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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2314 ・シッポ振り振り”売国訪米”するアベチン

2015-04-25 09:06:05 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2314(150425)をお届けします。

・シッポ振り振り“売国訪米”するアベチン

 安倍晋三という男が明日4月26日から5月3日までアメリカへの旅に出かけるそうです。明日はシッポ振り振り、嬉々として専用機に乗り込む。

 アメリカでの楽しみは、オバマ大統領といかにも親しそうに会談すること。「オレは、世界のリーダーと肩を並べる大物なんだ」。

 極めつけは米国上下両院合同会議で演説すること。日本の歴代首相では初めてなのが自慢です。尊敬する祖父の岸信介首相もなし得ていない“快挙”。思わず得意気に鼻がうごめく。

 こうした演出のために、どれだけコストを払うことか。TPP(環太平洋経済連携協定)では譲りに譲り、アメリカからのコメの輸入量も大幅に増やす。アメリカ側が嫌がる自動車部品の関税引き下げは、オーケー、オーケー、任せてチョイ。そんな面白くもない猿芝居を、国民は高いコストを払って見せられることになるのではないでしょうか。

 この旅芸人はさらに、“ごまかしの芸”も披露すると想定されます。オバマ大統領らが懸念する「歴史修正主義」です。村山・小泉談話を「全体として引き継ぐ」ことにして、「歴史は引き継ぐ」ことをクリアし、その実は「歴史は修正する」というごまかしです。

 “訪米興業”の真の見せ場の一つが、この「歴史修正の芸」です。キーワードは、やはり「全体として引き継ぐ」。使い古されて手垢にまみれた感を免れませんが、このフレーズひとつですべてを突破する“霊力”とするつもりのようです。

 世界を見据えた「アベごまかし劇場」は、まだまだ延々と続きます。



2313 ・これじゃダメだよ、民主党さん

2015-04-24 08:13:01 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2313(150424)をお届けします。

・これじゃダメだよ、民主党さん

 92歳の寂聴さんが、「戦争反対を訴え続けるために、改めて生命を与えられたと思った」と語ったそうです。釈迦の誕生日である今月4月8日の花祭りに日に、病み上がりの姿を11か月ぶりに見せ、記者会見で話したのです。

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 「葛城の山ふところに寝釈迦かな」(阿波野青畝)

 寂聴さんは京都・嵯峨野の寂庵で療養していましたが、再び活動を始めました。3年前の2012年5月2日には、東京・経産省前のテント村でハンガーストライキにも参加した寂聴さんは、いまも反戦の思いを烈々とたぎらせ続けています。

 「お子さんに、『何のために生きるの?』と聞かれたら、『誰かを幸せにするために生きるのよ』と答えてあげてください」と説き続けています。「あらゆる戦争は悪だと思っています。戦争にいい戦争なんてありません。私たち老人は、そのことを語り続けなければなりません」とも話しています。

 社民党の福島瑞穂さんが今月4月1日の国会質問で、安倍政権が進めようとしている安全保障関連法案を「戦争法案」と発言したことに対し、自民党からはただちに発言の撤回ないし修正を要求する声が上がりました。

 他方、野党側の反応はきわめて弱い。3週間以上経ってようやく昨日4月23日に、民主党の長妻昭・代表代行が記者会見して、「国会での発言の削除や修正の要求は、絶対に許さないという意志を明確に出さないと、どんどん押し切られて議会の役割りを果たせなくなってしまう」と、語りました。

 1940年(昭和15年)に日中戦争の長期化を批判する斎藤隆夫の有名な「反軍演説」に対し、当時の国会は支えるどころか、国会議員の資格をはく奪し「除名」したのでした。その後は一瀉千里、戦争が太平洋戦争にまで拡大、国民は塗炭の苦しみにあえぐことになりました。

 そうした歴史があるにもかかわらず、最近の国会の感度の悪さはどうしたことか。なかでも情けないのが民主党の立ち位置のあいまいさ。いまだに安倍政権の戦争法案に対する姿勢を明確に打ち出せていません。昨日も安全保障総合調査会などというもっともらしい会議を開きましたが、ごちゃごちゃと議論ばかりして、結論が出せず、岡田克也とかいう代表の座に座っている男も、「今月中に見解をまとめる」という悠長さです。

 民主党の立ち位置のあいまいさは、党内が安全保障政策で明確な方向性を持ち得ていないからです。右から左までがいまだに勝手なことをしゃべるばかり。

 その点、寂聴さんはスカッと明快です。「戦争はダメ。死ぬまで闘う。私たちはそのことを語り継がなければなりません」

 


2312 ・「いかにごまかすか」に知恵を絞った安倍演説

2015-04-23 08:10:00 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2312(150423)をお届けします。

・「いかにごまかすか」に知恵を絞った安倍演説

 「ごまかしとウソ」の間にはどれほどの差があるのでしょうか。バンドン会議で行われた昨日4月22日の安倍演説は、「ごまかし」という危うい基礎の上に組み立てられたものとなりました。

 何をごまかしたのか。本来なら、「過去に日本が行った植民地支配と侵略」に対し、「痛切なお詫びと謝罪」を述べることはしたくないため、これをなんとかごまかそうと知恵をしぼったのでした。ウソツキ首相のウソすれすれの「ごまかし演説」でした。

 「ごまかし」のために持ち出したのが、バンドン会議の原則などを引き合いに出す案でした。バンドン会議の「平和10原則」に用いられた文言を引用して、「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない」と述べ、この中に「侵略」の文言があることで、村山談話の「侵略のお詫び」に代替、あるいは聞いた人の印象をすり替え操作できたつもりのようです。

 どこまで姑息な男なのか。日本の武士道にあるまじき「恥も外聞もない」挙措ふるまい。独りよがりの演説で、おのれだけが悦に入っている。

 戦後70年の節目。先の大戦に対して真摯に向き合い、周辺諸国あるいは世界との今後あるべき姿について思いをいたす絶好の年です。「平和」に徹し、国際紛争は決して武力や威嚇で解決しようとはしない。あくまでも話し合いという外交手段で、それを国連を平和確立機関として機能させるように働きかけ続けることで固めていく。

 ところが、安倍晋三という男がやってきたこと、これからやろうとしていることは、アメリカにつき従って戦争が出来る国にすること、そのために日本国民を抑え込み、反対運動を制圧することです。日本という国を自分の持ち物であるかのように支配しきることです。

 かつての天皇制国家の下、天皇の名をかたり、利用して、政治的支配階級が国を壟断しました。いままたそれが繰り返されようとしています。バンドン会議では、安倍晋三氏と会談した某氏がいいました。「歴史を直視してほしい」と。

 戦後70年は、歴史を直視し直すよい機会です。歴史を直視することが、これからの日本の道筋を決める鍵といえます。「いかにごまかすか」に無い知恵をしぼっている場合ではないですよね。

 


2311 ・愛川欽也のテレビ番組終了も権力側からの圧力だった!?

2015-04-22 10:01:33 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2311(150422)をお届けします。

・愛川欽也のテレビ番組終了も権力側からの圧力だった!?

 本日4月22日は「4.22」(よいふうふ)と読んで、ベスト・カップルなどをもてはやす日だそうですね。最近の「おしどり夫婦」で話題になったのは、キンキン・ケロンパの愛川欽也とうつみ宮土理。もっとも、最後はケロンパ黙認の存在もあったと週刊誌は伝えていますが。

 その愛川欽也は、自ら認めるように「おしゃべり屋」として数々の司会を務めてきましたが、一面では「平和」のキャンペーンに強いこだわりを持ち続けて活動して面があり、改めて敬意を表します。

 実は3年前、キンキンが司会をしていた「パックイン・ジャーナル」が打ち切りになる時、その打ち切りに不審を感じたのでテレビ局「朝日ニュースター」に問い合わせたことがありました。

 「番組打ち切りの理由は?」と問うても、納得できる答えはなく、「番組編成が変わる」というだけでした。2012年3月末で打ち切りになったのですが、キンキン自身も打ち切り直前まで、「まさか自分の番組が打ち切られることはあるまい」と、のんびり構えていたようです。

 しかし、政権側に都合の悪い批判番組だっただけに、あまりにも無防備、うかつといえばうかつ。ある意味では、自分のしゃべりに自信がありすぎたのかもしれません。

 CS放送局「朝日ニュースター」は、テレビ朝日や朝日新聞などが親会社として「株式会社・衛生チャンネル」を作ったのですが、その後、テレビ朝日に支配権を移す中で、都合の悪い「パックイン・ジャーナル」などが一掃されたのでした。

 いまから考えると、朝日新聞を政権側から言うことを聞かすのはなかなかやりにくいので、経営権をテレビ局に一本化させるように工作し、その上で目をつけた番組を打ち切らせる。このやり方のリハーサルが「パックイン・ジャーナル」で行われたと見えます。

 第2次安倍政権が発足したのは、この年の12月。安倍政権発足の9か月前にこの打ち切りが行われているのです。ということは、ひとり安倍政権のみならず、自民党という組織が党全体の意志として「テレビ狩り」を行い、報道界を支配する戦略を展開してきたことがうかがえます。

 キンキンならずとも、「まさか、そこまで」の展開が粛々と行われてきているといえるのです。

 もっとも、キンキンもなにか得体の知れない空気はうすうす感じていたようです。CSテレビが打ち切りになったあと、自分でインターネットテレビ「キンキンTV」を立ち上げ、元気に政権批判を展開してきた愛川欽也。それが、「このまま政権批判を続けていると安倍(晋三)さんに殺される」と口にしていたそうです。これを取り上げた週刊文春は、愛川がまるで認知症でもあるかのような被害妄想扱いしていた。

 自民党は、「報道ステーション」(テレビ朝日)や、「クローズアップ現代」(NHK)などを標的とし、テレビ局幹部を呼びつけて査問にかけるなど矢継ぎ早にテレビ攻撃を続けています。そしてついに、「放送倫理・番組向上機構(BPO)にも手を突っ込むことにしました。政府がBPOに関与できるようにしようと検討を始めたのです。

 自民党は、本気です。テレビを完全に支配下に置く考えです。本気で「言論統制」するつもりです。「まさか、そこまで」とぬかっていると、キンキンの二の舞になります。気がついた時は「手遅れ。万事休す」です。

 


2301 ・「歴史修正」を明言する安倍晋三という無知性首相

2015-04-21 09:09:52 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2310(150421)をお届けします。

・「歴史修正」を明言する安倍晋三という無知性首相

 安倍晋三という男はどうしようもないほど知性に欠ける動物だと確信させられ、日本人として情けないです。昨日4月20日にはBSフジの番組に出演し、8月に出す「安倍談話」の中身について語りました。その中身が知性の無さを存分にさらけ出すものだったのですが、それをとくとくと語ってみせるのです。

 安倍氏が「談話」で狙うのは、「未来志向」という言葉を前面に打ち出してそれをめくらましにし、実は「侵略はなかった」ということにしてしまおうという、歴史修正主義の確信犯的な演出です。実に姑息というほかありません。

 「村山談話や小泉談話などと同じことをいうのなら、安倍談話を出す必要はない。歴史認識については『引き継ぐ』と言っている以上、もう一度書く必要はない」と、言い切りました。つまり、村山、小泉両談話に盛られたキーワード、「植民地支配と侵略」「心からのおわび」は実態として”排除”するわけです。

 安倍という男がウソをつくのは習い性のようなものです。今回も、「引き継ぐと言っている以上」といいながら、実際にすることは「引き継がない」ということなのです。つまり、安倍談話は嘘で固めたものにするのです。

 しかも、さらに上塗りがあります。最も力を入れるのが、「私は、先の大戦に対する反省、平和国家としての歩み、これからさらに平和に貢献する決意を発信したい」と、得々として語ります。この決意なるもの自体が大ウソではありませんか。

 しかし、安倍氏に知性が感じられないのは、自分がついているウソをウソと実感できないところです。反知性というべきか、無知性というべきか。

 安倍氏がこれまでにやってきたことは、憲法9条の骨抜きです。具体的には、従来できないとしてきた集団的自衛権の行使を、憲法解釈を変えてまで行使できるようにしました。そんな国の存立の根本にかかわる変更を、国民的議論をはぶいて、こそこそと閣議決定というお手軽な手続きですます。そして、アメリカについてどこまででも戦争ができるようにしました。

 これから政府にたてつくやつは、しょっ引けるようにする特定秘密保護法も制定し、さらに共謀罪の創設も狙っています。

 安倍政権がやってきたことは、当時の世界で最も民主的とされたワイマール憲法をなんら触ることなく骨抜きにしたヒトラーの「全権法」制定と同じような過程を実に忠実に辿っています。

 ヒトラーは全権法によって全権を握ったあと、戦争に突っ込み第2次大戦を仕掛けたのでした。

 安倍晋三という男は、周辺諸国、なかでも中国、韓国との友好・親善には実に冷たい。関係改善を図る”誠意”はみられません。「関係改善したい」と、ウソはついていますが。

 こんな男に日本のかじ取りをまかせていては、日本の将来が危ない。これからの時代を担う人たちに”危ない日本”しか残せない。

 安倍という男の本音は、まず明日4月22日から2日間、インドネシアのジャカルタで開かれる「バンドン会議」での演説で明らかにされるはずです。「アジア・アフリカ会議として創設されたバンドン会議は、今年60周年の記念すべき年を迎えました。当時は、植民地が続々と独立を果し、若い国が熱気をもって国づくりを始めました。第2次大戦の破壊と虐殺を乗り越えて、「平和な世界」を打ち立てようとする意気込みがフツフツと湧き出すように感じられたものです。

 その節目の会議で、安倍氏は戦争の準備をしながら、「日本は平和に貢献する」とウソをつく。

 次に本音を見せるのが、今月28日からの訪米です。とくに、アメリカ上下両院での演説は、安倍氏が自分の本音を発信する絶好の機会としているだけに、いわば見ものです。どんなウソのつき方をするか。「歴史の修正」をするのですが、修正と見せずに修正するアベ・トリックの見せ所です。

 とどめは、もちろん8月15日の「本番」。手垢に汚れた「安倍談話」なるものを出します。歴史的意味合いは何もない。ただの「アベノ・ゴタク(御託)」を並べるだけでしょう。

 でも、景気づけだけはしておきましょう。「明日から始まる『アベノ・インチキ・トリックショー』。はじまり、はじまり。お代は取らぬよ。見てのお帰り。とくとご覧(ろう)じあれ。8月半ばまでのダラダラ公演ですよ~」。