goo blog サービス終了のお知らせ 

生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2309 ・「左折の改憲 考える時」――なのか?

2015-04-20 09:57:36 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2309(150420)をお届けします。

・「左折の改憲 考える時」――なのか?

 日本が押し付けられた屈辱的な条約・安保条約からの呪縛を一気に排除する。そして、日本が真に独立するための”秘策”、それが、「リベラル勢力による憲法改正」だ。こうした主張を、池澤夏樹が今月4月9日付け朝日新聞に寄稿しました。

 このコラムのタイトルは、「左折の改憲 考える時」。サブ・タイトルは「主権回復のために」。「終わりと始まり」(5面、大阪版)と題する池澤夏樹さんの月1回定番コラムです。

 まず、「憲法について自分は姿勢を変えるべきなのか」と、悩ましい心境を正直に吐露しました。1冊の本を前に、暫く前から考え込んできたというその本の名は、「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」(集英社インターナショナル)です。

 「箕面通信」でも、2274号(先月3月16日付け)をはじめ複数回で取り上げた矢部宏治さんの実に内容のある一冊です。日本がなぜ、アメリカの属国となっているのか、いわゆる「権力の奥の院」とは何か、を具体的に露わにした”真実の書”といえます。

 池澤さんは、「辺野古に基地を造らせないと沖縄県民が言っても、アメリカが造ると言えば日本政府には反論の権限がない。彼らは空疎な発言を『粛々と』繰り返して暴力的に建設を進めるしかない」と、指摘しました。

 そうです。日本政府には全く権限がありません。残念ながら、日本では憲法が最高法規ではない。最高位に位置する法規は、日米安保条約です。最高裁を信じて最後まで争っても、肝心の最高裁は、「統治行為論」なる詭弁を弄して、判断停止を起こすことにしています。すでに世紀以上前、砂川判決(1959年)で田中耕太郎・最高裁長官がその詭弁をひねり出し、その後この判例が確定して、日本国民は手も足も出せなくなっています。法的に日本をアメリカに売り渡したのは、最高裁の田中長官なのです。

 そしてその後はずっと、独立国と信じている日本国が、実はアメリカの思うままの隷従国に過ぎない事態が続いています。アメリカは、日本安保条約に定められた法理によって、合法的に「日本のどこへでも、いつでも、そしていつまでも」基地を造ることが認められています。

 「そんな、バカな」といっても、れっきとした法律に定められた事実なのです。日本政府が、日本国民の反対を押し切って、そうした条約をアメリカ政府と結んだのだから従わざるを得ません。

 こんな屈辱的な条約をひっくり返す「奥の手がある」というのが、池澤コラムです。そして、「左折の改憲」を訴えます。リベラルの側からの改憲によって、「施行後、外国の軍事基地、軍隊、施設は、国内のいかなる場所においても許可されない」という条項を入れれば、日本国内からアメリカ軍基地は一掃され、日本は国家主権を回復できる、と記しました。

 「もちろんアメリカは嫌がるだろうが、日本国民の総意とあれば従わざるを得ない。それを実現したフィリピンの実例もある。さあ、どうする」と、ボールを私たちの方に投げてきました。

 左から右まで広範な読者をかかえる朝日新聞の紙面とあって、池澤さんは直截な言葉遣いを避けましたが、いわんとするところは、「安保条約を破棄せよ。そのための改憲を」という過激な内容です。さあ、どう受け取りますか。

 


2308 ・籾井NHKに対し、「籾井退陣」を求めて”受信料不払い一揆”を起こそうではありませんか

2015-04-19 09:04:30 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2308(150419)をお届けします。

・籾井NHKに対し、「籾井退陣」を求めて”受信料不払い一揆”を起こそうではありませんか

 簡易裁判所がこんなにも頼もしく思えたことはありませんよね。NHKの籾井勝人会長に対し、「あんたのやり方はダメ。受信料をいただくなら、それ相応の正攻法でやりなさい」という素晴らしい”判決”を出したのですから。

 日刊ゲンダイが伝えたところをFSで知りました。重要な情報だと思いますので、引用させてもらいます。

 簡潔に要約すると、NHKが訴えた男性の受信契約書なるものは、筆跡がことなることから、場合によってはNHKが勝手に”偽造”した可能性も出てきました。

 ともかく、簡裁が出した結論を踏まえると、「受信契約書がなければ、受信料を払う必要はない」ということになります。つまり、受信契約を破棄すれば、合法的に「不払い」ができるのです。

 よしっ、これで全国的に大々的な「不払い一揆」を起こしましょう。これまでも籾井NHKに対する反発から、「籾井という男が退陣するまで、受信料は払わない」と明確に意思表示した数がかなりの規模に達していると承知しています。しかし、当の本人は会長ポストにしがみついたまま、局内に籾井ウイルスをばらまき続けています。

 かくなるうえは、全国規模でさらなる大規模な意思表示をしましょう。そうすれば、必ず籾井何某(なにがし)を、われらがNHKから追放することが出来るはずです。

 以下、日刊ゲンダイの引用です。

 NHKが裁判で「完敗」 全国で受信料“不払い一揆”の恐れも2015年4月18日

 
KATSUTO MOMIIインターネットから転載

 籾井勝人会長の私用ハイヤー問題や「ヤラセ報道」でテンヤワンヤのNHKに“新たな衝撃”が走っている。NHKが千葉・松戸市在住の男性(66)に対して受信料約18万円の支払いを求めた裁判で「完敗」したのである。

 判決が出たのは15日の松戸簡裁(江上宗晴裁判官)。裁判で、NHK側は2003年3月に男性が受信契約を結んだにもかかわらず、受信料を支払っていないと主張。これに対し、男性側は契約締結そのものを否定していた。

 江上裁判官は判決で、受信契約書に記載された署名と(裁判の)宣誓書に記載された男性の字体が一致せず、男性の妻とも筆跡が異なると認定。「受信契約を締結したものとは認められない」として、「放送受信料の支払い請求は理由がない」と結論付けたのだ。

 NHKは「判決内容をよく読んで対応を検討します」(広報部)と平静を装っているが、コトはそう簡単に済む話じゃない。受信契約書の筆跡が男性本人でなければ、一体、だれが男性の名を勝手に記入したのか。ヘタをすれば「私文書偽造」の刑事事件に発展しかねない大問題だ。

 勝訴した男性もこう憤る。

 「私はNHKに契約書を見せてほしいとずっと言い続けてきたが、なぜか、NHKは契約書を見せませんでした。6年経って初めて契約書が提示されたのですが、おそらく私文書偽造の時効(5年)を迎えたからではないかと思っています。NHKも刑事事件を避けたかったのでしょう」

 男性の言う通りなら、NHKは契約書に勝手に個人名を書き込み、受信料を徴収しようとしたワケで、ヤクザ顔負けの悪徳手法だ。元NHK職員でジャーナリストの立花孝志氏がこう言う。

 「判決で注目すべきは、裁判所がテレビを持っていても、契約書がなければ払わなくていい、と判断したことです。NHKは、テレビを持っていれば支払い義務は生じる、との姿勢ですが、それが否定されたのです」

 NHKの受信料不払いをめぐっては、全国各地で訴訟が起きているが、契約書がなければ支払う必要ナシということらしい。不払いが続出すれば、NHKの経営に打撃を与えるのは必至だ。

 以上、引用おわり

 安倍政権側からの、メディア支配が露骨に進められています。言うことを聞かなければ、腕力で弾圧です。しかし、メディア自身が「事なかれ主義」に徹しているかのようで、これといった目立った抵抗は見られません。

 やはり、私たち自身が行動を起こす必要があります。具体的には、まずNHKを目標に、「不払い一揆」を起こしましょう。


 

 


2307 ・「どうだ。『国際支援法』って、いい名だろ」と、得意顔のウソつき安倍晋三

2015-04-19 07:52:01 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2307(150418)をお願いします。

・「どうだ。『国際平和支援法』って、いい名だろ」と、得意顔のウソつき安倍晋三

 銃弾を補給する。これは後方支援であり、「国際平和支援法」(仮称)で、認められる。これが安倍政権がやろうとしていることです。

 つまり、戦争行為を、「平和法」と名付けようというのです。「戦争=平和」という図式です。これを国民の頭にすり込むのが、名づけのポイント。安倍晋三というウソつき男の得意技です。

 東京オリンピック招致で、「放射能は完全にコントロールされている」と、世界に向かって平気でウソをついた安倍首相。

 「世界一安全な基準の審査にパスした原発は、再稼働を粛々と進めるのが政府の一貫した立場」と強弁する安倍晋三。原子力規制委員長は「私は安全とは言わない」と、重ねて首相発言を否定。

 「TPP(環太平洋経済連係協定)では一歩も譲らない。譲らされる事態なら、席を蹴って交渉を打ち切る」と答弁してきながら、実態はズルズル後退する一方。そして日米首脳会談を前にいまや、交渉妥結に前のめり。

 昔から、「巧言令色すくなし仁」とは、言葉巧みに愛想を振りまく者には、誠実な人間が少なく、人として最も大事な徳である仁の心が欠けている、とされています。

 安倍氏の政治のやり方には、「徳」や「仁」はかけらもありません。日本の政治を、単なるウソツキ・ゲームと化したのは、安倍晋三という男の程度の低さによるといえます。「正義なんぞ、くそくらえ」なんです。

 今月末にはアメリカへ出かけてオバマ大統領に会い、「辺野古での基地建設は進めています。地元沖縄の県知事とも会い、丁寧に理解を求めています」と、あたかも国民の支持があるような態度で振る舞い、いわば平気でウソをつきます。

 こうしたウソを連発してケロッとしているケロやん安倍。それにしても、「戦争」を「平和」と言いかえるのは、いくらなんでもやり過ぎだろう。

 社民党の福島瑞穂氏が、安倍晋三氏に対し、「(政府が提出しようとしている)安全保障関連法案は『戦争法案』だ」と指摘したことに関し、自民党は昨日4月17日、発言の削除・修正を求めました。福島氏は当然のことながら拒否しましたが、自民党は”圧力”をかけ続ける構えです。

 NHKや朝日放送などテレビ局には、政府に都合の悪いことは放映させないように圧力をかけてきました。

 おおっぴらにウソをつける環境を整えるには、メディアににらみをきかし、「ウソをウソと伝えさせない」ことが肝要なのです。

 このように一連の動きはすべてつながっています。政治全体が大がかりな虚偽の芝居と化して、戦争ができる体質へ変えられていきつつあるのです。

 ヒトラーは、「ウソは大きければ大きいほど有効だ」という意味のことを言いました。安倍晋三という男は、ヒトラーが著した「わが闘争」を手本にしているようです。そういえば、最近の安倍氏はますますヒトラーに似てきました。近くちょび髭もはやすのでしょうか。

 


2306 ・翁長さん、猿芝居はいい加減にしてください

2015-04-17 08:02:02 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2306(150417)をお届けします。

・翁長さん、猿芝居はいい加減にしてください

 安倍晋三という男と沖縄県の翁長雄志知事との初の会談が、本日4月17日に首相官邸で行われます。しかし、何の進展もあるはずがない。やる前から、双方がそれぞれの立場を述べ合って、「会談はしましたよ。話し合いはやっていますよ」という、パフォーマンスをして見せるにすぎない、と言われています。今朝のNHKも、7時のニュースで「立場を述べ合うだけ」と伝えていました。

 恐ろしいことです。政府広報機関に堕したNHKですら、「単なるパフォーマンス。安倍訪米のアリバイづくり」といっているのですから。

 実際のところ、安倍・翁長会談は安倍訪米のアリバイづくりに協力するだけの意味しかない、と断言できます。

 翁長氏が知事に当選してからの一連の動きは、辺野古での米軍基地建設で、安倍政権と翁長沖縄県知事との“猿芝居”が続いていることを証しています。事実、基地建設工事は一向に止まる気配がありません。厳然とした事実は、安倍政権側が「粛々と」工事を進めており、「合法的に」工事が出来ると強弁できる状態があります。

 工事を止めるためには、翁長知事が「埋め立て許可を取り消す」といえばすむ話です。それ以外にないはずです。しかし、この「決定的な決め手」を打ち出すことだけは、翁長知事が頑として拒否し続けています。

 なぜか。埋め立て許可を取り消しさえしなければ、政府は工事を進められるからです。翁長知事は、政府が工事を進めることができるよう、許可取り消しを拒んでいる結果となっています。立候補前の政策協議にあたって、支援団体側が「公約の中に、『埋め立て許可を取り消す』ことを入れるべきだ」と強く主張しても、この点については頑なに拒否しました。

 「埋め立て許可は取り消さない」のです。裏をかえせば、「政府は工事を続けて下さい」というメッセージです。認めたくないことですが、実は沖縄県民をだます政権と知事の「猿芝居」なのです。権力の座につくものはそのくらいのことはするものです。沖縄でも、琉球と呼ばれてきた時代から、幾多の「芝居」が演じられてきた歴史があります。

 大手のメディアも、許可取り消しが決め手であることを分かっていながら、その点を追及することだけは慎重に避けてきました。メディアも一体になった「騙しの結果の辺野古基地建設」といっていい状態ではないでしょうか。

 安倍晋三という男は、今月28日にオバマ大統領と会談がセットされました。その際、辺野古に触れざるを得ず、オバマ氏の方からは「沖縄の県民の反対が強いではないか」と指摘されることは目に見えています。その際、「地元とは丁寧に理解を求める手続きを踏んでいます。ご心配はご無用です」というための、アリバイづくりです。

 沖縄県民の心からの願いを実現するべく懸命に努力しているように見せる翁長知事。沖縄への中国からの観光客が増えるよう、翁長氏は訪中もするという。県民からは、「翁長知事は地元のために、大変良く努力されている」と、評価が高いようです。それが、実は……。信じられない。

 たしかに、知事が「埋め立て許可を取り消しても、政府は最高裁まで争うでしょうし、最高裁では許可取り消しが覆されるのは間違いない。そして、それ以上は、合法的な差し止めの手はない。

 安倍政権側は、「どのようなことがあっても、辺野古は完工させる」決意です。そこまで見通したうえで、さてどうしますか。本当の勝負は、そこからのはずですが、なかなかそこまでいきません。そうこうするうちに、辺野古は完成し、運用が始まる。……、……。

 


2305 ・小沢一郎氏に復帰を求める以外、民主党再建の道はない

2015-04-16 13:33:13 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2305(150416)をお届けします。

・小沢一郎氏に復帰を求める以外、民主党再建の道はない

 統一地方選の結果からみると、民主党の凋落傾向に歯止めがかかっていないと多くの人が指摘しています。有権者が岡田民主党には何の期待もしていないことが、より明瞭になっています。

 この分では来年夏の参院選でも、敗北は今から予想できる。頼みの連合も、不甲斐ない民主党には愛想をつかすのではないでしょうか。というより、連合自体が民主党の凋落を加速させているのが、客観的事実といえます。

 民主党の情けない所は、自民党に対するきちんとした対抗軸を立てられないことに尽きますよね。自民党への対抗軸は、共産党にお株を奪われました。共産党は、「自供対決」「自民と真っ向勝負」というスローガンで票を伸ばしています。

 民主党は、かつての社会党と同じような小党への道を歩むのでしょう。なにしろ自民党の補完勢力のような存在なのだから、支持が増えるはずがない。

 民主党が再生するためには、思い切った手を打つ以外にありませんよね。独断と偏見でいえば、この際やはり小沢一郎氏に復帰を求め、全面的にかじ取りを任せるべきです。

 安倍政権とそのお友達勢力が私たちの日本を壊しつつある現在、それに対抗できるパワーがあるのはオザワという銘柄だと断言できます。

 「何をいまさらオザワなど」と軽蔑されそうですが、少しトウが立っているだけです。トウは立っていても、中身は新鮮。この難しい時代を見切って政策を打ち出せます。すでに打ち出しているのですが、メディアができるだけ無視する姿勢を続けているので、伝わることがありません。

 しかし、日本に残された時間は少ない。来年の参院選が勝負どころです。それまでに有効な手を打てなければ、日本は衰退の混乱期を迎えるのはまず間違いないといえます。

 う~ん、どうしましょう。