東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

窯入れと素焼き

2020-10-13 00:15:30 | 街角
 
 FANみそ!展終了以降に抜き出した分で乾燥天日干しを済ませたものを素焼きします。
 毎度思っていることですが、窯の炉内満杯になる分の嵩を貯めてから素焼きできることが効率がよくて理想でもあるのですが、人形の行き先がいくつか絡み合って、慌てて焼き上げたいもの、レギュラー的に焼き貯めておきたいのと混ざっています。
 いちばん底には上州向けの鉄砲狐(昨年焼き貯めておいた分が行方不明のため急いで数を合わせている。)そしてまだ出していない来年の干支の型の調整中のもの。

 ひとつ上の棚には、干支の「寒紅の丑」や「お福牛」や今回はじめて作っている「酒呑み河童」などです。「酒呑み河童」は型としては従来の尾張屋さんの「客寄せ河童」なのですが、盃と徳利を貼り付けてあります。この河童、故 牧野玩太郎さん著「郷土玩具 紙・木・土」(読売新聞社)の「土」の巻のカラーグラビアの尾張屋春吉翁作の今戸人形の群像の中に写っている人形を意識しています。

 今年はコロナのため、今までの例年どおりの見通しとは違う動きになっています。例年だと、今、日本民藝館展に応募するもので忙しくしているところですが、今年はコロナのため早い時期に中止が決まりました。他にも昨年までとは異なる流れになりそうで、それに向けて準備していきます。

 まずはレギュラーなお稲荷さま向けを貯めておきながら、次の催事向けにいそいでいるといったところです。窯のスイッチを入れ、炉内500℃になるまでは蓋を半開きにしておかなければならないので、それまでは型抜きや型起こしをしながら、日中には出せない生乾きの人形たちを日の出前だけ物干しで戸外の空気に晒しています。

深川めし

2020-09-04 00:15:36 | 街角

遅い晩ごはん。深川めし。今日夕方北とぴあで北区の伝統工芸保存会の例会があって。今年はコロナのため9月最終週の伝統工芸展の中止は早くから決まっていたのだけど…。でももし開催されても自分は訳あって出展や体験ブースを自粛している状態なんで、…ついうとうとしてしまった。散会の声を聞いて急いで会場を後に。ヤマワさんに寄って深川めしに合いそうな茶碗をさがして。

FANみそ展のトレーラー

2020-08-10 23:53:48 | 街角

 8月19日から9月1日まで丸の内丸善オアゾ4階ギャラリーにて開催予定のFANみそ展のトレーラーができた、とのことで、近日封切りの最新映画のトレーラーみたいです。一瞬ですが、拙作の「お福牛」の画像もでてきてうれしいです。
お時間あったらこちらからご覧ください。→

お納め(東京キッチュさん)

2019-12-19 17:56:59 | 街角

 本日、谷中よみせ通りにある「東京キッチュ」さんへ久しぶりにお納めに出かけてきました。クリスマスや新年向けの品揃え、ディスプレイになっています。ユニークな雑貨はいつもながら新鮮です。いつもながら「これいいな…」ておもわせる実用雑貨があります。

 

 今日は不動産屋さんの店頭に貼ってあるような物件の見取り図柄の厚手のトートバッグ。底の部分はマチがついています。洋風の見取り図の柄もありました。それと今日は見るだけだったけれど気になっている品物で、剣道着みたいな藍染の刺し子の布でできたトートもありました。

  

 ショーウィンドウのおおおきなねずみと並べてもらった丸〆猫をパチリ。

納めの帰りに巣鴨のロータリーにある好きな回転寿司屋で遅い昼食を摂って帰りました。赤羽にはこの店みたいに好きな店ないのが残念。


ちょっとうれしい。

2019-02-16 16:35:41 | 街角

 

 昨日日中は定期的な通院で自転車で出かけたのですが、寒くて風花が舞っていました。

帰り道、近道で通り過ぎた神社の境内にあるお稲荷さま。普段は扉が閉じているのですが何故か昨日は開いていて賽銭箱の両脇にちらりと見えた土の狐らしきものが見え、通り過ぎたところを引き返して自転車を置いて、覗いてみました。

 鉄砲狐らしいですがどこのものか?、、、ひょっとして、、。

 欠けて継いである様子。よくよく見れば、拙作のものです。

 一昨年暮れまで浅草被官稲荷に納めていた鉄砲狐です。しかもそういえば、このお稲荷さまの閉じられた扉の外で以前見かけてここのブログでとりあげたことがあり、その後通り過ぎてもなくなっていたので、古びたので廃棄されたものだと思っていたので、今回のこの一対は以前見かけたものと同じかもしれません。でも片方の欠けたのを継いで直してまだお供えしてくださっていたというのは作った本人としてはうれしいことです。

 被官さまのほうはすでに拙作のをコピーした京都製のものに代わっていると思いますが、思わぬところでまだお稲荷さまに寄り添っていさせてもらえるのはうれしいですね。


歌舞伎座「初春大歌舞伎」 夜の部

2019-01-20 01:02:17 | 街角

 先の金曜日、歌舞伎座の夜の部へご招待いただいて観てきました。その数日前に江戸随市川の大名跡の襲名発表のニュースが大大とマスコミで流れましたが、大きな名跡もどんどん値打ちがなくなってしまうんだな~、、。という印象。落語でも能でも浄瑠璃でも先人の偉大さに憧れつつ、自分で技芸なり磨いて先人に近づきたいという気持ちがないと、よい役者さんにはなれないのではないかと、、そういう怖さを知らないから自分の現状であんな大名跡を継ぎますなんて言えてしまうのだろうな、、、とも。

 さておいて、今回のご招待、吉右衛門丈の「太十」(絵本太功記・十段目)が何といっても呼び物。今月は国立劇場で菊五郎劇団の公演があるので、菊之助丈のこちらへの出演はないんですが、吉右衛門劇団のアンサンブルでよかったです。自分が中学生の頃「俳優祭」でのご馳走で超大顔合わせの「太十」というのが上演されていたのは今から思い出すと「神代」のようにも感じられますが、吉右衛門丈の今回の光秀の好演。今日での最高品ですね。この一幕だけでお腹いっぱいですが、夜の部他に「勢獅子」と「お土砂」がついて3本立て。「勢獅子」は如何にも役者さんを立てて役を振るのによい案なんですが、江戸の山王様のお祭りを題材にしているので、書割には藤棚が描かれていたりします。こういうのは季節感無視という感じでは、、?舞踊としての「勢獅子」とか「神田祭」とか「お祭り」(申酉)なんかは、上演するたびに役者さんの好みで付けたり削ったりして段取りが違ったりするんですが、今回は獅子舞のところに重点が置かれているという感じでした。「お土砂」、、八百屋お七もののひとつで歌舞伎には珍しい「あちゃらか」芝居です。普段謹厳なイメージで売っていた先代の吉右衛門がこうしたおどけた出し物でお客さんを喜ばせたという昔の話を聞きますが、こういう芝居はみんながみんなふざけるとかえってつまらなくなりますね。笑いの押し売りをされてかえって痒くなってきます。自分はCM出演している薬の商品名で受けをとるとか、♪USA♪の振りを入れてみたり、、。お客さんは喜んでいたんだけれど、、、。でもやりすぎでは?七之助丈のお七。とてもきれいで、昔の前進座の河原崎国太郎さんを思い出させるような美貌。ただセリフは口の中に綿でも詰めて話しているようなまどろっこしいようなセリフまわしで、玉三郎さんのセリフの影響なんではないかと思いました。女形の演技なので男の地声でいいのではないでしょうか。一観客の妄言、、。お七のところの下女のお竹さん役の梅花さん。この演目の中で一番しっとりとしていてよかったです。

三越で買ってきた「亀戸升本」のお弁当を幕間に食べて、芝居が跳ねてから「ニューとり銀」の串焼きと鶏釜飯で一杯やって帰宅しました。吉右衛門丈よかったです。あと梅花丈。

 


里親に、、、。

2018-10-12 02:33:26 | 街角

 昨日は午後「みそろぎ人形展」の会場から戻って最近好きな「汁なし担担麺」の店に寄ってから家に戻りました。疲れすぎてか、床の中で足が吊ったり、今朝はたっぷり眠ったつもりでもまだ体が床に貼りついていそうな変な感じでした。接骨院で療治してもらってから家に戻り、ふと昨日会場で聞いた話を思い出し、、、。今回準備に時間が十分ではなく、できたものをかき集めて搬入した中に夏に宮城県内の稲荷神社に頼まれてお納めした狐の残ったものも並べておいたのですが、会場一番の頃、お客様でこの狐に関してお問い合わせがいくつもあったというのです。そして私が会場に辿り着いた時には既になかったです。これは今戸人形というよりは、堤人形の古い狐の型のもので、神社が鎮座される地域から考えて、堤の古い形式でお作りしたほうが地域的にも溶け込んで自然なのでは、と思い進めていました。堤の狐の目は鯨眼なのでにやけた感じに見えるのですが、その後神社の方のご希望で目は太目の一筆で鼻の頭を黒くして欲しいということ(黒鼻を置くと犬みたくなってしまいますが)なので、目鼻以外は堤式でこのように拵えてお納めしたのですが、数体素焼きと地塗りまで済ませたものの、そのままになっているのがありまして、この機会に会場に並べておけばどなたか連れて帰ってくださらないか、里親になってくださらないかと今塗り上げたところです。明日午後にでも会場へ運びたいと思いますが、どうなることでしょうか。せっかく型抜きして、素焼きと地塗りまでしてそのままになっていたのでは可哀そうなようで、、。勝手な思いで塗り上げました。


みそはぎ

2018-08-19 10:50:01 | 街角

 先日調べものに十条台の北区の中央図書館へ出かけた帰りの岩槻街道(日光御成街道)沿いにあるクリニックの敷地に咲いている「みそはぎ」の花を撮りました。ここでは水辺の植物を栽培しているようで、ハスや菖蒲、スイレンなども植わっています。この季節、みそはぎの花が満開です。お盆につきものの花で、昔だったら田圃の畔や庭先に咲いたのを切って仏様にお供えしていたものが、今では花屋で一本¥200くらいついていたりするか、代用の紫色の花が並んでいたりまします。都内だと畑ののこる地域とかビオトープのあるところだとまだ咲いていそうですが、下町の密集地だと観ることが少ないのではないでしょうか。

小学生の頃から「萩」の花とは姿が違うのになぜ「ハギ」と名前がついているのだろうか、「ミソ」は「味噌」と関係あるのだろうかと不思議に思っていました。20代の頃、上野の下町風俗資料館に勤めていた頃、長屋の仏壇を昔のような盆飾りにしようと丹波ほうずきやみそはぎなどと茹でたそうめんで飾りつけをしたのですが、ナスを賽の目に切ったものを盛ってお供えしたところへみそはぎの花房を束ねたものを水につけてナスに水をふりかけるということをしました。館の資料として残っていた古老からの聞き取り記録や「東京風俗誌」を参考にしたように思います。山形の亡父の実家でも仏壇前に組み立ての盆棚を飾っていましたが、茹でたそうめんをぶら下げるということはしていなかったと思います。山形の置賜地方の「亀岡文珠」というお寺の近くの遊ばせている田圃が一面みそはぎだらけで、夕日を浴びてワインレッドに色づいて見えた景色を思い出します。


見沼田圃(見山)

2018-07-16 14:12:12 | 街角

 昨日もものすごい暑さでしたね。昼までは家の中で過ごし、午後4時前くらいに家を出て、見沼田圃でまだ水田の残る見沼区の見山へ行ってきました。手前が緑区の三室新宿で対岸が見沼区見山です。中央を流れるのが芝川。見沼代用水の東縁と西縁があってその間を流れるのが芝川。大きな地図で見ると見沼田圃は上尾市から東大宮そして東南方向にカーブして武蔵野線にかかるあたりまで斜めに広がっていて代用水の東縁は田圃の縁に沿って流れていますが、芝川と代用水の西縁は大宮公園の横から南下して、埼玉新都心の東辺りから東に曲がり、ここ見山の東から右カーブしながら東縁とやや平行な感じに下っていくんですね。今回気になっていろいろ地図やバス路線図を観たうえでの理解なんですが、、。見山へのアクセスは北浦和から三室経由市民病院行きのバスが結構走っているので、終点で降りて北上して芝川を渡れば向かって右が見山です。畑に交じって田圃があります。

 蒲の穂が茂っています。これってカエル好みだと思います。

 橋の上から芝川の上流を眺めた景色。新都心や大宮の中心の高層ビルが見えます。

 この野遠見の景色、高層ビルを除けば、歌舞伎の舞台にでも出てきそうな、特に「かさね」の木下川堤とか「四谷怪談」の砂村隠亡掘だとかに似ているように思えます。「牡丹灯篭」の伴蔵のお峰殺しは栗橋の在だったか、やっぱり蚊柱の立つ湿った土地のイメージですよね。まあ、怪談の舞台ばかりでなく、端唄の「露は尾花と寝たという 尾花は露と寝ぬという、、、、。」といった下座が聞こえてくるような風情だと思います。

 待ってましたの水田ですが、田の面に水が抜いてあります。稲穂がしっかりなって刈り入れ前に水を抜くとか聞いたことはあるけれど、まだ稲穂はそんなでもない。そばで作業している農家の叔父さんに訊ねたら、稲の育つ様子を見ながら水を引き入れたり、抜いたり繰り返すものなんですね。水がなければカエルさんも厳しいので、ここいらの水田全部水を抜いているんですか?と訊ねたら、ここいら上(かみ)の田圃は抜いているが、下(しも)の田圃はまだ水張っているよ。と教えてもらい下へ移動。

 砂利道に咲いている「カワラケツメイ」だったかな?(昔の記憶なので定かではない)

 芝川の縁に茂っている土手カボチャ。

 「コウホネ」っていったかオモダカの仲間?待ってました澤瀉屋!

 下の田圃。早速畔にあがってみると、、。

バカチョンでピントが合わず残念。

 

 これイモリなのかカナヘビとかトカゲなのか。サイケなお腹が観たかった。

 あーっこれやばいんじゃないですか。ばち当たりませんか?

 まあお手植えって感じではなくてたまたま水路の底から生えているって感じなので人為的ではない?でも氷川様怒らない???

近くの畑の作物。これってメロン?カボチャ?ズッキーニは別に植えてありました。

 本当は芝川を遡上してもう一か所水田がまとまって残っているところへ行きたかったのですがちょっと歩くのと水分補給のためのペット入りもお茶を装備しているものの途中でトイレだとかコンビニなどはないよ、と畑のおじさんから聞いたのでまた改めて、、、。私立病院のバス停で行き同様北浦和へ戻ろうと思っていたところ、偶然大宮行きのバスが来たので、好奇心でどんなところを走るのだろうと乗ってしまいました。新都心駅経由だったのでここ見山ののどかな雰囲気からトレンドと人だらけの空間移動が魔訶不思議でした。田圃だと暑くてもいい風が吹いて流した汗で涼しくなるという心地よさとは対照的に大宮の駅前は熱の塊のような感じで早速ハイボールを飲みました。はしごして、Bookoffだのドン・キホーテを覗いているうち早10時まで大宮にいました。

 

 

 


オアシス

2018-06-22 18:50:02 | 街角

 昨日は自転車で通院。往きは滝野川から旧・藍染川沿いに、帰りは台地に上って本郷通り沿いに途中から染井まわりで走ってきました。六義園の染井門(普段は封鎖しています。)から染井霊園まで直線にのびている道は車も少なく落ち着いているのでよく通る道。その道沿い「私の庭♡みんなの庭」と記されている小さな庭があります。

 ここはご近所の有志の人々が協力して管理しているようです。

手押しの井戸があります。

畑もやってますね。

お茶の木。実をつけています。

ちいさな水辺があって近寄ってみると何か泳いでいます。よく見えなかったけどメダカでしょうか。

小さな田圃まであって、、。カエルがいるのかどうか、、。住宅地の中なので、猫さんもたくさんいるだろうし、厳しいか、、?

入口の門が東屋のようになっていて寛ぐことができます。

上で寛いでいる狐さまのお姿に癒されます。

我が地元の北区にも公園や史跡みたいなものはありますが、こんなゆったりとした土に触れるような感じではないですね。管理上難しいのかもしれませんが、こういうスペースが身近にあったら最高ですね。そういえば、雑司ヶ谷の都電の軌道の横にも手作りの田圃があって水車があったりミソハギの花が咲いているような牧歌的なスペースがありました。ここも雑司ヶ谷も豊島区内ということで区のセンスがいいのでしょうか。羨ましいです。


ご存知ありませんか???

2018-01-04 13:46:21 | 街角

 明けて2日に粘土の「切り針」を探しに新宿の世界堂本店に行ってきたのですがそのあと、食べたい店へ移動中、子供の頃からずーっと気になっていた店のあった場所へ行き、画像に撮りました。上の画像は新宿通りの「三峰」から「アドホック」を通って靖国通りに抜ける通りです。右手奥が新宿通り、左に「アドホック」や靖国通りがあります。問題の店があったところが「ブラーボ」という看板のある店のところにあったのではないかという記憶を持っています。

入り口からすぐ左下の階段を下りたところの地下に昔あった店だったと思っているのです。

 おそらく時代は自分が小学校にあがるかあがらないかという頃なので昭和43年か44年頃だったかと思います。母親に連れられて伊勢丹へ行った帰りに食事をした店で、スパゲッティなどのイタリア料理屋でした。おぼろな記憶でボロネーゼだったのかナポリタンだったのかわかりませんが、味付けしてあるパスタの上に肉団子のようなものが3つ4つ盛り付けられていたと思います。ディズニーの絵本「わんわん物語」で犬のアベックが食べていたパスタにそっくりだったので憶えているのです。店内は薄暗く壁は古レンガが積みあがったような内装でした。なぜか「ミラノ」という店の名前だったのか、料理自体が「ミラノ」だったのか曖昧です。画像では現在、偶然にもイタリア料理屋が入っていますが、昔から気になって店の前を通り過ぎているのでそのたびに店がいぬきで変わっていたと思います。

 幼い頃、親に連れられて伊勢丹や三越、西口の小田急などへ出かけた憶えがありますが、その頃、東口のロータリーの辺りにヒッピーのような人がたくさんいてビニール袋を口鼻に当てて吸い込んでいる様子や、赤いヘルメットを被って青竹を背負って徒党を組んでいる学生さんの姿など、子供心におっかないところだというイメージが焼き付いていたので当然ひとりで出かけるところという感じではなかったのでひとりで新宿の東口を歩くということは、高校にあがって、学校が明大前にあったので乗り換えで新宿を通るついでに、紀伊国屋で立ち読みをする、世界堂で画材を買うくらい以外ありませんでした。大学にあがってからミラノ座とかピカデリーとかへ行くようになりましたが、新宿で自腹で食事するのは中村屋と船橋屋くらいしかなかったように思えますし、「ミラノ」?はその頃にはもうなかったように思います。

 昭和43年44年頃の新宿で飲食をしていて、店屋さんをご存知の方、といえば自然と自分と同じか、年上の方の記憶を頼りにするほかないと思います。わかったからどうなるということでもないのですが、未だ知っていらっしゃる方にお目にかかったことがありませんので、どなたかご存知でしたらお知らせいただけないでしょうか。

 質問ついでですが映画館に貼ってあったポスターの女優さんたち、自分でどれだけわかるだろうか?と試しているんですが、わからない人、間違いがあったら教えていただけませんでしょうか。

最上段 左→右 京マチ子さん・若尾文子さん・山本富士子さん

2段目     ?・野添ひとみさん

3段目     ?・藤村志保さん

4段目     ?・三益愛子さん・?

大映の映画で自分でリアルタイムに観たのは「ガメラ」とか「妖怪百物語」くらいでしょうか。黄金期といわれる時代の作品はTVやビデオやリバイバル上映で観たくらいで、観たことのない作品ばかりかもしれません。


千葉日報(2017年2月7日)より

2017-02-11 12:48:39 | 街角

画像ぼやけていますが、先日の飯岡人形の型抜き作業のことなど取材があり「千葉日報」に記事として取り上げられました。

記事の電子版というのもあるのでリンクを貼らせてもらいます⇒

一部素焼きをしたという連絡とその画像をいただいたのでアップしたいと思います。

飯岡の「かべと土」の焼き色をみるのははじめてです。素焼き後の手取りはどうでしょうか。

素焼きをされた地元飯岡「海音窯」の近藤さん。先日、型抜きのときにお目にかかって、どうなるだろうかといったお話をしましたが無事素焼きしていただいてよかったです。

型抜き分全部が焼き終わったところで、地塗りから彩色の作業に再び飯岡に向かう予定です。


大沢家政婦紹介所

2015-01-17 20:52:30 | 街角

記憶に残っていらっしゃる方も少なくないかと思います。
「働きたい方 いらっしゃーい 大沢家政婦紹介所」と看板がかかった景色。
看板こそ残っていませんが、あの市原悦子さん主演の人気ドラマシリーズ「家政婦は見た!」の舞台になった家政婦紹介所のロケ地です。東急世田谷線の「下高井戸駅」から数十メートルの線路際に建っています。毎回ドラマの終わりに怪我をした「あきこ」さんが野村昭子さん演じる所長さんに見送られ下高井戸駅方面に歩いていました。あのドラマは楽しみにしていました。市原さんと野村さんの絶妙な掛け合い。あと山田すみ子さんも同僚として出演されていましたね。後で知ったのですが山田さんは「吉本新喜劇」の大看板だったそうですね。市原さんと野村さんは同じ俳優座のご出身だと聞いています。このシリーズはもう打ち止めになってしまって他の女優さんの主演でリメイク?されたみたいですが、市原さんの存在感あっての面白さだったので、、、。もし自分がプロデュ―サーだったら市原さんの後には室井滋さんにやってもらいたいです。

下高井戸を発車した電車が通り過ぎるところ。昔はまだこんなにおしゃれなヨーロッパのトラム風な電車ではなくて、鶯色の古い電車でした。私の高校はここの隣の京王線の明大前の近くだったので、学校の帰りに「ボロ市」に寄って行ったこともあり今でも懐かしいです。古い電車の内部は木造で油の臭いがしたりエンジンの音も懐かしい感じでした。
なぜここに寄ったかというと実は間抜けな話なのですが、1月のボロ市もちょっと覗いてみたくて豪徳寺まで行ったのですが、日を勘違いしていたのです。12月も1月もボロ市は15・16日なのですが、曜日の感覚はあっても何日かというとぼけているんですね。豪徳寺に立ったのは14日でした。自分では15日と思いこんでいたんです。
せっかく来たのだから、、と家政婦紹介所を思い出して下高へ寄ったのです。
3枚目の画像は山下駅(豪徳寺)で撮ったもの。右の緑と白に塗り分けられた電車は形こそ現在のモダンな電車ですが、塗り分けのデザインは「ペコちゃん」のイメージでしょうか?その昔、東急新玉川線(当時は玉電?)が玉川通りを走っていた時代の名物車両で「ペコちゃん」の愛称で親しまれていた、と聞いています。私は実物を観たことないのですが、白黒写真で観た色分けはこんな感じだったような気がしますがどうでしょうか。因みに当時は新玉川線と世田谷線は繋がっていて三軒茶屋から分岐して下高井戸まで運転されていたとかどうか、、。我が家の近所にも都電荒川線が健在ですが、世田谷線は独特な雰囲気で憧れます。

米屋さんと肉屋さん

2015-01-15 01:45:03 | 街角

最近よく通りすぎる旧・中山道と王子新道の交差点に近い仲宿商店街。いい感じの店構えの家が少なくありません。たくさんありますが、今日撮影してみた古い煉瓦造りの米屋さんとそのとなりの肉屋さん。さすが旧・中山道沿いだけあって歴史を感じさせてくれる風情。肉屋さんの入った3連の店舗の造りもノスタルジックであり、エキゾチックでもある感じではないでしょうか。

その建物の側面もいい感じです。ここからお寺の入り口なのですが、つい最近まであったお堂がなくなってしまいました。新しく建て替えるのでしょうか。
赤羽に住んでいて、とても羨ましく思うのは、商店街に活気があること。活気のある魅力的に見える街或いは商店街の条件とは、、、?独断で言わせてもらえばそれぞれ小売りの専門店が揃っていること。例えば「糸屋さん」「ボタン屋さん」「古本屋さん」「新本屋さん」「お茶屋さん」「文房具屋さん」「画材屋さん」「古道具屋さん」などが健在な商店街だったらいいなと思います。更にこうしたいい感じの懐かしげな店が並んでいると最高です。