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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信230 ・期待されるコスタリカの調停力

2009-07-09 06:40:38 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信230(090709)をお届けします。

・期待されるコスタリカの調停力
 舞台は、やはりコスタリカ。本日(7月9日)、注目の初協議がコスタリカで行われます。

 外電は次のように伝えています。「中米ホンジュラスでクーデターによる政情不安が続いている問題で、クリントン米国務長官は7日、ホンジュラスの大統領職を追われたセラヤ氏と国務省で会談した。クリントン長官は記者会見で、事態打開のためコスタリカのアリアス大統領を調停役に立てると発表。9日にセラヤ氏と暫定政権側がコスタリカで初協議を開くことが固まった」と。

 クーデターが起きた直後の6月29日、ぼくはこの箕面通信220で「丸腰国家コスタリカは近隣ホンジュラスのクーデターにどんな外交力を発揮するのでしょうか」と書きました。結局、コスタリカが頼りにされるに違いない、コスタリカはアメリカを含め周りの国からそれだけの信頼を得ている、この国は寄せられる信頼に応えるだけの実績を積んできた、そう思ったのです。

 この国に寄せられる「信頼」は、日本こそ学ぶべきです。非武装の憲法を制定し、軍隊を解体して60年。その間は東西冷戦の最中であり、キューバ危機などさまざまなきびしい国際環境を、丸腰国家として立派に生き抜き、時には紛争の仲裁国として存在感を高めてきました。そして、得たのが「平和の輸出国」「民主主義の輸出国」という名誉ある評価です。それはそのまま、自国を存立させるソフトパワーとして確かに機能しているのです。日本は、アジアでそのような国として存立できないでしょうか。

 日本の有権者の選択、それに応えられる政治のリーダーシップの練磨があれば、不可能ではありません。そうした国になったとき、日本のなかにあるいまの閉塞感は解き放たれ、私たちは胸をはって世界のなかで生きて生けるのではないでしょうか。

■お知らせ
「私たちの税金・箕面市の財政について考え、意見を出しましょう」の集い
 ・と き : 7月17日(金)午後7時~9時
 ・ところ : 市民会館(グリーンホール/市役所西)2F大会議室
 ・主 催 : 市民派ネット(無所属市会議員/尾上てるみ、北川てる子、中西とも子、森岡秀幸)
 ・連絡先 : 072-724-6703

 *市役所に市民が意見を表明するパブリック・コメントの期限は、7月21日です。