おはようございます。
生き生き箕面通信225(090704)をお届けします。
・ただ無様に立ち尽くす時代遅れのサムライ
本日はアメリカの233回目の「独立記念日」です。アメリカでは単に「7月4日」(Fourth of July)と呼び、花火を盛大に打ち上げる習慣があります。そのアメリカは、これからの世界戦略の一つとして、アジアでの戦略的パートナーを「日本から中国へ」明確に切り替えつつあります。
中央公論の7月号が「日はまた沈むのか―米中『同盟』の狭間に消える日本」という特集を組んでいました。なかなか面白いです。
そのなかで、如月遼という作家が近未来シミュレーションを書いていました。題して「”日米同盟見直し”の末路―日本喪失の時代」。
想定は、2020年の晩秋、第45代大統領としてヒラリー・クリントンが再選され、最初の外遊の地としてアジアを選び、その歴訪の最後の地として日本を訪れたというものです。
このときまでに主要な在日米軍勢力は予定通り撤収を完了。そして、クリントンは「日本を失いつつあることはとても残念ではありますが、新しいアジアの秩序を中国をはじめとする友好国と築いていけると、私は確信しています」と惜別の辞を送ったとしています。
クリントン政権は政策変更の締めくくりとして、日米安保条約の大幅改定を日本に提案した。その骨子は「日本周辺(極東)有事(第六条)」については米側も責任を持つが、「日本有事(第五条)については「かねて日本の与党・政府が求めてきたように日本の『自助努力』に一任するものとしたい」とするものでした。
いわゆる「核の傘」を含む、防衛抑止力の供与を一方的に停止するという米側の新戦略、後に「クリントン・ドクトリン」と呼ばれる政策に踏み切ったのでした。
中国はもちろん、ロシア、あるいは韓国、さらにはアジアの多くの国も、日本を軽く扱うようになり、孤立する日本。米紙「ニューヨーク・タイムズ」はハリウッド映画のタイトルをもじった「ザ・ラスト・サムライ・スピリット」という特集記事を掲載、「今の日本には、生き恥をさらしても切腹する勇気すらなく、ただ無様に立ち往生を続けている時代遅れのサムライのように見える」と。
あながち有り得ないシナリオではないと思います。むしろ大いに有り得る展開です。しかし、日本が積極的に世界の中でどんな役割を担っていくか、にかかっています。世界に貢献する道はたくさんあります。今回、国際原子力機関(IAEA)の事務局長に、唯一の被爆国日本の天野之弥大使が決まりました。ノーベル平和賞を受賞した名誉ある国際機関の責任者として、世界の平和構築に大いに貢献してほしいと期待します。
それにしても、「政治とカネ」の利権をいいようにむさぼってきた自民党が、「民主党党首の説明責任は果たされていない」という次元で敵失戦に終始し、根幹となる国の有り方について全く議論をしようとしない情けなさ。私たちの日本が自分の足で歩いていくためにも、今度の選挙をスタートラインにしたいものです。
生き生き箕面通信225(090704)をお届けします。
・ただ無様に立ち尽くす時代遅れのサムライ
本日はアメリカの233回目の「独立記念日」です。アメリカでは単に「7月4日」(Fourth of July)と呼び、花火を盛大に打ち上げる習慣があります。そのアメリカは、これからの世界戦略の一つとして、アジアでの戦略的パートナーを「日本から中国へ」明確に切り替えつつあります。
中央公論の7月号が「日はまた沈むのか―米中『同盟』の狭間に消える日本」という特集を組んでいました。なかなか面白いです。
そのなかで、如月遼という作家が近未来シミュレーションを書いていました。題して「”日米同盟見直し”の末路―日本喪失の時代」。
想定は、2020年の晩秋、第45代大統領としてヒラリー・クリントンが再選され、最初の外遊の地としてアジアを選び、その歴訪の最後の地として日本を訪れたというものです。
このときまでに主要な在日米軍勢力は予定通り撤収を完了。そして、クリントンは「日本を失いつつあることはとても残念ではありますが、新しいアジアの秩序を中国をはじめとする友好国と築いていけると、私は確信しています」と惜別の辞を送ったとしています。
クリントン政権は政策変更の締めくくりとして、日米安保条約の大幅改定を日本に提案した。その骨子は「日本周辺(極東)有事(第六条)」については米側も責任を持つが、「日本有事(第五条)については「かねて日本の与党・政府が求めてきたように日本の『自助努力』に一任するものとしたい」とするものでした。
いわゆる「核の傘」を含む、防衛抑止力の供与を一方的に停止するという米側の新戦略、後に「クリントン・ドクトリン」と呼ばれる政策に踏み切ったのでした。
中国はもちろん、ロシア、あるいは韓国、さらにはアジアの多くの国も、日本を軽く扱うようになり、孤立する日本。米紙「ニューヨーク・タイムズ」はハリウッド映画のタイトルをもじった「ザ・ラスト・サムライ・スピリット」という特集記事を掲載、「今の日本には、生き恥をさらしても切腹する勇気すらなく、ただ無様に立ち往生を続けている時代遅れのサムライのように見える」と。
あながち有り得ないシナリオではないと思います。むしろ大いに有り得る展開です。しかし、日本が積極的に世界の中でどんな役割を担っていくか、にかかっています。世界に貢献する道はたくさんあります。今回、国際原子力機関(IAEA)の事務局長に、唯一の被爆国日本の天野之弥大使が決まりました。ノーベル平和賞を受賞した名誉ある国際機関の責任者として、世界の平和構築に大いに貢献してほしいと期待します。
それにしても、「政治とカネ」の利権をいいようにむさぼってきた自民党が、「民主党党首の説明責任は果たされていない」という次元で敵失戦に終始し、根幹となる国の有り方について全く議論をしようとしない情けなさ。私たちの日本が自分の足で歩いていくためにも、今度の選挙をスタートラインにしたいものです。