ダイロンとか合成の染料で布を染めたことはありますが、植物の煮出しで布を染めるのははじめてです。ただし、キハダ(黃柏)や蘇芳の煮出し汁で土人形の彩色をするのはこれまで試してきました。
以前から一度ためしてみたかったことの支度のひとつとして木綿か麻布を染めて使用できないかと思っていたところ、先ごろ古びて燻しガッコのように煮しめたような色の麻布片が手に入ったのではじめキッチンハイターの水で3日くらい、それをすすいで一旦干して、別の洗濯用漂白剤に3日さらして、水洗いして混ぜながら干すと真っ白とまでいかないものの、薄い象牙色?いわゆる麻の生糸に近い色になったので、蘇芳で染めてみています。技法書とかで予習しておらず、自己流でどうなるかわかりませんが、実際の成り行きをみているところ。
確か、一度煮出し汁で染めて水に晒してから干して、また繰り返し染めるのではないかとおもいましたが、今は、すすがずに干して乾いたらまた染めるということをしてある程度色がついてからすすぐとどうなるか?ハンガーで干しているのは3回染めと乾燥を繰り返している麻の古布です。