる林さんを撮らせていただきました。
昔の今戸人形で観音さまゆかりの種類をより充実させて羽子板市で並べていただけるよう頑張りたいです。
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